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Patrick 不朽の大名作

こちらでPatrickの話をするのは、今回が初めてですね。

ちょっと詳しく解説しておきます。

Patrickの前身となる企業は、1892年に、西フランスのローカルな革靴工場としてスタートし、1920年代に二代目の時代に入ると、サッカー用シューズのブランドとして知名度を徐々に上げていきました。

現在のPatrickというブランド名になったのは、本格的な海外展開を見据えはじめた1945年。

そして、1950~70年代にかけて、まさに黄金期に突入したPatrick。
契約選手には、フランスで「王」と呼ばれた偉大なサッカー選手であるミシェル・プラティニといった名が連なりました。

この時代のヨーロッパでは、adidas、PUMAと並び立つ存在であったと言っても過言ではありません。

日本にPatrickが上陸したのは、1978年。
メガブランドが熾烈な機能性争いを続けていた中、Patrickはあえて「おしゃれ路線」を走りました。

しかし、1980年代以降、メガブランドの圧倒的な勢いに押され、市場での存在感を失っていった本国のPatrickは、深刻な経営難に陥ります。

決定的な転機は1990年。本国フランスの工場が閉鎖されるのとほぼ時を同じくして、日本製Patrickの生産がスタートします。

フランスらしさは残しつつ、日本人が履いても美しい靴。

ジャパンPatrickは、フランスへの敬意を忘れずに、時には新作デザインを含んだリブートを試み、いくつかの傑作を世に送り出します。

出自こそ様々ですが、マラソン、シュリー、パミール(アイリス)、ネバダなどのモデルは、現代Patrickの顔と言えるモデルたちでしょう。

さて、そんな経緯のあるPatrickですが、ライフスタイル用として、実はちょっとした問題点(?)があります。

そう、Patrickは「完成度が高過ぎる」んです。

それは、靴そのものが、ものすごく「大人」であることも意味します。

だから、デフォルトの状態で、すでに完璧な「おっさん靴」。
ポジティブ表現するなら「イケオジ靴」。
一歩間違えれば、もはや「おじいちゃん靴」とすら言えるデザインに、なってしまっているんですよね。

実際に、履く本人が立派なおっさん、もしくはジイジであれば、何も気にせずに好きなカラーリングを買えば良いと思います。
はっきりいって、反則レベルで、だいたいかっこ良いですよ。
もう、Patrickだけ履いてればええやん、くらい。
(逆にレディース用としては、本当に良いと思います)

でも、おっさん感はできるだけ出したくない、という人の場合、他ブランドよりも遥かに、色選びが重要と言えるでしょう。

無難なレザー仕様のちょっとダークなモノトーンカラーとかだと、もうおっさん感が大洪水になります。

さて、私自身は、「実際におっさんだけど、おっさん感が強いファッションは好きじゃない」というめんどくさいタイプ。

無理に若作りもしませんが、いかにも!なおっさんスタイルは、ほんとに苦手なんですよ。

だから、正直にいって、色選びが難しいPatrickは、敬遠してきました。
最近になってようやくですよ、この靴とちゃんと向き合えるようになってきたのは。

Patrick, Marathon-Haku(NVY)色鉛筆画

そんな私を、いま強烈に惹きつけてるPatrickの一足がこちら。

1981年にフランスPatrickでオリジナル版が発表された大名作マラソンは、膨大なカラバリだけでなく、いろんな小アレンジ版も出ています。
そして、このMarathon-Hakuというシリーズは、レザーの表面に「箔」加工をするという、もうジャパン最高!な特殊アレンジ。

同時発売されているGoldを履く勇気は私には出ませんが、このネイビーもやばすぎます!!

PatrickのMarathonのシルエットで、メタリックネイビーですよ。

こんなのかっこいいしか無いですって。

デニムで合わせて色を同調させるよりも、むしろ白パンとかで靴を浮かせた方がかっこいい気がします。

ぐううううう、これは、欲しいが過ぎる。
どうしたものか。
最近また、ちょっと買い過ぎなんですよね。

ちなみに、比較的普通に手に入るブランドの中でも、Patrickはコスパ最強格だと思います。

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