見出し画像

ポケモンZA、ポケモンより“人の多様性”の方が面白い

ポケモンZAを遊んでいて、一番印象に残ったのはバトルでもストーリーでもない。
キャラクターデザインだった。

このゲームは、ただポケモンの種類が多いだけじゃない。
「人間の種類」も、同じくらい豊かに描かれている。


チャンピオンズ目的で始めたはずだった

そもそもこの作品を始めた理由は単純で、
『ポケモンチャンピオンズ』で有利になるらしい、という噂を聞いたからだ。

だから最初は、正直“準備のための一本”くらいの認識だった。

でも、遊んでいくうちに全然違うところに引っかかった。
それがキャラクターデザインだった。


性別を曖昧にする設計

近年のポケモンは、明らかに変わってきている。

名前だけ見ても、タウニー、デウロ、ピュール、カラスバ。
男女どちらか分からない。

服装も同じだ。
男性主人公でもミニスカートが普通に買えるし、そもそも全体的にユニセックスなデザインが多い。

逆に「いかにも男らしい服」の方が少ない。

これは単なる自由度の話ではなく、
“性別でキャラクターを固定しない”という意図を感じる。


ポケモンの多様性は、人間にも拡張されている

ポケモンというゲームは昔から、

いろんなポケモンがいるから、好きに使っていい

という思想を持っている。

でもZAでは、それが人間にもそのまま適用されている。

いろんな人がいるから、そのままでいい

そんなメッセージが、キャラクターデザインから伝わってくる。


「おじさんでしかないおじさん」がいる

象徴的なのが、いわゆる“おじさん”。

ゲームに出てくるおじさんって、これまではカリカチュアされて、
分かりやすくデフォルメされた存在であった。

でもZAにいるのは違う。

ただのおじさん。
本当に、街にいそうな「おじさんでしかないおじさん」。

これはほかのゲームではなかなかいないと思う。

おじさんでしかないおじさん

観察して作られているキャラクター

例えば、香水を開発している女性。

実際にそういう人を知っているわけじゃないのに、
「こういう人いそうだな」と思わせる説得力がある。

これは想像ではなく、観察から作られているデザインだと思う。

ちゃんと街に出て、人を見てきた感じがする

ゲームのためのキャラクターというより、

現実のどこかから連れてきた人たちが、そのまま街を歩いているように見えるのだ。


人とポケモンの関係が自然に見える

そして一番面白いのがここだ。

街を歩いていると、

「この人は、なんでこのポケモンを連れてるんだろう」

と自然に考えてしまう。

無理に説明されるわけじゃない。
でも、関係性が“浮かび上がる”。


それ自体がポケモンの個性になっている

ポケモンはこれまで「ポケモンの種類の多さ」が魅力だった。

でも今は

人も含めて、多様性そのものを描く作品になっている。

そして、それがもう
ポケモンというシリーズの個性になってきている。

この髪型のキャラクターとか

まとめ

「いろんな存在がいること」を、
当たり前の前提として描いているゲームだった。

それを、子供たちは普通に遊んでいる。

その子たちが育った未来は、ちょっと面白そうだなと思う。

いいなと思ったら応援しよう!