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「独裁」という言葉を選んだ新聞の事情?日刊ゲンダイ の内部事情を学生さんと考えてみた?


駅の売店で、思わず足が止まる見出しがある。
「自民316議席 高市独裁 戦慄」。

掲げているのは 日刊ゲンダイ だ。

だが、冷静に考えてみたい。
衆院選で多数を獲得した。政権が安定した。
これは民主主義国家では、ごく普通の出来事である。

それを「独裁」と呼ぶのは、事実の記述というより感情の表明に近い。



■ 「独裁」という言葉の軽さ

独裁とは、本来、
選挙を経ず、権力を私物化し、反対意見を排除する体制を指す。

では今回、何が起きたのか。
• 選挙は行われた
• 有権者が投票した
• その結果、議席が集まった

この一連のどこに「独裁」があるのか。

仮に、高市早苗 の政策や思想が気に入らないとしても、
それを「独裁」と呼び替えるのは、民主主義そのものへの否定に近い。



■ 日刊ゲンダイは何を恐れているのか

日刊ゲンダイの論調は、今に始まった話ではない。
創刊以来、一貫して
• 反・自民
• 反・保守
• 反・国家観

の立ち位置を取ってきた。

問題はそこではない。
問題は、なぜ今、ここまで強い言葉を使うのかだ。

答えは単純である。

「保守が勝った理由」を説明できないからだ。

物価、安全保障、エネルギー、外交。
これらを総合的に考えた有権者が、
「現実的には保守政権しか選択肢がない」と判断した。

この事実を正面から分析するのは、
自らの思想と矛盾してしまう。

だから代わりに、
「恐怖」「危険」「戦慄」という情緒の言葉が選ばれる。



■ 夕刊紙という商売

もう一つ、見逃せない理由がある。

夕刊紙は、
通勤帰りに数秒で目を奪わなければならない。
• 「自民党が安定多数を確保」
• 「選挙結果を受け、政権基盤が強化」

では売れない。

だが、
• 「独裁」
• 「戦慄」

なら、手が伸びる。

これは政治批評というより、
感情を刺激する商品設計だ。



■ 民主主義を信じるか、疑うか

皮肉なことに、
「独裁」という言葉を軽々しく使う側の方が、
民主主義を信じていないようにも見える。

選挙結果を尊重できない。
民意を直視できない。

それは批判ではなく、拒絶である。



■ 結びに

保守が勝ったのは、
誰かが煽ったからでも、操作したからでもない。

有権者が、
「不安定な理想」より
「不完全でも現実的な選択」を取っただけだ。

それを「独裁」と呼ぶのは簡単だ。
だが、その言葉の軽さは、
新聞というメディア自身の思考停止を映している。

民主主義とは、
気に入らない結果をも引き受ける覚悟のことだ。

それができないなら、
怖いのは政権ではない。
言葉を失ったメディアの方なのかもしれない。


“Democracy is not threatened by outcomes we dislike, but by our refusal to accept them.”
(民主主義を脅かすのは、気に入らない結果そのものではない。
それを受け入れようとしない態度だ。)

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Peter.Outside of Japan. ありがとうございます