中学デビュー失敗④|校内マラソン大会|上条デイズ#25
上条靖之は、体操部に属していたが、体力作りはさぼりがちだった。
そんななか、校内マラソン大会が近づいてきた。
野球部は、トップ10に入らないやつは居残りで特訓だ。
排球部は、ビリにでもなったら強制退部だ。
色々なうわさが流れ始めた。
体操部は、どうなんだろうか?
上条は校内マラソン大会に出るのが、とても不安だった。
体力があるわけではない。
足が速い方でもない。
ついに当日、上条は熱を出してしまった。
本当は微熱だった。
でも、担任の先生には、高熱で辛いと言ってしまった。
一人、グランドの端っこでマラソン大会を見守った。
いたたまれなかった。
けど、体力作り、もう少しだけ頑張ろう。
そう思いながら、空を見上げていた。

