友人を思う気持ち|友人の父の通夜
友人のお父さんが、急になくなった。
その通夜の帰り道、上条靖之は色々と考えてしまった。
友人にかける言葉、結局は見つからなかった。
通り一遍の言葉だけかけて帰った。
何を言えばよかったのか。
友人は何を言ってほしかったのか。
いくら考えても、答えは出なかった。
上条の両親も、すでにかなりの高齢、
正直いつ死なれてもおかしくない年。
けど、死ぬことは考えたくない。
そんな気持ちを日々抱えている。
親孝行はできたか。
盆と正月以外に帰ったらどうだろうか。
そんな気持ちになる。
しかし、友人の父が死んだから、顔を見に帰ってきたよ。
そんな正直は違う気がする。
けれど、ふっと帰るのも違う気がする。
どうしたものかな。
そう思いながら、上条は月を見上げてみた。

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