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【みだれてあるいて】〜餌鳥カルのひとりごと〜第一回「芸術で感じること」


こんにちは、餌鳥カルです。不定期でありますが、【なんかやろう】公式noteにて記事を執筆することになりました。

これからよろしくお願いいたします!


〈お話の前に〉

今回の本題に入る前に自己紹介をしたいと思います。

私餌鳥は、文学集団【なんかやろう】第一号から作品を掲載している人間で、当団体の運営などにも関わっております。
中学生の頃に江戸川乱歩を手に取ったことで強い影響を受けました。それまでは童話を書いていたのですが、作風が一変。子供向けではなく、乱歩の文体を真似た大正時代が舞台の怪奇小説を書くようになりました。
今では、乱歩の文体を取り入れた自身の文体、作風を模索しています。

〈美術館にて思うこと〉

自己紹介はそこそこに。
さて、私は多趣味とよく言われますが、その中に美術館や博物館、アート展に行くというものがあります。つまりは美術鑑賞ですね。
お気に入りの美術館は東京駅周辺にあるアーティゾン美術館。アクセスも良く、学生だと無料で観覧出来る他、草間彌生やカズオ・イシグロなど著名な作家の作品も展示されていることがあるので、とてもおすすめです。
美術鑑賞をしていると目に入るのが、他の観覧者達。最近だと写真を撮って次の展示、写真を撮って次の展示、と実物を見ているのか見ていないのか分からない方が多いと感じます。そういうとき、なんとも言えない気持ちになるのです。

それだけではありません。美術館でよく見かけるのは撮影禁止の展示も撮影する方。特に絵画だとフラッシュが作品の劣化を促進する場合があります。美術品というものは湿度や気温でも劣化する可能性がありますし、紫外線なんてもってのほか。フラッシュでさえ、何回も繰り返されたら褪色が進みます。そういう関係で撮影が禁止されているので、「バレなきゃ良いでしょ」が作品の寿命を縮めていくのです。
どんな作品も美術史だけではない歴史を語る大切なものなので、ルールを守って頂きたいなと、いつも悲しくなります。

〈人それぞれの美術鑑賞〉

美術鑑賞は人によると思うので、咎めるつもりも権利もないのは前提のもと。ただ感じるのは、「美術館に行く、写真を撮る」がゴールではないと良いなということです。

最たる例はチームラボでしょう。
チームラボとは、インスタレーション(空間全体を使った現代芸術の表現方法)を使った芸術を制作する企業です。彼らは、プロジェクターなどの機材を使用し、光とその他の素材を用いたインスタレーションを行います。有名なのは東京の豊洲、麻布台にある常設展ですね。特に豊洲では水を使用した展示もあり、子供から大人まで感動の演出を体験出来ます。しかし、実際に足を運んでみると、みな写真ばかり取り、写真の舞台装置へ成り下がっているのが、悲しいところです。芸術は今や消耗品の如くなっていると感じますが、その象徴ともいえるのではないでしょうか。

芸術には作者が計算して作り上げた意味を含んでいたり、社会的な背景を感じる要素があったりします。そこまで深く考えるのはとても大変ですし、知識も当然必要になってきます。それでも、スマホやカメラといったフィルターで自分と芸術を遮断したり、自分の引き立て役にしたりせずに、自分の中の感情や感性と向き合う一幕になればなと私は思います。

〈個人的な鑑賞方法〉

つらつらと書いてきましたが、最初に記したように、鑑賞方法は個人の自由です。それでも、中には楽しみ方が分からないという方も多いでしょう。餌鳥の個人的な鑑賞方法をご紹介します。参考になれば幸いです。

まずは鑑賞する美術品を遠目で見ます。構図やどんなものが書かれていて、どんな配置がされているのかを見ます。ざっくり見ると、美術品の雰囲気を掴めますし、絵画や石像であればどんな場面なのか掴むことができます。ここでどう思ったか自分に向き合うと面白いです。複数人なら共有してもいいでしょう。
次に近付いて細かく鑑賞します。油絵などだと筆の運びや絵の具の盛り上がりの側面を観察するのも面白いものです。中には遠目だったら人の顔に見えるのに、近くで見たらただ色を置いただけじゃないかという発見もあります。
気になるところがあればもう一度遠目で見てみます。細かい発見が見つかれば面白いし、近くで見たことで最初と印象が異なるかもしれません。そして、次の展示品に移ります。

無論、このように見ていくと一回の展示で二、三時間経つこともありますし、体力もかなり使います。
ほんの少しの知識があるだけで見方も変わるので、〇〇展のように作者がわかるのであれば、作者や時代を軽く調べてから行くのもおすすめです。
他の方々の邪魔にならないよう、なにか話す時は声を小さくしたり、周りをよく見たり、ルールを厳守して鑑賞してくださいね。

みなさんにも素敵な芸術体験がありますように。

以上、第一回【みだれてあるいて】〜餌鳥カルのひとりごと〜でした。
またお会いしましょう。



この企画に関する記事はマガジンにしてまとめていく予定です。

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近いうちにZINEフェス埼玉のレポも投稿する予定なので、そちらもぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

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