『生きてるなら、食べられないじゃん。』
8歳の息子は、焼き塩サバが大好物です。
今日も晩ご飯に塩サバを焼いていました。
「焼けたよ〜」
そう声をかけてダイニングテーブルに置くと、嬉しそうに駆け寄ってきた息子。
すると――
「お母さん!!まだ生きてるよ!!」
驚いたような声で叫びます。
なんだなんだ?と思いながら、もう一度テーブルを見ると……。
焼きたてのサバの皮が、ぷくぷくと動いていました。
大人からすると、焼きたてならよく見る光景。
でも息子には、それが「まだ生きている」ように見えたようです。
その表現がなんとも可愛くて、
「ほんとだ!まだ生きてるね!」
つい、私もそう返してしまいました。
すると息子は、少し困った顔で、
「生きてるなら、食べられないじゃん!!」
と一言。
「生きてる」と表現する、8歳らしいまっすぐな感性。
「生きているなら食べられない」という、優しい気持ち。
たった数秒の会話の中に、息子らしさがぎゅっと詰まっていました。

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