大学教員って、授業は週に何コマくらいあるの?
大学教員になる前、
「大学の先生って、週に何コマくらい授業をしているんだろう」
と考えたことは、ほとんどありませんでした。
学生の頃の感覚では、先生は1日に1コマくらい授業をしているイメージだった気がします。
では、実際はどうなのか。
私の場合は、
週7コマです。
春学期も7コマ、秋学期も7コマ。
周りの専任教員を見ても、おおよそ同じくらいです。
数字だけ見ると、
「意外と少ないな」
と思う人もいるかもしれません。
ただ、1年目の春学期は少し事情が違いました。
7コマすべて、違う授業だったからです。
週7コマではなく、「7種類の授業」
同じ授業を複数クラスで担当するなら、一度教材を作ればある程度使い回せます。
でも私の場合は、7コマすべて別の授業。
しかも大学教員1年目です。
過去に作った教材もありません。
つまり毎週、
7種類の授業をゼロから準備する
ことになりました。
春学期は、かなりの自転車操業でした。
授業が一つ終わると、
「終わった」
というより、
「次の授業を作らないと」
という感じです。
私の場合、1コマの準備にはだいたい2時間くらいかかります。
生成AIにもかなり助けてもらいました。
それでも、7種類を毎週作るとなると、それなりの時間が必要でした。
大学教員になってみて、
大変なのは授業そのものより、授業準備なんだな
と感じました。
90分ずっと話すのは、教員も大変
授業を始めて、もう一つ分かったことがあります。
90分ずっと一人で話すのは、かなり大変です。
私が学生だった頃は、先生が前でずっと話している授業が多かった記憶があります。
でも、自分でやってみると、
教員も大変だし、学生も眠くなる。
そこで少人数の授業では、一方的に説明する時間を減らしました。
たとえば、
「じゃあ3分考えてみよう」
と時間を取る。
そのあと、
「どう考えた?」
と学生に聞く。
そこから会話をしながら授業を進めます。
こうすると、こちらが90分話し続ける必要もありません。
学生も、ただ聞いているだけではなくなります。
何回か授業をやっているうちに、
内容だけではなく、“授業の型”を作ることが大事
だと分かってきました。
1年目は「0から1」を作る
春学期は、その型も教材もありませんでした。
だから大変だったのだと思います。
ただ、2年目以降は同じ授業を担当できれば、すでに教材があります。
もちろん内容は直します。
学生の反応を見ながら、説明を変えたり、質問を増やしたりもすると思います。
でも、毎回ゼロから作る必要はありません。
1年目は、
0から1を作る。
2年目からは、
1を少しずつ良くしていく。
この違いはかなり大きそうです。
だから、週7コマという数自体は、今の私にはちょうどいいと感じています。
授業の数だけでは、大学教員の忙しさは分からない
大学教員の授業は、私の場合は週7コマです。
でも1年目の春学期は、
7コマ=7種類の授業を毎週準備する
という状態でした。
学生から見えるのは、教室で授業をしている90分だけです。
でも、その前には教材を作る時間があります。
実際に大学教員になってみて、
授業の数よりも、その授業をどう作るかの方が大変
ということが分かりました。
春学期を終えて、ようやく少しずつ授業の型ができてきたところです。
大学教員が授業のない日にどう過ごしているのかについては、こちらの記事にも書いています。
→ 大学教員になって初めて知った、平日の「研究日」
会社員から大学教員になって気づいたことや、授業・学生・研究室での日常を「なりたて目線」で書いています。
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