世帯年収1,000万円超えでも「家を買わない」理由
ライフプランにおいて、
・結婚するかどうか
・子供をもつかどうか
と同じくらい
・住宅を購入するかどうか
は、人生において大きなイベントの1つだと思います。
我が家は、世帯年収が1,000万円を超えていますが、住宅を購入するつもりは全くありません。
もっというと、たとえ年収が今より数千万増えても「今」家を買う選択はしません。
なぜそう思うのか。
住宅購入を検討している人や、これから探す人に是非見ていただきたいです😊
マイホームは欲しい
そもそもこういう話をしようとすると、
・住宅を買うのはもったいない
・賃貸の方がお得
反対に
・住宅は資産になる
・家は早く買うとお得
とか、金銭面でどうなのかという論点になりがちです。
私もお金の勉強をたくさんしてきた中で、よく見聞きする論争です。
でも今回話したい内容は、「金銭的にどちらがお得か」ではなく、「家を購入する時の考え方」についてです。
家って、お金だけでは測れない幸せが詰まっていると思っています。
だから私もいずれはマイホームが欲しいです!
じゃぁなぜ今は買わない選択を取ったのかを説明します。
1.今の家族にちょうどいい家は、20年後には全然良くない
私の現在の家族構成は、
・妻(私)
・夫(30代会社員)
・長女(1歳)
・次女(0歳)
の4人です。
もし仮に、今住宅を購入するとなると、
・間取りは3LDK~5LDKくらい必要?
・交通の便を考えて、住む場所は都市部にする?
・校区はどうする?
など、今の状況に合わせた場所に大きい家を建てることになります。
でも、20年後はどうでしょうか。
・子供が成人し、使わなくなった部屋
・子供の成長とともに汚れてしまった家
・経年劣化により古くなった家
・階段や段差など、若いころは気にならなかったことが不都合に感じる可能性
このように、「家族にとってベストな家」は人生の中で変わっていきます。
だったら、今はまだ変化に合わせてすぐに家を変えられる選択をし続けるのがいいのではないかと感じています。
2.子供がいるときだからこそ、身軽でいたい
夫の転勤リスクがあることもマイホームを買わない理由の1つです。
ですが、それと同じくらい
・子供が学校でいじめられて住む場所を変えないといけなくなったら?
・自分のやりたいことをするために住居環境を変えた方がいい時が来たら?
・近隣トラブルに巻き込まれたら?
・本当は家族が増える予定じゃなかったのに、子供が増えて今の間取りで足りなくなったら?
など、想像できない様々なリスクを秘めていると思っています。
「家を買うことですぐに動けない環境になること」
これこそ私が最もリスクに感じていることです。
年老いてから急に環境を変えないといけない可能性より、若い頃に何かが起きて環境を変えざるを得ない可能性の方が格段に高いはずです。
マイホームでも動けないことはないですが、腰が重いというのはかなりのデメリットだと思います。
3.家賃を払い続ける方がもったいないとは思わない
1番気になるのは、金銭面についてだと思います。
よくあるのは、
「家賃って、何十年払っても何も残らないからもったいなくない?」
「住宅は早く買わないとローンの返済が大変」
「住宅は早く買ってローンを返済すれば金銭的にもお得」
と言われることも多いのですが、私はそうは思いません。
住宅にかかるお金は住宅ローンだけではありません。
仮に、30歳でマイホームを購入して90歳まで生きるとしたら、
60年もの間、1つの家に住み続ける可能性があります。
そうすると、住宅ローン以外にも購入時の諸費用や税金、購入後の固定資産税、保険料、修繕費などがかかります。
建て替えまではいかなくても、大規模な修繕は必須です。
さらに、家族構成にもよりますが、若い頃に建てた大きな家を老後もずっと持ち続けることになります。
そのほかにも土地の価値や住宅ローンの金利など、様々な要素が複合的に絡み合います。
ただ一つ言えるのは、
人生で住宅に求める条件が最も変化する30〜40代に、終の住処を決める必要はない。
30〜40代は住居を固定せず、家族構成・仕事・資産状況がある程度固まった段階で、その先20〜30年以上使いやすい住宅を購入する
選択肢もあるということです。
だから金銭的な損得だけでなく、それ以外のメリットデメリットを自分の場合はどうなのかと当てはめながら考えていく方が良いと思っています。
4.じゃぁいつ買うの?
結論、私の最適解は50歳前後かなと思っています。
理由は、「子育てするための家」ではなく、「自分たち夫婦が暮らす家」を選べるからです。
50歳であれば30歳の時よりは80歳の自分の姿を想像しやすいと思います。
その時住みたいと思う場所に、死ぬまで建て替え不要のバリアフリーを搭載した最低限の広さの新築。
50歳で購入して平均寿命まで生きると仮定しても、40年ほどその家に住むことになります。
高齢になればなるほど、住宅ローンを組める年数が短くなるのでそれまでに頭金は確保しようと計画しています。
でも、頭金がそんなになくても、子供ありきの家と夫婦だけの家では条件が全然違うので、私たちの場合は、若い頃に建てるマイホームより50歳になってから建てる家の方が費用は安くなると思っています。
5.「買えるか」ではなく、買いたいか。買うならいつ買うのか
今まで話したのは、あくまでも私の価値観です。
私が大切にしたいのは、
「今の年収なら、いくらの家が買える?」ではなく、
「自分たちは、いつ、どんな家が必要になる?」という順番で考えてほしいということです。
その理由に正解も不正解もありません。
でも、ちゃんと自分がマイホームの何に価値を感じているのかを理解して選ぶことが大切です。
そしてデメリット部分を許容できるかについても考えてみてください。
最後に Ι 賃貸を勧めたいわけじゃない
私は、持ち家が悪いと思っているわけではありません。
庭のある家に住みたい。
好きな間取りにしたい。
子どもとマイホームで思い出を作りたい。
そこに大きな価値を感じるなら、家を買うのも正解だと思います。
ただ、私たち夫婦は「30〜40代の今、家を固定しないこと」に、それ以上の価値を感じています。
30〜40代は、子どもの人数や進学、転職、転勤、働き方など、まだまだ生活が変わる時期です。
それなら今は賃貸で身軽に暮らしながら、教育費や将来の住宅購入資金を準備する。
そして子どもの独立や自分たちの働き方がある程度見えてきた45〜55歳ごろに、学区や子ども部屋に縛られず、夫婦2人が老後まで暮らせる必要十分な家を買う。
これが、今の私たちの考えです。
それと、もう1つ。
かなり個人的ではありますが、子供が小さい時にマイホームを建てると、壁に落書きされたりシール張られたりしますよね。
思春期であれば壁を殴って穴を開けちゃうとかもよく聞きます。
私はそれを想像するだけで発狂しそうになります。笑
「せっかく一生懸命時間かけて選んで建てた家やのにー!!」って。笑
でも、子供だったら家が汚れたり傷ついたりするのは当たり前です。
それなら今は「賃貸やからまぁいいか」と思える家でのびのび子育てして、子供がある程度大きくなってから自分たちのために家を買う方が私には合っていると思っています。
もし今、住宅購入に対して誰かに「お金の面で得と言われたから」とか、「なんとなくそろそろかな」とかで迷っている方がいるなら考え方の参考にしていただけると嬉しいです。
私は、FPとしての知識を学び、家計やお金について本を見ればわかることや一般的な制度の説明ではなく、「誰かが何かを選ぶときの意思決定の支援」に繋がる発信をしていきます。
人には感情があります。
「理論がこうだから」だけでは選択できない問題ばかりです。
そんな時、なにかヒントになる考え方が提供できるようにこれからも投稿していきます。
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