向いてない仕事から、どこへ移るか ── つらさ別の移り先を、482職業のデータで表にした(資格なしで入れる職業だけ)
営業を辞めると決めた冬の夜、給湯室で紙コップを握ったまま考えていたのは、「辞めたあと、どこへ行けばいいのか」でした。
転職の相談で言われたのは「営業が合わないなら、事務はどうですか」。でも、いまのわたしは知っています。営業事務の電話は445職業中39位で、わたしが辞めた営業より多い。「何がつらかったか」を分けずに移ると、同じところでまたつまずきます。
だから、厚生労働省の職業データ(job tag)で482の職業を並べて、つらさの種類ごとに「そのつらさが少ない職業」を表にしました。どれも、資格なしで入れる職業だけです。
使い方
今の仕事でつらいことを、下の10個から2つまで選ぶ
その表を見て、気になる職業を3つ書き出す(2つの表の両方に出てくる職業があれば、それが第一候補)
最後の書き込みシートで、その3つを確かめる
つらさの10個:電話/人とぶつかる/急かされる/立ちっぱなし・歩き回る/ノルマ・競争/ミスが怖い/お客さんと関わり続ける/何も積み上がらない/給料が安い/私生活が削られる
表1:電話がつらい(電話での会話が少ない順・445職業中)
ビル清掃 444位(1.70)
客室清掃・整備担当(ホテル・旅館) 443位(1.71)
ピッキング作業員 441位(1.80)
キャディ 439位(1.94)
給食調理員 439位(1.94)
こん包作業員 436位(1.96)
製品包装作業員 436位(1.96)
野菜つけ物製造 436位(1.96)
バックヤード作業員(スーパー食品部門) 435位(1.98)
工場労務作業員 433位(2.00)
鉄道車両清掃 433位(2.00)
パン製造、パン職人 432位(2.02)
電話が少ない仕事は、手を動かす仕事に集まっています。事務の中でいちばん電話が少ないのはデータ入力(423位)、次が生産・工程管理事務(246位)。一般事務は147位、営業事務は39位でした。
ここから先に置いたもの
表2〜10:人とぶつかる/急かされる/立ちっぱなし・歩き回る/ノルマ・競争/ミスが怖い/お客さんと関わり続ける/何も積み上がらない/給料が安い/私生活が削られる。つらさごとに、そのつらさが少ない職業を9〜12個、順位つきで
※印:資格は要らなくても、経験や技能が要る職業の目印
いくつもの表に出てくる職業:つらさを2つ同時に避けられる、第一候補の見つけ方
書き込みシート:候補を3つに絞って、求人を見る前に確かめること
並べていていちばん意外だったのは、表3(急かされるのがつらい)の1位でした。445職業の中で、時間に追われることがいちばん少ない仕事。毎晩お客さんの前で手を動かし続けている、あの仕事です。
※ 書き手のエピソードは、特定を避けるため脚色・創作を含みます。職業データの数字はすべて実測値です。
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