【試合中に膝を捻った選手への評価と判断 完全ガイド】

──ACL/PCL/MCL/LCL/半月板損傷を見抜き、歩行・競技可否まで判断するために──

膝を捻った選手を目の前にしたとき、現場トレーナーの対応次第で
「その後の競技人生が大きく変わる」ことがあります。

もちろん、診断は医師の領域です。
しかし現場トレーナーが担うべき使命は明確です。

・重大損傷の見逃しを防ぐこと
・悪化させずに医療へつなぐこと
・無理をさせず、守るべき場面で守ること

そのために必要な評価手順と判断基準を、損傷別・重症度別・歩行可否まで含めて徹底的にまとめました。
新人でも現場で即使える内容となっています。


■ステップ①:受傷状況の把握(ヒアリング・視診)


最初に確認すべきは「どのような場面で捻ったのか」です。
損傷は受傷機転と強く結びつきます。
• 切り返しやジャンプの着地で突然崩れた場合 → ACL損傷を疑います。
• 外側から膝にぶつかられ、膝が内側に押し込まれる動きで受傷した場合 → MCL損傷が多いです。
• 内側から押されて膝が外側へ押し込まれた場合 → LCL損傷の可能性があります。
• 膝前面を強く打ち付けた場合 → PCL損傷の典型パターンです。
• しゃがみ込みや回旋負荷で「引っかかり感」が出て動かせなくなった場合 → 半月板損傷の可能性が高まります。

受傷状況を聞き出せれば、最初の時点で大まかな鑑別が可能になります。
特に非接触での切り返しで倒れ込んだ場合、ACL損傷の疑いは非常に高いです。


■ステップ②:腫脹と荷重の確認

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