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Brian Eno / Taking Tiger Mountain (By Strategy) (1974)

ソロ・デビュー作に続き、この年2枚目となるブライアン・イーノのセカンド・アルバム。

ロキシー・ミュージック時代のバンド・メイトであるフィル・マンザネラとアンディ・マッケイの他、ロバート・ワイアットやフィル・コリンズらをゲストに迎えた本作は、イーノのエキセントリックでアヴァンギャルドなスタイルを、イーノ史上最もポップに親しみやすい(時に牧歌的にも聴こえる)サウンドで表現した作品。

同時代のプログレッシヴ・ロックよりも進歩的な、5年先のニュー・ウェイヴを予期したかのような反復ビートや冷たくメタリックなサウンドを導入し、その先鋭的なセンスを鮮やかに発揮。
カオスな実験性を前面に出した前作と次作以降のアンビエント路線の間に、独自の感性のポップ・センスも見せている。

穏やかな最後も良い。





上にも書いたように、リリースされた1974年当時よりも、70年代末以降のポスト・パンク/ニュー・ウェイヴの文脈で捉えたときに本作の価値が分かるという意味で、”早すぎた名盤”といえる。

偶然性と自身の感性を独自の手法でアートに落とし込む、正にアーティストとしてのレコード。

そして翌年、偶然性からイーノのアンビエント・ミュージックが生まれてくる。

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