見出し画像

#伊藤リスペクト軍団を公式にしろ

ゲストユーザの方は”スキ”を最後に押していただけると喜びです♪
ご覧のスポンサーの提供でお届けします。

「TikTokの動画再生回数、
合計100万回以上再生で公式ユニット化」
目指せ合計100万再生!!
(クリックすると各TIKTOKへとびます)

伊藤麻希 MAKI ITOH
古沢稀杏(STARDOM)
梨杏

伊藤リスペクト軍団。

何という名前だ。

自分の名前をつけるだけではない。

自分をリスペクトしろと、最初から要求している。

普通なら恥ずかしくて言えない。

いや、普通の人間は、そんなことを言おうとも思わない。

ところが伊藤麻希は言ってしまう。

「世界一かわいいのは伊藤麻希だ」

「伊藤をリスペクトしろ」

「伊藤について来い」

こうして2017年、最初の伊藤リスペクト軍団が生まれた。

タッグとして試合をするだけではない。

アイドル活動を宣言し、後楽園ホールで歌い、自分たちの世界をリング上へ持ち込んだ。

やがて最初の軍団は解散した。

しかし、その名前と思想は消えなかった。

なぜ消えなかったのか。

ベルトを取ったからか。

名勝負を残したからか。

違う。

伊藤リスペクト軍団が、伊藤麻希という人間の生き方そのものだったからだ!

2026年1月、伊藤麻希がスターダムと専属契約を結んだ。

そこで伊藤は、既存のユニットへ静かに収まる道を選ばなかった。

稀杏のコスチュームと髪形に目をつけ、伊藤リスペクト軍団への加入を打診した。

運命の偶然?
いきなりの決定
キャンセル不可である

稀杏は「世界で2番目にかわいい」を名乗り、伊藤と行動を共にするようになった。

尊い

二人は手書きの伊藤リスペクト軍団Tシャツを着て登場し、スターダムで軍団を再始動させた。

会社が用意したのか。

違う。

正式な結成会見があったのか。

それも違う。

伊藤が勝手に稀杏を見つけた。

勝手に勧誘した。

勝手にTシャツを作った。

初期Tシャツ。手書き?

そして、勝手に軍団を始めたのだ。

おい、ちょっと待て。

それでいいのか。

いいのだ。

いや、それがプロレスなのだ!

会社に認められてから始めるのではない。

まず名乗る。

まず動く。

まず観客に見つけてもらう。

そして、会社が無視できない存在になるまで騒ぎ続ける。

かつてインディー団体がそうだった。

会場がない。

金がない。

テレビもない。

それでも旗を揚げた。

伊藤リスペクト軍団も同じだ。

正式なユニットではない。

だからこそ、自分たちの存在を毎試合、毎入場、毎会見で証明しなければならない。

公認ユニットには看板がある。

伊藤リスペクト軍団には執念がある!

5月31日の京都大会で、梨杏が伊藤リスペクト軍団へ加わった。

これによって軍団は、伊藤麻希、稀杏、梨杏の3人となった。

3人はアーティスト・オブ・スターダム王座へ挑戦した。

王座獲得には届かなかった。

しかし、テーマ曲「セツナイロ」に合わせた振り付けを披露し、会場の視線を奪った。

「入場10割」

「物販10割」

これが彼女たちの掲げる言葉である。

ふざけているのか。

もちろん、ふざけている。

しかし、ふざけている人間が努力していないと思ったら大間違いだ。

リングへ出て踊る。

観客を笑わせる。

グッズを売る。

会見で話題を作る。

(ニセ伊藤麻希・・・・・その正体は!?)

(ツッコミどころが多すぎる伊藤リスペクト軍団)

(稲葉あずさにいじられる)

そして試合では、格上の王者へ何度でも向かっていく。

これは簡単なことではない。

真面目な顔をしていれば、負けても「頑張った」と言ってもらえる。

しかし、笑いを取った人間には厳しい目が向けられる。

「あれはプロレスなのか」

「試合より入場が目立っているだけではないか」

「話題先行ではないのか」

そう言われる。

だから伊藤リスペクト軍団は、笑わせたあとに闘わなければならない。

入場で期待をつくり、試合でその期待を背負う。

入場が10割なら、試合も10割でなければならない。

合計20割だ。

計算が合わない?

そんなことはどうでもいい。

プロレスとは、計算の合わないものなのだ!

伊藤リスペクト軍団には、一つの大きな問題があった。

スターダムの正式な公認ユニットではないことだ。

そこで伊藤、稀杏、梨杏の3人は会社へ直談判に向かった。

伊藤リスペクト軍団を公式ユニットにしろ。

そう要求した。

稀杏は虫取り網を持ち出し、社長へ公認を迫った。

何という交渉だ。

虫取り網で社長を捕まえる。

それを団体交渉と呼んでいいのか。

普通なら呼ばない。

しかし、伊藤リスペクト軍団に普通の交渉などできるはずがない。

会議室へ入り、資料を配り、実績を説明する。

観客動員への貢献。

物販売上。

話題性。

今後の活動方針。

そんなものを整えて提出したら、それはもう伊藤リスペクト軍団ではない。

虫取り網を持って社長を待つ。

大声で公認を要求する。

怒られる。

追い払われる。

それでも次の方法を考える。

バカバカしい。

しかし、このバカバカしさの中に重大な問題がある。

ユニットとは、会社が認定して初めてユニットになるのか?

観客が名前を知っている。

テーマ曲がある。

Tシャツがある。

    いつ見ても売り切れなのである

メンバーがいる。

タイトルにも挑戦した。

会場で反応が起きている。

それでも会社が認めなければ、ユニットではないのか。

ここに、会社とレスラーの闘いがある。

会社は秩序を守ろうとする。

レスラーは自分たちの存在を押し込もうとする。

公認する側と、公認させる側。

管理する側と、勝手に始める側。

伊藤リスペクト軍団の本当の対戦相手は、リング上のユニットだけではない。

スターダムという組織そのものなのだ!

非公式の哀しさ。

だが、伊藤リスペクト軍団を単なる反体制の軍団として片づけてはいけない。

伊藤麻希は「自分をリスペクトしろ」と言う。

それは傲慢なのか。

そう見える。

自分を世界一かわいいと言い、自分の名前を軍団につけ、自分への尊敬を他人へ要求する。

だが、本当に自信のある人間は、そんなことを何度も口にするだろうか。

私はそうは思わない。

本当に何の迷いもない人間なら、自分をリスペクトしろなどと言わなくてもいい。

伊藤麻希は、言い続けなければならなかったのだ。

世界一かわいい。

私を見ろ。

私を認めろ。

私をリスペクトしろ。

そう叫び続けることによって、何度も否定されてきた自分を奮い立たせている。

だから伊藤リスペクト軍団は、最初から認められていた人間たちの集まりではない。

会社から選ばれた者たちでもない。

成功を約束された者たちでもない。

認められていない。

完成していない。

少し不器用で、少し格好悪くて、それでも自分たちの存在を認めさせたい人間たちの軍団だ。

稀杏は「世界で2番目にかわいい」と名乗る。

梨杏は「たくさんお金を稼ぎたい」と言う。

一人はかわいさを叫び、一人は金を叫ぶ。

何とも俗っぽい。

何とも人間臭い。

だが、自分の欲望を隠さないということは、自分が何者であるかを隠さないということでもある。

かわいくなりたい。

有名になりたい。

金を稼ぎたい。

ベルトが欲しい。

会社に認められたい。

自分たちの名前を残したい。

誰だって本当は同じなのだ。

会社に認められたい。

仲間に認められたい。

好きな人に認められたい。

そして何より、自分自身に認めてもらいたい。

しかし、それを正直に言うのは恥ずかしい。

伊藤リスペクト軍団は、その恥ずかしい願望を大声で叫んでいる。

私たちを認めろ!

だから観客は笑う。

そして、笑いながら応援する。

なぜか。

そこに自分を見るからだ。

自分も本当は認められたい。

自分も何者かになりたい。

自分も世間に向かって、自分には価値があると言ってみたい。

しかし、なかなか口には出せない。

伊藤リスペクト軍団は、それを代わりに叫んでくれる。

格好よくなくてもいい。

完璧でなくてもいい。

結果が出ていなくても、まず自分から自分を信じればいい。

会社が認めなくても名乗ればいい。

周囲に笑われても、何度でも自分の価値を主張すればいい。

伊藤リスペクト軍団とは、誰にも認められなかった人間が、自分で自分を認め、そのうえで世間にも認めさせるための軍団である!

そして梨杏と稀杏は、「めに☆まに」を名乗った。

「たくさんお金を稼ぎたい」

Many Money。

そこから生まれた名前だった。

何だ、その理由は。

ベルトへの敬意はないのか。

若者の夢はないのか。

女子プロレスへの理想はないのか。

違う。

金が欲しい。

有名になりたい。

自分たちを認めさせたい。

伊藤リスペクト軍団を公式にしたい。

全部ある。

全部を隠さず、二人はNEW BLOODタッグ王座への挑戦を要求した。

場所まで指定した。

両国国技館だ。

王者組の前へ現れ、両国で挑戦させろと迫った。

勝手にタッグ名をつけた。

ベルトを取って伊藤リスペクト軍団を公式にすると宣言した。

無茶だ。

実績も歴史も足りない。

だが、そんなものは勝ってから作ればいい。

プロレスラーの言葉に、最初から根拠など必要ない。

根拠はリングで作ればいい。

笑われてもいい。

バカにされてもいい。

最後に勝てば、それまでの言葉はすべて予告になる。

騒動は伏線になる。

乱入は宣戦布告になる。

冗談のようなタッグ名は、歴史に残る王者の名前になる。

めに☆まには、両国でそれを証明するはずだった。

本当にベルトを取れたかどうかは分からない。

王者は強い。

簡単に勝てる相手ではない。

それでも闘えば、答えは出た。

勝つのか。

負けるのか。

笑われて終わるのか。

冗談を現実に変えるのか。

その答えをリング上で出すはずだった。

ところが大会当日、梨杏の欠場が発表された。

絶望である

タイトルマッチはなくなった。

めに☆まには両国のリングで、王者と闘うことができなくなった。

負けたのではない。

勝てなかったのでもない。

闘うことさえできなかったのだ!

これほど悔しいことがあるか。

試合に負ければ、相手が強かったと言える。

自分に何が足りなかったのかを考えられる。

次はどう闘うのかという物語も始まる。

しかし今回は違う。

ゴングが鳴らなかった。

王者へ手を伸ばすこともできなかった。

技を受けることも、返すこともできなかった。

ベルトの重さを確かめるところまで行けなかった。

めに☆まにの両国は、始まる前に終わってしまった。

プロレスには、こういう日がある。

ファンが楽しみにしていたカードが消える。

選手が準備してきた時間が、リング上で表現されないまま終わる。

語られるはずだった物語が、突然途切れる。

残酷だ。

あまりにも残酷だ。

しかし、だからこそプロレスは人生に似ている。

努力すれば必ず報われるわけではない。

準備をすれば必ず本番を迎えられるわけでもない。

約束された場所に、必ず立てるわけではない。

それでも人間は、もう一度その場所を目指す。

それが生きるということではないのか。

めに☆まにはベルトを取れなかった。

いや、違う。

ベルトを取る機会そのものを失った。

挑戦したかった

だからといって、二人の物語まで消えたのか。

違う。

断じて違う。

試合がなくなったことと、挑戦が終わったことは同じではない!

梨杏が戻ってくればいい。

稀杏が待っていればいい。

二人でもう一度並び、王者の前へ出ればいい。

そして、もう一度言えばいい。

「私たちに挑戦させろ」

両国でできなかったのなら、次のリングでやればいい。

リングがある場所へ行け。

王者の前へ出ろ。

逃げずに要求しろ。

金を稼ぎたいと言った。

ならば、ここで終わるな。

有名になりたいと言った。

ならば、この悔しさまで自分たちの物語に変えろ。

伊藤リスペクト軍団を公式にしたいと言った。

ならば、一度の機会が消えた程度であきらめるな。

本当に欲しいものがあるなら、何度でも取りに行け。

一度の挑戦が消えたからといって、夢まで消えるわけではない。

伊藤リスペクト軍団の自己肯定とは、順調なときだけ自分を信じることではない。

ベルトが取れたときだけ、自分には価値があると胸を張ることでもない。

計画が崩れた。

期待していた場所に立てなかった。

大切な試合を失った。

そんな日にこそ、自分を見捨てない。

何も手に入らなかった日にも、自分自身だけは自分をリスペクトし続ける。

それが伊藤麻希の思想ではなかったのか。

それが伊藤リスペクト軍団ではなかったのか。

誰かに認めてもらえたから、自分を信じるのではない。

自分が自分を信じたから、世間へ認めさせにいく。

順番が逆なのだ。

だから梨杏は、いま無理に何かを証明する必要はない。

戻れるときに戻ればいい。

ただし、戻ってきたときには忘れるな。

両国で鳴らなかったゴングを。

伸ばすことのできなかった手を。

稀杏と並んで挑むはずだったベルトを。

その悔しさを全部持って、もう一度王者の前へ立て。

稀杏よ。

一人になったからといって、めに☆まにが消えたわけではない。

タッグは二人でリングに立つものだ。

しかし、二人で立てない時間まで含めてタッグなのだ。

相棒が戻ってくるまで、名前を守ればいい。

今日の悔しさを忘れなければいい。

そして梨杏が戻ったとき、もう一度並べばいい。

「私たちは、めに☆まにだ」

そう名乗ればいい。

一度の欠場で終わる名前なら、最初から歴史にはならない。

一度消えたタイトルマッチを、自分たちの手でもう一度引き寄せてこそ、その名前に意味が生まれる。

金を稼げなかった。

ベルトも取れなかった。

伊藤リスペクト軍団を公式にすることもできなかった。

何一つ予定どおりには進まなかった。

それでもいいのか。

よくはない。

悔しいに決まっている。

だからこそ、その悔しさを捨てるな。

プロレスラーにとって悔しさとは、抱えているだけの荷物ではない。

使い方次第で、次の試合を動かす武器になる。

今回の欠場によって、めに☆まにには新しい闘う理由が生まれた。

幻に終わったタイトルマッチを、今度こそ現実にする。

今度は玖麗さやかが欠場。運命は非情である。

両国で届かなかったベルトへ、もう一度手を伸ばす。

笑われて始まったタッグが、試合を失った悔しさまで乗り越えて王者になる。

その物語は、まだ始まったばかりなのだ。

伊藤リスペクト軍団とは、成功した人間の集まりではない。

何度つまずいても、自分自身を見捨てない人間たちの集まりだ。

認められなかった。

それでも名乗った。

笑われた。

それでも踊った。

公認されなかった。

それでも会社へ押しかけた。

タイトルマッチが消えた。

それでも、めに☆まにという名前は消えない。

自分で自分を認めるとは、何もかもうまくいった自分だけを認めることではない。

失敗した自分も、立ち止まった自分も、リングに立てなかった自分も見捨てないということだ!

だから物語は続く。

梨杏が戻る。

稀杏が隣に立つ。

二人でもう一度、めに☆まにを名乗る。

そして王者の前へ出る。

そのとき初めて、今日の欠場は終点ではなくなる。

再挑戦へ向かう物語の始まりになる。

認められてから名乗るな。

勝ってから自分を信じるな。

順調なときだけ夢を語るな。

何も手に入らなかった日だからこそ、胸を張れ。

だから、いまこそ自分たちをリスペクトしなければならない。

ベルトがなくてもいい。

公認されていなくてもいい。

二人でリングに立てなくてもいい。

だが、ここで自分たちの物語をあきらめてはいけない。

めに☆まには終わっていない!

伊藤リスペクト軍団も終わっていない!

両国で鳴らなかったゴングを、いつか必ず鳴らせ。

そのとき王者の前で、自分たちが何者なのかを証明しろ。

梨杏よ、戻ってこい。

稀杏よ、その日を待て。

そして二人でもう一度、王者の前へ出ろ。

今度こそリングで答えを出せ。

勝つのか。

負けるのか。

金を稼げるのか。

軍団を公式にできるのか。

そんなことは、まだ誰にも分からない。

だから面白い。

だから見たい。

だから待つのだ。

鳴らなかったゴングは、次の物語の開始を告げている!

年上の背の高い後輩が年下の小さな先輩を励ましてる構図。尊い。



いいなと思ったら応援しよう!

マボロシプロレス チャリンチャリーン♪