Photo by
sinoayakouri
短歌連作「寒波の終末論」

うそつきの凍月、ましてや存続のリハーサルなんてサンタには無理
スラッシュ&バックスラッシュ 面倒な海と向かい合ってさよなら史実
食パンがわたしの朝をとりしきるなかで痛かったら手を上げて
銀色のドアノブが光っているからこの世はこの世と呼べるの?(指紋)
その駿馬 師走には界隈がありスノードームを見せつけてくる
不安なら真上から見るじぶんたちみたいになろう 銀の失態
後攻のハンディキャップそんなカーテンに巻き付いて底まで転がった
勝ち負けを決められなくてじゃんけんが虚ろになってゆく終末論
眼で主張しているみたい そこらじゅうが幼なじみで埋め尽くされた
息ができないなら合鍵をしない?まだ道ばたにうごいてる烏賊
