【ひのきのぼう】を本気で作ってみようと思った話
【ひのきのぼう】
攻撃力・・・2
価格 ・・・10G
※ドラゴンクエスト4以降参考値。シリーズによって攻撃力・価格は異なります
言わずと知れた、ドラゴンクエスト(以下DQ)シリーズ最弱の武器だ。
作れそうだな。
10Gってどれくらいだ?
調べてみた。
DQ生みの親である、堀井雄二氏が、
1G≒100円位と仰っている。
という事は、【ひのきのぼう】は1000円位か。
高いのか?
ヒノキと言えどただの棒だぞ?
高級なヒノキなのか?
気になって材木屋の友達に聞いてみた。
『なぁなぁ、ひのきのぼうっていくらくらいで作れる?』
「あ?また訳の分からん事いいだしたなw」
「端材であるから好きなだけもってけwただでええわw」
持つべきものは材木屋である。
話が早くて助かる。
さて、
材料費はタダとして、どう加工するか。
資料を確認しよう。

なるほど。
何の変哲もない【ひのきのぼう】だな。
グリップエンドを加工してあるな。
あと包帯的な滑り止めが巻いてある。
ははーん、これは・・・
工業製品だな。
武器屋の親父が作っているわけではなさそうだ。
その証拠に、
DQには”売り切れ”という概念がない。
常に在庫を補充している。
大量生産に成功しているのか?
という事は、製造工場がDQ世界にも存在している?
ならば、【ひのきのぼう】はどうやって作られているのか?
製造工程を考えてみよう。
材料調達(ひのき)
↓
加工(削りだし)
↓
組立(滑り止め)
↓
検品(攻撃力2)
↓
在庫
↓
武器屋へ出荷
攻撃力を測る検査機器があるのだろうか。
標準偏差は…。
とても気になる...。
細かく考えるととんでもない論文になりそうだ。
かいつまんで考えていこう。
まず原料調達からだな。
工場長は運よくタダでひのきの端材を手に入れた。
DQ世界にホームセンターはなさそうだな。
山で切ってくるしかなさそうだな。
幸いDQの世界には、木こりという職業の人が村人で登場することもある。
なるほど。
原木の調達は木こりに任せればいい。
親切にも製材までやってくれる木こりと仮定しよう。
こうして、【ひのきのぼう】製造工場のサプライチェーンが見えてきた。
木こりから製造工場へ送られて、いよいよ大量生産スタートだ。
....まてよ?
【ひのきのぼう】って最初の方の村でしか売ってなくないか?
大量生産してるのに、流通範囲は狭い。
てことは、地域限定的な?
まさか、地産地消?
でもそれで需要はあるのか?
採算は取れるのか?
実は武器屋は道の駅的な感じか?
でもそれじゃあ在庫の数は限られている。
謎は深まるばかりだ。
ここで、ふと興味深い事が頭をよぎった。
DQ1~3までをロトシリーズという。
時系列的に追っていくと、
3→1→2
となる。
私の記憶が確かなら、【ひのきのぼう】はDQ2で初登場するはずだ。
【ムーンブルクの王女】の初期装備だ。
滅ぼされた国とはいえ、王女が持つには少し寂しくないか?
ちなみに、
DQ2の前の時代、DQ1では登場していない。
だが、
DQ1より前の時代である、DQ3では普通の顔して売っているのである。
しかも5Gでだ。
しかしここで注意したいのが、
DQ3の勇者たちは、上の世界からやってきた存在なのだ。
DQ3で【ひのきのぼう】は、アリアハン(最初の地域)で売っている。
まさに地産地消。
ちなみに下の世界(アレフガルド)には売っていない。
じゃあなぜ下の世界の住人である、DQ2のムーンブルクの王女が持っているんだ?
元をたどれば、DQ3の勇者の末裔がDQ2の3人の勇者たちだ。
【ひのきのぼう】はまさか代々受け継がれて来たのではないか?
アリアハン出身の勇者が、
地元の名産品である【ひのきのぼう】を、
お土産として持って行っても不思議じゃない。
そう考えると、ムーンブルクの王女が持っているのも納得できる。
つまり、あれはただの【ひのきのぼう】ではない。
ロトの血筋に伝わる由緒正しき【ひのきのぼう】なのだ。
DQ1では【ひのきのぼう】は登場していない。(FC版)
おそらくお城の奥深くに、宝物として隠されていたんだろう。
しらんけど。
そんな由緒正しき神聖なる【ひのきのぼう】を、
工場長ごときが作っていいはずもない。
まずは勇者になってからだ。
という事で、作るのはやめる。
めんどくさい。
攻撃力2だし。
【続・ひのきのぼうを作ってみた話】
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