見出し画像

レッスンの現場から:こうすれば「ネイティブ英語発音コンプレックス」から抜け出せる!(1)

多くの日本人英語学習者の最大の悩みのひとつは、

自分の英語発音が「ネイティブ英語っぽくない」

ことでしょう。

そして、このことが自分の英語に対する劣等感につながり、その結果、英語で話すことを躊躇してしまい、そのため、英語アウトプット力も伸びない、といった悪循環に陥ってしまいます。

最近では、こうした日本人のネイティブ英語発音コンプレックスをビジネスの種とする動きも活発化しており、その状況はさらに悪化しています。

☆☆☆

私たちのネイティブ英語発音コンプレックスの奥底には「ネイティブ英語信仰」の心理があります。そしてそのさらに奥底には「アメリカ崇拝」の心理が潜んでいます。

これらの心理は敗戦後の80年にわたって日本人の心に深く刷り込まれてきた「呪い」です。この「呪い」から抜け出すことは決して容易ではありません。

しかし「呪い」を解呪しないかぎり、私たちは「小さなアメリカ人」や「小さなイギリス人」にはなれても「大きな日本人」になることはできません。

☆☆☆

では、どうすれば私たちはネイティブ英語発音コンプレックスという呪いを解呪できるのでしょうか。

私は次の方法をお勧めします。それは

英語発音の「原理原則」をマスターすること

です。

英語発音には、英語発音としての原理原則があります。たとえば、

  • 母音の前後に複数の子音がつく「閉音節」言語である、

  • 強勢拍等時性リズムの言語である、

  • それに伴って音韻の弱化や脱落が頻繁に生じる、

  • 音節間の連結が非常に強い言語である、

  • それに伴って音韻の音変化が頻繁に生じる、

  • センテンス全体のイントネーションが大きな役割を果たしている、

  • 喉奥共鳴を中心とする発声体系を持っている

などです。

これらの原理原則をしっかりと理解し、その原理原則を間違いなく運用できるようになることで、私たちのネイティブ英語発音コンプレックスは大幅に軽減されます。なぜならば、

それによって私たちは英語発音の「正統性」(legitimacy)を得たことになるからです。

☆☆☆

たとえば、もし私たちの発音と一部の英語ネイティブの発音が違っていたとしましょう。その場合、英語発音で間違っているのは(本当は、間違っているという言い方が、間違いですが)向こうです。

なぜなら、英語発音としての「正統性」は、そうした英語ネイティブの側にではなく、私たちの側にあるからです。

☆☆☆

以上のことを踏まえながら次回から、英語発音の正統性を支える原理原則について、ひとつずつ丁寧に解説をしていきます。

(つづきは↓)

☆☆☆

☆☆☆

「ことさきく|成瀬由紀雄の日英文章・翻訳教室」では、このほかにも日本と日本人、英語・日本語・翻訳その他に関するコンテンツを数多くアップしてあります。総数は1900本を超えています。

いくつものマガジンを設定していますのでぜひチェックしてみてください。











☆☆☆





いいなと思ったら応援しよう!