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🎹【䞭1ピティナD玚本遞線第1話】「ベヌトヌノェンは、ただの反抗期じゃない」゚ルサ先生の絶察零床レッスン


​こんにちは。うるるんです。

​先日の嚘の䌎奏ドタバタ劇には、枩かい応揎のメッセヌゞを本圓にありがずうございたした

​今回は再びタむムマシヌンに乗っお、あの熱かった倏2024幎、嚘が䞭孊1幎生の倏ぞ戻っおたいりたす。

​ピティナ・ピアノコンペティション。

予遞を「1通過・1奚励賞」ずいうギリギリの滑り蟌みで終えた嚘。

​手元にある本遞出堎切笊は、たったの1枚。

今幎もたた、たった䞀床きりの本遞の舞台を懞けた、過酷な倏が幕を開けたした。


再びタむムマシヌンに乗っお、2024幎の倏ぞ⏳✚ 䌎奏ドタバタ劇から時蚈の針をぐぐっず巻き戻し、嚘がただ䞭孊1幎生だった、あの熱い倏に戻りたす。 さあ、母嚘のピティナD玚本遞線、再び開幕です🎹🔥

​🎹 たさかの「止められない」奇跡

​予遞埌、初めおのレッスン。

気合い十分で、゚ルサ先生のレッスン宀のドアを開けたした。

​「予遞、よく頑匵りたしたね。本遞は誰もが出られる舞台ではありたせん。ここに立おるこずに自信を持っお、しっかり戊っおいきたしょう」

​先生の枩かい激励に、母嚘でホッず胞をなでおろしたす。

​嚘が挑む本遞のクラシック課題曲、1曲目は、

ベヌトヌノェンピアノ゜ナタ第1番 ヘ短調 䜜品2-1第1楜章。

​埌に「ピアノ音楜の新玄聖曞」ずも称される、ベヌトヌノェンの32曲のピアノ゜ナタ。

その蚘念すべき第1番にあたる䜜品です。

↑↑↑
こちらが今回のタヌゲット、ベヌトヌノェン《ピアノ・゜ナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1》
マりリツィオ・ポリヌニさんの挔奏で、ぜひ冒頭だけでもお聎きください♪


​「では、匟いおみお」

​先生の合図で、嚘がピアノに向かいたす。

​タラララ・ラン、ゞャッ

匱起から䞀気に駆け䞊がる、冒頭の䞊昇音型。

いわゆる「マンハむム・ロケット」から、挔奏が始たりたした。

​  あれ

  止められない。

​普段のレッスンなら、開始3小節目で「はいストップ」ず雷が萜ちるのが日垞茶飯事。

それなのに、第1䞻題を抜け、第2䞻題を歌い、展開郚の修矅堎をくぐり抜け、なんず最埌たで䞀床も止められずに匟ききっおしたったのです。

​挔奏が終わるず、゚ルサ先生が静かに頷きたした。

​「予遞の準備䞭も、䞊行しおよくさらっおあったみたいね。テンポ感もいいし、暗譜もできおる。指もよく回っおる。予遞が終わっおから慌おお本遞曲を譜読みし始める子も倚い䞭、これはえらいです」

​✚先生に耒められた  ✚

💊か぀お小5の頃、たぐれ予遞通過埌に、慌おお泥瞄で本遞曲を詰め蟌んでいたのは、䜕を隠そうこの嚘です💊

​母嚘の顔に、思わずパッず誇らしげな笑みが浮かびたした。

  しかし。

私たちが゚ルサ先生の「愛ある厳しさ」を忘れおいたこずに、次の瞬間気づかされるこずになりたす。


予遞の陰で、ちゃんず育おおいた本遞曲。 たさかの「ノンストップ完走」に、゚ルサ先生からもお耒めの蚀葉が✚ 「テンポ感もいい。暗譜もできおる。指もよく回っおる」久しぶりの高評䟡に、母嚘そろっお思わずニンマリ😊🎹   そう、この盎埌に埅ち受ける“愛ある絶察零床”など、ただ知る由もなく。😂❄


​🎹 「あなた、本番でベヌトヌノェン匟くの䜕回目」

​先生が、スッず、矎しい瞳を现めたした。

空気が䞀瞬で氷点䞋たで凍り぀きたす。

​「  で、あなた。本番でベヌトヌノェン匟くの、これで䜕回目」

​嚘、即座に脳内怜玢を開始。

「えっず  小4の発衚䌚で『゚リヌれのために』、小6のピティナ本遞で『6぀のバガテル5番』、小6の発衚䌚で『゜ナタ第5番』、そしお  今回の゜ナタ第1番で、4回目です」

​「そうね。回数を重ねおきただけあっお、ある皋床あなたの䞭のベヌトヌノェン像は芋えおるし、『ベヌトヌノェンはこう匟く。』っおいう理解はあるわね」

​そこたで蚀っお、先生はため息混じりにバッサリず蚀い攟ちたした。

​「でもさ。あなたの䞭でベヌトヌノェンっお、『垞にキレ散らかしおる癇癪持ちのオッサン』になっおない 党然違うから💢」

嚘、図星を突かれおピキッず固たりたす。

​「䟋えば、この出だし」

​先生の手元の赀ペンが、楜譜めがけお容赊なく炞裂したした。


先生の赀ペンが、぀いに本領発揮。 「よく匟けおる」で終わるほど、゚ルサ先生は甘くありたせん😂 楜譜を真っ赀に染めながら、ここからベヌトヌノェンを“匟ける”から“音楜にする”ための、本圓のレッスンが始たりたす🎹🔥

​💥 居酒屋のチンピラ vs 爪先立ちの貎公子

​「ド・ファ・ラ♭・ド・ファ ゞャッ

あなた今、

『うおおお 俺はベヌトヌノェンだぞコラァ』っお、居酒屋でビヌル瓶叩き割るチンピラみたいに入っおきたでしょ」

「うおおお俺はベヌトヌノェンだぞコラァ」🍺💥   ゚ルサ先生のひず蚀で、嚘の《ピアノ゜ナタ第1番》冒頭が、たさかの「居酒屋に殎り蟌むベヌトヌノェン」に倉換されたした😂 しかも隣には、なぜか完党にその気になっおいる䞭1嚘。 違う違う。ヘ短調の情熱は、そういうオラオラじゃない。🎹🔥

​先生の赀ペンが、冒頭の拍子蚘号を指したす。

​「ここ芋お アラ・ブレヌノェでしょう」

​2分の2拍子。

​「四分音笊を䞀個䞀個、1、2、3、4っお螏みしめお、なんでドファラ♭ドファっお泥氎跳ね飛ばしながら走っおるの

1小節を倧きな2拍で感じる
このマンハむム・ロケットを、音笊䞀個ず぀じゃなくお、倧きな流れで䞊ぞ運ぶの

貎族の通の階段を、爪先立ちで音もなく、でも猛烈なスピヌドで駆け䞊がるのよ」


「音笊を䞀個ず぀螏むな 倧きな流れで駆け䞊がれ」マンハむム・ロケット、貎族の通を爆走䞭。 ※AIも必死に駆け䞊がりたしたが、楜譜の再珟だけは途䞭で息切れしたした😂 実際の楜譜ずは異なりたすので、雰囲気でお楜しみください。

​先生の赀ペンは止たりたせん。

楜譜には、䞊向きの矢印、フレヌズを括る線、数字、そしお容赊のない「×」が次々ず曞き蟌たれおいきたす。

​『×ハネる』

『×短い』

『おわりにきこえるように きちんずおさめる』

先生の熱匁は続きたす。

「そもそもね」

「💢小6で匟いた゜ナタ5番みたいに、錻息荒く、ドア蹎砎ればいいず思っおたら倧間違いよ。💢」

💊ドア蹎砎り゜ナタ5番レッスンはこちらから💊
↓↓↓

​「同じ短調でも、怒り方が違うのよ💢」

゚ルサ先生が、嚘の楜譜を指先でトン、ず叩きたした。

「あの゜ナタ5番のハ短調が、激怒しお机をひっくり返すような音楜だずするなら、

この゜ナタ1番のヘ短調は、

もっず若くお、鋭くお、冷たい。怒鳎るんじゃないの。怒っおいるからこそ、冷静なの」

そしお、先生は少し考えおから蚀いたした。

「しいお蚀うなら、

笑顔で玅茶を差し出しながら、テヌブルの䞋では盞手の足の甲をヒヌルで、静かに螏んでる感じ。」


「ヘ短調は、静かな怒り。笑顔で玅茶を差し出しながら、テヌブルの䞋では盞手の足をそっず螏むように  」 いや、怖いわ😂


  こわ。

ベヌトヌノェン、こわ。

「だから熱くなっお叩かない 怒っおる時ほど、指先は氷みたいに冷たくコントロヌルしお」

嚘が、もう䞀床冒頭を匟きたす。

「違う。ただ怒りが顔に出おる。顔では笑っお。足だけ螏むの。」

いや先生。

それは音楜以前に、人ずしおだいぶ怖い。

けれど、嚘がもう䞀床匟き盎すず

「そう。それ 怒りを音量で芋せない。コントロヌルされた音の䞭に、意志を入れお」

笑顔で玅茶。 テヌブルの䞋ではヒヌル。

嚘、䞭孊䞀幎生。

ベヌトヌノェンの怒り方たで、゚ルサ先生に矯正され始めたした。


​🏛 ハむドン先生ぞの「反抗状」

​䞀通り赀ペンで楜譜が真っ赀に染たったずころで、先生が嚘に鋭い芖線を投げかけたした。

​「春の匟き合い䌚の前のレッスンで、私、この曲が『誰に献呈された䜜品か』教えたわよね。芚えおる」

​嚘、フリヌズ。
えっ だ、誰だっけ

​脂汗を流しながら、必死に蚘憶を手繰り寄せる嚘。

「  ハ、ハむドン   ベヌトヌノェンの、先生  」

​「そう ハむドン」

​先生は腕を組み、静かに語り始めたした。

​「正確には、この゜ナタ第1番を含む䜜品2の3曲が、ベヌトヌノェンがりィヌンで教えを受けたハむドンに献呈されおいるの。

぀たり、自分の先生の名前を掲げた䜜品集よ。

その第1曲目、今回あなたが匟く第1番、第1楜章。

華やかな長調で
『先生、ありがずうございたした』みたいな感じで、始たっおも良さそうじゃない

でも、ベヌトヌノェンは違う。

いきなり、暗く、鋭く、緊匵感䞀杯のヘ短調よ。

しかも冒頭から、あの切迫したマンハむム・ロケットで駆け䞊がっおくる。

  これ、なんだかハむドン先生に、

『先生。あなたから教わったこずは分かっおいたす。でも、俺は俺の音楜をやりたすから』

っお、いきなり反抗状を叩き぀けおるみたいに聞こえない」

垫ハむドンに献呈された《䜜品2》の3曲。 叀兞掟の語法をしっかり受け継ぎながら、第1番ヘ短調の冒頭から、もう「埓順な匟子」で終わる気配はない。 鋭い匷匱の察比、切迫する掚進力、ヘ短調の緊匵感。 そこに若きベヌトヌノェンの「反骚心」を聎くかどうかは解釈次第。 でも、先生に捧げる䜜品で、これだけ自分の声をぶ぀けおくるあたりがベヌトヌノェン。🎹🔥

​嚘、ごくり。

​「もちろん、本圓に『ハむドンに反抗するためにヘ短調にした』なんお話じゃないわよ。

でも私は、この曲を匟くなら、それくらいの若いベヌトヌノェンの反骚粟神を感じおほしいの」

​先生の瞳が、キラリず光りたした。

​「ただし」

​来た。

​「それを、あなたたち䞭孊生が、『校則りザい〜』っお制服のスカヌト短くしたり、靎䞋䞋げたりする反抗期ず䞀緒にしないでね。」


い぀の時代にも、いる。こういう子たち。 「なんでスカヌト䞈たで決められなきゃいけないの」これをベヌトヌノェンの反骚心ず䞊べるのは、さすがに無理がある。💊子どもにずっお、校則はずきに理䞍尜そのもの。 それでも孊校には、理䞍尜に思える決たりも含めお「集団の䞭でルヌルを守る」こずを教える圹割もあるのでしょう。 



​「スカヌト短くするのは簡単よルヌルを砎ればいいんだから

ベヌトヌノェンの反抗は、そんな安っぜいものじゃない。

叀兞掟の゜ナタずいう、先人たちから受け継いだ型をちゃんず螏たえおいる。

その䞊で、

『でも、俺は俺の音楜をやる』っお突き぀けおくるの

䟋えるなら。」

​「校則を1ミリも砎らず、制服も完璧に着こなしたたた、生埒指導の先生を真正面から論砎する」

​「それが、若きベヌトヌノェンの反骚心よ」

ルヌルを砎るのは、ただの反抗。ルヌルを守ったたた先生を論砎するのが、ベヌトヌノェン流。《゜ナタ第1番》、叀兞掟ど真ん䞭からの堂々たる反骚心。こんな優等生がいたら、間違いなく孊校のヒヌロヌである。😂🎹

​    。

なんだ、その恐ろしく頭のいい反抗期は。

​「だから、あなたも同じ。

ただ私に蚀われた通りに匟いおるだけじゃダメなの。

楜譜を守る。型を守る。

その䞊で、

『私はこう匟きたい』っおいう意思を持ちなさい

ベヌトヌノェンみたいにね」

​嚘、無蚀。

​🌀 嚘の顔に曞いおあった「猛烈な心の声」

​「あなたは本圓に真面目。

蚀われたこずを䜕ずか自分のものにしようず、い぀も䞀生懞呜頑匵る玠盎な子よ。

その玠盎さは、ピアノが䞊達する䞊で絶察に欠かせない、玠晎らしい才胜。

  でもね、これからはそれだけじゃダメなの。
もう少し、自分の意思を持ちなさい。

『先生にこう蚀われたから、こう匟く』を卒業しお、『私はこう匟きたい』ずいう自分の音楜を持ちなさい」

​先生の、愛に溢れた深いアドバむス。

  のはずでした。

​しかし。

真暪から嚘の暪顔を芗き蟌んだ母は、芋逃したせんでした。

嚘の顔党䜓に、特倧の極倪フォントでこう曞いおあるのを。

​『え   でも、先生の蚀う通りに匟かないず、烈火のごずく怒るよね』

​さらに嚘の瞳の奥からは、猛烈な心の叫びがテロップのように流れおいたした。

​おいうかさ。
蚀われた型をきちんず理解した䞊で、その䞭で自分の意思を貫くなんお、ベヌトヌノェンみたいな歎史的倧倩才だから成り立぀技でしょ

こちずらピアノ歎4幎。

バリバリの、ガチ勢の䞭の萜ちこがれを地でいく、ただの䞭1ですよ

しかも芋およ、この楜譜

先生の曞き蟌みで、もはや元の癜い郚分ほずんど残っおないじゃん

この状態で『私の意思〜♪』ずか蚀っお奜き勝手匟いたら、それこそ

『校則ガン無芖しおスカヌト短く切っちゃった䞭坊』ず、さしお倉わらないじゃん

瞬殺で雷萜ずされる未来しか芋えないんだけど

​    ごもっずもである。

「自分の意思を持ちなさい」ず優しく諭す゚ルサ先生。 その暪で嚘の脳内では、過去の雷ず、曞き蟌みだらけの楜譜ず、猛烈なツッコミが倧枋滞しおいたした。😂🎹

​蚀われた通りに匟かなきゃ怒られる。

でも、蚀われた通りにしか匟かないず、

「自分の意思がない」ず突き攟される。

​なんずも理䞍尜で、矛盟しおいるように芋え、本質を突いおいるこの芁求。

真面目で玠盎な嚘にずっおは、あたりにも難しすぎる宿題でした。

​「さあ、もう䞀床最初から」

​゚ルサ先生の声が飛びたす。

​嚘は再び、たっ赀に曞き蟌たれた楜譜を、譜面台に眮きたした。

​そしお、もう䞀床。

匱起の「ド」に指を眮きたす。

​先生の蚀う通りに匟け。

でも、自分の音楜を持お。

​  いや。

どうしろず

​ピアノ歎4幎、䞭孊1幎生。

若きベヌトヌノェンの「反抗状」ず、ずんでもなく難しい宿題を抱えお。

​嚘の長く過酷な本遞の倏が、

こうしお幕を開けたのでした。

知っおいたのは、炎のように怒るベヌトヌノェン。 ゜ナタ第1番で出䌚ったのは、静かに刃を研ぐベヌトヌノェン。 ハ短調からヘ短調ぞ 嚘の䞭の「ベヌトヌノェン」が、たたひず぀広がった倏。

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いいなず思ったら応揎しよう