アラフィフが本気で筋トレを誓った銀テープ争奪戦
近い!花道が目の前!
DOMOTOのライブ。
奇跡的にやってきた、いつになく恵まれたアリーナの神席。
歌で聞かせる彼らのファンサはほとんどないのですが、それでも近くで見られるなんてこんなに幸せなことありません。アリーナ席なんて超久しぶり。
子供が小さい頃からライブ参戦しているけれど、やっぱり時代と共に体力も少しなくなってきたなと感じます。
アリーナの後ろの方で、前の人の頭の隙間から覗かないといけないくらいなら、スタンドの前の方でゆったり座って見たい。
「キャーキャー言う情熱も少しは落ち着いて、大人な自分でいられるようになったかな」と、この時までは思っていました。
そう、銀テープが落ちてくるまでは。
ドン!という音とともに、キラキラと舞い散る銀テープ。
アリーナの神席の割には、意外と手元には飛んでこない。
「銀テープが取れるかもしれない」という座席になること自体が本当に久しぶりだったので、「絶対ほしい!」
そんな中、奇跡的に一本だけ、私の真上からひらひらと落ちてくるテープがありました。
ステージの上では、2人が「硝子の少年」を歌いながらガッツリ踊ってくれている。
知っている。光一くんがライブ中の銀テ争奪戦を嫌っていることも、ファンにはステージだけを見ていてほしいと思っていることも。
前を見て、この目に推しの姿を焼き付けるべきだ。もちろん、見たい。
痛いほど見たい。
けれど私の体は、曲の1番が流れている間、ほぼ真上を向いて狙いを定めてしまっていた。
「あれ?全然飛べてない」——必死すぎる攻防戦の末に残ったもの
「絶対、取る!」
この執念だけを胸に気合いを入れて、思いっきりジャンプした。
——あれ? 全然飛べてない。
足がほとんど地面から離れていませんでした。
それでもなんとかテープを掴んだ瞬間、後ろの人も同時に同じテープを掴んでいました。引っ張り合いになる手元。
みっともない、大人げない。
頭では分かっているのに、どうしても手が離せませんでした。
「絶対、取る!」
必死の思いでグッと引っ張り、なんとか手に入れることに成功しました。
手元に残ったのは、引っぱられてキューッと部分的に縮こまってしまった一本の銀テープ。
ふと冷静になったとき、自分に問いかけてしまいました。
「……ここまでして手に入れた縮んだテープに、一体どれほどの価値があるんだろう?」
メルカリでも売れませんよね。
(売りませんが…)
欲しいものが手に入ったはずなのに、なんだかすごく、くたくたになってしまいました。
後味の悪さと情けなさがじんわりと胸に広がり、自分の欲深さにちょっと落ち込んでしまった。
なにわ男子のライブで突きつけられた「スピード感」の差
実は私はなにわ男子も大好きでライブに行きます。 彼らも、ファンも、私の子供と言ってもいいくらい若い!
なにわ男子のライブに行くと、この年齢差を強烈に感じます。
曲が終わってMCに入るとき、そしてMCが終わって曲が始まるときの「立ったり座ったりするスピード」です。
俊敏さも桁違いで、やっぱり年齢ってこういう無意識な部分に出てしまうのだなと思い知らされます。
「みっともない」の先で見つけた、私なりの結論
最初は、「アラフィフ、推し活を楽しむためにもっと断トツの体力をつけなきゃ!次はカッコよくサクッと取れるように鍛えるぞ!」なんて記事を書こうとしていました。
でも、こうして文字にして振り返っていたら、「あれ? なんか違うな」という気になりました。
アラフィフになって、大人としてのプライドや客観視する目もついてきたはずなのに、銀テープ一枚で一瞬にしてそのタガが外れてしまう。
奪い取った縮んだテープは、結局「取った」という記念だけ。
あーあ、ライブ終わりに「銀テ譲ってください」と紙を持って立っている人に、優雅にサッと渡してあげられるような自分に、いつかなりたいよ。
だからこそ——やっぱり体力をつけようと思う
とはいえ!です。
今回のみっともない争奪戦になってしまった一番の元凶は、やっぱり「思い通りに跳べなかった自分の筋力・跳躍力の衰え」なのも、また紛れもない事実です。
体力と素早い立ち回りがあれば、後ろの人と引っ張り合うこともなく、華麗にサクッとキャッチして、何もなかったかのようにすぐにステージの2人に視線を戻せていたかもしれません。
若い子たちに負けないくらい全力で、そしてスマートに推し活を楽しむためには、やっぱり「体力」が不可欠!だと思いました。
明日からちょっとだけ、スクワットの回数を増やそうと思っています。
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