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吹奏楽コンクール 地区予選

長男の吹奏楽コンクール地区予選。

エントリーしているのはS部門といういわゆる小編成(25人までの)部門。好成績を収めれば支部大会がラストステージ。全国大会はない部門だ。

昨年はいわゆる『ダメ金』

全体的にベストを尽くしたように見えた昨年の演奏。しかし強弱の差など細かい点を指摘する講評などもありGOLD金賞だったにも関わらず先へは進めなかった。

今年もS部門

部員は25人未満。もう少し増えればA部門になっていたかも…という新入部員の人数だったが2、3年生のなかに退部した人もなんかもいて結局S部門となったようだ。

小編成だと個々人の音色も大切になってくる。そのなかで長男はパーカッションなので個人技がめちゃめくちゃ立つ。しかし彼はそういうことは意に介さない性格。むしろ「ソロが多くて大変だ〜」と笑いながら言っているのでそういうシチュエーションを楽しんでいるのだろう。
本人は全体の中での太鼓群の音量バランスをとても気にしていて、たびたび全体合奏を録音したものを夕食の時に私に聴かせて意見を求めてきてくれていた。

今回取り組んでいる白虎繚乱という作品では長男が担当する和太鼓やその他打楽器群の音色とリズムが全体を引き締めたり音楽を先導したりと作品のイメージに大きく関わる役割を担っている。

和太鼓パートについてはバランスはそこまで気にしなくて良いと思うよ。和太鼓は思いきりたたいてなんぼでしょ。バランスをとらなければならないようなところに和太鼓は使わないと思うから思い切って叩いておいで!とコンクールの前日にアドバイスしてみた。

コンクール当日

会場は家から遠く電車は3回乗り換える。出発したのは7時前。プログラム2番目の演奏なので現地集合の時間も必然と早い。お昼は軽食でイイよーというのでおにぎりと保冷剤代わりの冷凍パックジュースを持たせた。

最近BandJournalという吹奏楽部必携の雑誌で読んだ記事。コンクール前に学生さんたちに向けてプロ奏者らがアドバイスをするコーナーがあった。
パーカッションって何に気をつけるんだろう?と気になり読み進めると
忘れ物をしないように。
セッティングは慎重に。
主にこの2点だった。そりゃそうだろ!と読みながら突っ込まずにはいられなかった。

しかしスティックやマレット、小物楽器の忘れ物は致命傷だし何より忘れ物をした人はメンタルをやられそう…セッティングを失敗すると移動や全体のバランスにも影響しそうだ。なるほど、練習し尽くした子どもたちには大切なアドバイスだと思った。

そういう記事を読んだ後だったので出かける前の長男に玄関で「靴下はちゃんと黒はいた?(←意外と大事wいつも言うやつ)忘れ物ない?セッティングにはなんぼ時間かけても良いんやからね!(by Band Journal!)」と声をかけて送り出した。
私と長女も応援のために朝早く長男の1時間後に出発。

出番は2番目。1校目の演奏が終わり、暗転の中で長男の学校のセッティングが始まった。文化祭のときとセッティングが変わっていた。ティンパニと和太鼓の配置が入れ替わっている。一番移動が多いからなのか、音響的なことからなのか。木管の後ろ、下手側に慎重にグロッケン、ビブラフォン、和太鼓と自分の演奏する楽器を並べている。よしよし、ちゃんと時間をかけている。マレット類やバチも綺麗に並べている様子。

曲の始まりは印象的なティンパニから。
真剣な表情。空気感を作り出して聴く人を作品の中に誘うようなビブラフォン。音楽に入り込んで演奏する子どもたち。録音で聴かせてもらった時よりも音程が良い。パーカッションは1年生の努力もあって文化祭の時よりも種類が増えて更に作品の世界観に深みが出ていた。イイ感じ。

本番が終わりホッとした表情の長男から感想を聞くと「自分的にはベストではなかったけど全体的には音程も良かったしいいほうだったと思う」と。曲のはじめの方はあまり集中できなかったそうだ。私は「きっと金賞だよ、ママの感覚やけどね!」と休憩時間に近くのコンビニで買ってきたおやつを手渡しながら言った。

S部門(小編成)では工夫をしていく過程でスゴ技を身につける高校生パーカショニストが存在する

小編成のS部門を聴かせてもらっていつも感心するのはワンオペ凄まじい1人パーカッショニストだ。今年もとある高校のパーカッションに凄い子がいた。

ティンパニを配置したその右外にサスペンションシンバル、内側にコンガを並べてその他の小物楽器を手の届くギリギリのところへ配置していた。器用にトコトコ、ポコポコ、ダダダダとよどみなく演奏していく姿に感心した。タイミングを外さない。物凄く練習したんだろうと想像に難くない出来栄えでプロ顔負けだなぁと感心した。長男も「あの人はたぶん2人ないし3人分のパートを1人でやってたと思う」と言っていた。

結果発表!

プログラム順の発表なので2番目
緊張が頂点に達する前に「GOLD金賞」と言われ一安心。先生方や子どもたちの日頃の努力が報われて本当に良かった。

すべての学校の結果が発表されると続けて来月行われる県大会へ出場できる学校の発表が行われる。

「プログラム順に発表します」

と言われて発表されたのは「6番」
あ~今年もダメ金だったか…と思ったその時「申し訳ありません。プログラム順と言ったのに飛ばして言ってしまいました。」と。

そんな事ある?(笑)

というか…え、待って…6番の前に金賞だったの長男の学校だけだったはず…もしかして!…と会場席に座る長男の高校のかたまりがザワッとしたその時「2番、〇〇高等学校」と長男の高校が呼ばれた!

子どもたちは意外な結果すぎたのか思ったより反応が薄い(笑)今までなかなか乗り越えられなかったという県大会への壁。会場の後方から長男を観察していたが嬉しそうにしながらもどこか複雑な様子。

それには理由があった。

オーストラリア海外研修

長男は今月末から10日間オーストラリアへ行くことになっているのだ。学校のなかで希望者を募って20人ほどで行く毎年恒例のオーストラリア海外研修。「吹コンと日程かぶらんよね…」と地区大会の日程は注意していた。

帰国は県大会の前夜、、、

10日間練習できない…という複雑な思いがあり喜びを爆発させられなかったようだ。今さら代わりに叩ける人もいないので責任感の強い長男は嬉しさより心配のほうが勝ったのかもしれない。しかも吹奏楽部パーカッションメンバー5人のうち長男を含めて3人がオーストラリア研修に行ってしまうらしい。いかに県大会を視野に入れていなかったか(笑)
彼は荷物の中に和太鼓のバチを入れていこうとしている。ちゃんと持って帰ってきてね。

帰宅してきて「これからが大変やで…」と例年よりも取り組む期間が長くなったコンクール曲の練習をこれからどう進めていくのかを心配しつつ、iPadを開いて夏休みの宿題一覧を確認し始める長男。課外授業や塾の夏期講習もあるのでお盆前までのスケジュールが凄まじいことになった。

コンクールの次の日は予定通りなら午前中に楽器を片付けに行くだけの気楽な日のはずが県大会へ向けてのミーティングと練習になってしまったそうだ。練習日が増え、急遽県大会の会場を押さえて会場練習も組み込まれたそうだ。(←これはオーストラリア滞在中なので参加できないそう)

タスクが多ければ多いほど感覚が研ぎ澄まされて何か知らんけど一つ一つのことが上手くいく気がするんだよね~、と学生のころに先輩から言われたことが頭をよぎる私もこれには実感するところがある。こういう時の達成感は一種の成功体験として何かしらの良い作用をもたらす!

今年の夏は長男にとって忘れられない高2の夏になることだろう。

母も暑すぎてバテバテな夏に息子から元気をもらった。頑張る子を見ると嬉しくなる。
仕事頑張ろ。


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