たまたまの再現は出来るのか
※今回はややセンシティブな表現が含まれています。そういった表現が苦手な場合には、こちらで引き返していただくと、私も引かれないで済むので安心です。
また、別な機会にお会いできれば幸いです。
ここからは、馬鹿な男の与太話。
お付き合い頂ければ幸いです。
男はソロキャンプの帰り道、一人山道をドライブしていた。
運転席の窓を開けると、わずかに草木や土の香りを含んだ風が、勢い良く吹き抜け男の髪をなびかせる。
しばらく流れる風を浴びながら、無心で山道に揺れる。
後に続く車もない、穏やかな昼下がり。
すると男は左手でハンドルを握り、おもむろに右手をお椀の様にすぼめ、窓の外へと手を放り出したのだった。次の瞬間、指を揃えてゆっくりと─────動かし始めた。
この男──
──何もない空間を、揉んでいる。
─────ご存知だろうか。
走る車窓の外に手を出し、揉み込むてのひらにかかる風圧をおっぱいの重量に見立て、流体力学のナヴィエ・ストークス方程式を利用して、車速風圧とおっぱいのカップ数を比較研究するという、おそらく学校の履修科目に含まれていれば習ったことがあると思うが─────あるいは悪友から……。
大学生の頃、みんなでやったっけなぁと、男は思い出と風圧に浸った。
そうこうするうちに(なにを?)、アラ姉さんがおきゃんたま袋の再現に、擬似おきゃんたま袋を作成していた事をふと思い出した。
きっと朝からnoteを見過ぎたのだろう(noteをエロ本の見過ぎみたいに言うな)。
風圧でおっぱいを感じられるのならば、同じ原理でおきゃんたま袋を再現することが可能ではないのか?とピピンときた(なにが?)。
気になったので、提唱する理論を自ら検証すべく「風圧でたまたまを再現しよう」と題した、第一回自分会議が開催された。
その中で、サイズ感の違いが指摘された。
そのため、まずは指二本、人差し指と中指で試行する事になった。
すると────
────なんかちょっと軽い。
どうにもしっくりこない。
そこで親指と小指を抜いた三本指で再度試した。
風圧を感じ、少し指を動かしてみた。
なんとなく……こんな感じかもしれない。
「けれど、なにかが足りないのだ。」
そうだ、おきゃんたま袋は袋だが、その中には本丸のおきゃんたまが包まれている。まさに青天の霹靂である。
「完全に、おきゃんたまの不在に気が付いてしまったのだ。」
気が付いたは良いものの、こんなドライブ中におきゃんたまを生み出すとこなど出来やしない。天下のChatGPTだって、おきゃんたまを生成することは叶わないだろう。男がこれまで培った全力の妄想力を持ってしても、指先にたまたまをシュミレーションすることは困難を極め、運転に支障をきたしてしまう。
今日はここまでなのか─────
あと一歩だというのに悔やまれる。
そう思った矢先、〝たまたま〟お土産に拾ったBIGどんぐりが男の目に入った。

これは……トトロも成功を願って応援してくれているというのか、はたまた神のお導きか。今この時の為にBIGどんぐりと出逢ったのかもしれない。
男はピピンときて、BIGどんぐり案を採用した。
どんぐりもこんな事になるなんて気の毒予想外であろう。
男はさっと、しかし慎重にBIGどんぐりを指に納めた。
中指を中心に、人差し指と薬指でホールドし、風圧に耐えられるよう親指を添えて包み込んだ。
包み込んだモノは、安全の為にも絶対に飛ばす訳にはいかないのだ。
ダンダダンのオカルンのように金○をなくしては、新たな冒険と恋が始まってしまう。

全ての準備は整った──────
後続車両がない事を確認し、男はBIGどんぐりをホールドしたその手を車窓から大空へ向けて伸ばした。
BIGどんぐりのポジショニングと安定感を確かめ、全集中で風圧を感じ取る。
その時が来た。
慎重に、BIGどんぐりをホールドしたまま何度か空を揉んでみる─────
「キタコレ(゚∀゚)ーーーーー‼︎」
男は自らの検証結果に歓喜した。
トトロの願いが神にも通じ、男は無事たまたまの再現を成し遂げた。一定の成功をその手に納め、しっかりと揉み噛み締めたのだった。
だがBIGどんぐりでの試行にはリスクを伴うため、ウズラのゆで卵か────あるいわニワトリのゆで卵か、落下しても安全性が確保でき、万人が実施できるものでなければイグノーベル賞はとれないだろう。まだ改良と検証の余地がある。
男の研究は、この先も続いていくのだろうか────
完
ほんとうに、馬鹿な男子の与太話にお付き合いいただきありがとうございました。休日シリーズこれにて完了です。なにバカやってんだと思ったら、スキして貰えると励みになります。
スキしていただいた心優しいあなたに
幸運が、訪れますように────
きっとトトロも願います。
ではまた、お会いしましょう。
前日のソロキャンプも良かったら、
ご一緒に愉しみませんか。
