行かせるか?休ませるか?行き渋りに揺らぐ親|適応障害|休職中
眠る前、毎晩「明日保育園行きたくない」。
目を覚ますと、毎朝「今日保育園お休みにしたい」。
4歳の息子。
そんな言葉が、もう3週間ほど続いている。
最初のころは渋々ベッドから起きてきて、支度をして保育園へ向かっていた。
でもだんだん、朝ベッドから起きあがらなくなった。
表情は暗い。
「朝だよ、おはよう!」じゃ、もう起きてくれない。
どうしたら起きられるだろう。
音楽をかけてみる。大好きなウルトラマンの主題歌。
歌のリズムに合わせて体をゆすってみる。
「ぶどうあるよ。すごく甘いよ」
「今日はプールだって。気持ちよさそうだね」
「明日はお休みだから、今日あと1回頑張ろう!」
刺さりそうな言葉を探して並べる。
それでもダメな時は、話をする。
「ウルトラマンはいつもパパとママを連れて歩いてる?」
「道を歩いてる人はいつもパパとママと一緒にいる?」
息子は首を横に振る。
「1人で歩いているよね。でも急に1人になるのは心配じゃない?
保育園は、1人で歩くための練習なんだよ。頑張ってほしいんだ」
そう伝えてみる。
「保育園はあなたが安心して楽しく遊ぶための場所だよ。
どの時が嫌だな、辛いなって思うの?
ママに言ってくれたら、朝、先生に伝えるよ。
嫌なこと、辛いことを一緒に減らしていこうね」
まだ4歳だから、力づくで引っ張って連れていけなくもない。
でも、そうはしたくない。
息子から今日の心配事を聞き出す。
「給食、片付けの時間までに食べ終われるか心配」
「わかった。先生に伝えるね。
今日は15時に迎えに行くよ。お昼寝の時間まで頑張ろう」
そう言って息子を自転車の後ろに乗せる。
「給食を時間内に食べ終われるか、不安になっています。困っていたらサポートをお願いします」
先生に息子の不安を伝え、さっとお別れ。
息子にはこう声をかける。
「困ったことがあったら〇〇先生に言うんだよ」
「お昼寝が終わったら迎えに行くね」
涙を流す息子。
私は教室を後にする。
毎朝、毎朝、本当にクタクタになる。
そして心の中で問い直す。
「これでいいのかな」
行き渋りはよくあること、先生にはそう言われた。
心配させたくないという優しさかもしれない。
でも、今まで2年間、嫌がらずに行けていた事実もあり、私はつい理由を探してしまう。
休ませてもいい。
でも、休む習慣がついてしまうのも怖い。
保育園での経験を通して学ぶことを、簡単に諦めたくもない。
行き渋る息子と、仕事や生活に適応できずに休職している私。
似たものどうしなのかもしれない。
息子と向き合うことは、自分自身と向き合うことのような気がしている。
