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91歳のおじいちゃんのお店で「人生まだまだこれからだな」と思った話

ふらっと立ち寄った、小さな昔ながらのお店。
何となく気になって入ってみたら、
「いらっしゃい!」という、驚くほどハキハキした声。
出てきたのは、91歳のおじいちゃんだった。

背筋はしゃんと伸びて、目も声も生き生きとしている。
レジの操作も、接客も、すべて一人でこなしていて、
思わず「お元気ですね」と声をかけたら、
「まあね、まだまだ元気でやっとるよ」と、にこにこ笑っていた。

この人、ほんとに91歳?
と、こっちが何度も年齢を確認したくなるくらい。

私は正直、最近よく疲れている。
仕事と家事と育児に追われて、
「なんでこんなに体力ないんだろう」って
自分を責めたくなる日もある。

あと50年も元気でいられるなんて、想像もつかない。
むしろ、このペースじゃいつか倒れるんじゃないか⋯⋯って。

だけど今日、目の前でシャキシャキ働くおじいちゃんを見て、
その考えが少し変わった。

“年齢って、ただの数字なんだな”
“元気って、気持ちの持ちようでもあるのかもしれないな”

うちの70代の親より、よっぽど元気で前向きだった。
そして何より、おじいちゃん自身が人生を楽しんでいるように見えた。

あと50年生きるって、たしかに長い。
でも、どうせなら笑っていたい。
どうせなら、好きなことをして、誇らしく歳を重ねたい。

あの日の小さなお店で、私は未来の自分を想像してみた。
今からでも遅くない。
「人生まだまだこれから」
そう思えた、ちょっと特別な一日だった。

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