自創作のジャンルが一生わからない
一次創作をしている。
「BLです」と言えばBLなんだけど、BL小説として紹介するとたぶん何か違う。
「ファンタジーです」と言えばファンタジーなんだけど、剣と魔法のファンタジーを想像されると困る。
「スチームパンクです」と言えばスチームパンクなんだけど、歯車がいっぱい出てくるオシャレ作品だと思われても困る。
「クトゥルフです」と言えばクトゥルフなんだけど、たぶんクトゥルフ神話TRPGを想像されても困る。
じゃあ何なんだよ。
こうなるとほんとうに困っちまうんだナ
ダークファンタジーでスチームパンクで群像劇
たぶんこれが主軸なんだけどこれだけでもまだ不足してる。
ゴシック・ダークファンタジー
スチームパンク
群像劇
クトゥルフ・コズミックホラー
宗教SF
このあたりの混成だったりする。
しかもファンタジーも人類に便利な魔法がある世界でもないのが余計にややこしさに拍車をかけている。
なんとこの作品SF思考のファンタジーでもあるんですねェ!
そもそも、なんでこんなことになったのか
元々はもっと単純だった。
「スチームパンクでクトゥルフやりたい!」
本当にこれくらいだった。
ていうかマジでCoCをやろうとしてた。クトゥルフ・バイ・ガスライトを改造してスチパン舞台にしようとしてキャラクターだけ数人組んでいた。
けど残念ながら考えたところでそのキワモノを遊べる友達まではご用意されてないんですねェ
オンラインで募集したら集まったかもしれないがコミュ障にそれはハードルが高すぎる。
じゃあ話作るかぁ……になった。
人を集めるのはたたら踏みまくるかわりにソロ活に踏み込むのに一切の躊躇がない。
陰キャすぎ仲間はオンラインでぼくと握手
作ったキャラは使いたいから出すとして、
蒸気機関が発達した18~19世紀ヨーロッパ風の世界で、教会があって、怪しい宗教があって、地下には人類の理解を超えたものが蠢いていて、たまに正気を失った人間が出てくるとかしたらどうだろう?
最高じゃん。天才??(熱い自画自賛)
で、そこから「じゃあこの世界の蒸気機関ってどうやって動いてるの?」「電気は?」「なんでこれは発達してないの?」「この教会は何を信仰してるの?」「そもそも神って何?」「この世界の大地ってどうなってるの?」「地下にいるバケモンって生物学的には何なの?」と設定を詰め始めた。
そうしたら、設定を一個決めるたびに別の設定が必要になった。
教会を設定したら宗教史が必要になった。
宗教史を設定したら政治構造が必要になった。
政治構造を設定したら各地方の産業が必要になった。
産業を設定したら物流が必要になった。
バケモンを設定したら生態系が必要になった。
生態系を設定したら感染や転位の仕組みが必要になった。
神話を設定したら世界そのものの構造が必要になった。
世界の構造を設定したら、
「あれ? これファンタジーというよりSF的な思考で組んでない?」
となった。この間一ヶ月。
そして怒涛の勢いで叩き台を書き上げ現在に至る。
何???
しかもそこへ人間関係を詰めていった結果、BLがかなりの勢いで混入した。
プロット段階ではちゃっかり百合もいた。
いたんですよ。
ただ、
「これ以上闇鍋にしたらさすがにまずいですよ!」
となったので削った。
英断だったと思う。たぶん。
こうして『「℞⅃の紋章 / RlGHTEOUSNESS of arms』は、
スチームパンクでクトゥルフをやりたかっただけの妄想から、ダークファンタジーと群像劇と宗教劇とSF的世界設定とBLが混在する何かへと成長しました。
