【#わたしの本棚】本、読んでますか?僕?読んでません。
部屋を掃除していたら、2009年に友人とラジオと称して会話した音源を見つけ、恐る恐る聞いてみたのですが、当時の僕の横暴さに頭を抱えることになってしまった休日。皆様いかがお過ごしでしょうか。
それから早16年。自分の話したいことだけ話してあとは投げっぱなしというかつての乱暴なやり口から脱却し、辿り着いた場所は……給湯室でした。その名も「ピコピコ中年の給湯室(仮称)」!
愉快なメンバーと、記事を書いたり時折雑談したりで楽しんでおります。皆さんのおかげで私は「話したいことだけ話してあとは投げっぱなし」から「書きたいことだけ書いてあとは投げっぱなし」に進化しました。……進化?
最近この「ピコピコ」では「みんなで同じテーマの記事を書こう!」という企画を実施中。今回のテーマは…… #わたしの本棚 !
ここのところ時間が取れず記事が上げられないのですが、これは書きたい。テーマが決まった瞬間から頭の中に本棚がありました。さっそくいきます。
■ご自慢の本棚!
私の本棚は、20代の時に買った安いけど前面が可動式の本棚です。ホラ、可動式って、ロマンじゃん?(笑)

「本」棚……?
左下のディスクケースにはゲームソフトが、
右側の緑のファイルと黄色いファイルには、
ゲームソフトのパッケージがまとまっているのだ!

これは何だな?
右下はこれから収納物が増えた時用の空きスペースです。
本棚について記事を書きたいとは言ったけど、もう少し知性を感じる本棚でありたかった。それにジャンルがバラバラ。……いやサイズ感を意識して収納したからだから!!
私の部屋は狭く、特に保管場所もなく、特に最近本を片っ端から捨てたor売ったばかりで、今残っているのは僕の本、のみならずカルチャーの重要参考人たちばかりです。俺が好きなモノ・思い入れのあるモノをとにかく詰め込むつもりで整理したんだけど、なかなか楽しいね、整理って(笑)
あ、逆にもちろん本棚にない大好きなモノもありますので。
それにしても……新しい本がここ近年増えていないなー。あれじゃないですか?本、高くないですか?(笑)まぁ、そう思うなら図書館行け、って話なんだけど、結局行ってないので、そもそも最近あまり読んでない、っていうのが一番デカいな。
では、この中で、noteで紹介できそうなものをいくつかピックアップして、書かせてください!結局ここなんだ。俺が好きなモノを喋りたいだけなんだなw
◇水野敬也先生エリア
僕はどっちかというと、作者で本を選ぶタイプ寄りなんじゃないかなぁー。本を読む冊数の割には、ですけど。
その中でも、ほぼ欠かさず読んでいるのが、水野敬也先生の著書。

家のどこかにあるはずなので、見つけた方はご連絡ください。
20代の頃にベストセラー「夢をかなえるゾウ」に出会ってから、ずっと読んでます。この方の、なりたい自分への勤勉さ、それに伴う、他人を慈しむ心とユーモア、好きなんですよね。
僕が好きな本は「ウケる技術」「美女と野獣の野獣になる方法」などありますが、一番読んだのは「たった一通の手紙が、人生を変える」。友人に貸したっきり、その人と疎遠になってしまったため、電子版で買い直すくらいには大事な本です。
この本には、昨今めっきり書かなくなった直筆の手紙の書き方を、年賀状や歓送迎会でのお礼状から、ラブレター、お見舞い、果てには抗議文、謝罪文、遺書に至るまで、様々な手紙の意図と、それらに対しどのように表現すれば相手に思いを伝えられるかについて、事細かに書かれています。
また過去の偉人の手紙も例文として多数紹介されていて、圧倒されつつも「こんな手紙、書けたらいいなぁ、いつか書いてみたい」と思わせてくれるんですよね……!
この本があったおかげで、マンガ家の川田先生にファンレターを送ることを決めたのでした。ファンレターを書くの、すごい楽しかったんですよ。
文章を練って練って、表現にこだわり、慣れない筆ペンで一発書き、間違えては書き直し。一文字一文字に魂を込めて「手紙を書くってこんなに汗をかくのか」と驚きながら書き上げた手紙は、自分にとっても大切なものになり、送る前にコピーするほどでした(笑)
手紙って、楽しくて悩ましくて、思いをたっぷり込められるんだなぁ、と気づかせてくれる経験でした。
また、この本の重要な紹介要素としては「礼儀作法については最低限しか書かれていない」というのはお伝えしたい!そうよな、手紙って、そこじゃないよな。
この本に書かれているのは本質的には、手紙の書き方、ではなく、相手に思いを伝えるコミュニケーションの取り方、なんだと思います。気になる方は是非とも読んでみてください。正直、本編の例文を読んでいるだけで楽しいんだよねw 偉人のものでも、作者が書いた良い見本・悪い見本でも。
というわけで、水野敬也先生の「たった一通の手紙が、人生を変える」の紹介でした。
……このペースでやったら、この記事永久に終わらんぞw
絞ります。あと2つ!
◇喰う寝るふたり 住むふたり/日暮キノコ

「好きなマンガは?」と聞かれた時に挙げるタイトル最有力候補。日暮キノコさんの作品で「喰う寝るふたり 住むふたり」です。
……このマンガはですね、僕が唯一、焚書にしようかと悩んだ本であります(笑)
というのも、20代で一人暮らししていた頃、恋人を作りたいとあれこれ頑張っていた頃にこのマンガに出会い、まさに僕が彼女と過ごしたかった日常が、ここにあったからなんです!
もう本当に身悶えしながら読んでいて、読み終わってからうめき声をあげるような本でした。
主人公は、高校3年生から10年付き合い、8年間同棲しているカップル「のんちゃん(男)」と「リツコ」の2人。ざっくりした性格でマイペースなのんちゃんと、予定はキッチリタイプでしっかり者であるリツコの、何気ない日常のやりとりが描かれているんですが……一番の売りは、一つのエピソードが「のんちゃん編」と「りっちゃん編(リツコ)」に分かれていること。
キャラクターの発言一つひとつ、同じエピソードを別視点で見ることで印象が大きく変わるところが、このマンガの見どころのひとつなんです。
例えば。
彼氏が出来たばかりの友達とのサシ飲みを終え、ハッピーオーラにあたり疲れて家に帰ってきたリツコ。部屋に着くと……一人で酔っ払ってるのんちゃんがダルがらみをしてくるんですよ。もう……めんどくさいよねーw

これ大好きwww

ついつい、「ビール2缶は飲みすぎなんじゃない?」と小言を言ってしまうリツコ。
だけどのんちゃん視点に戻ると実は、

ビール2缶のうち、1缶はリツコの分だったことがわかるんですね(2缶とも空けてしまったことについては説明を省きますが)。
ああ、些細な行き違いって、こういうところから始まるんだなぁ、と。
で、今読み返しても、やっぱり面白い。本当によくできてる。「嫌な人」がいないんですよね。というか、ちょっと嫌なことをいう人もいるんですけど、その人がその発言をした経緯も語られることで、一旦納得してしまうんですよね。
それに僕が好きなのが、主人公2人のあいだでは種明かしをしないところ。上記のような行き違いでケンカになっても、「実はこれこれでね」「そうだったんだ、じゃあしょうがないね」というやり取りが無い!……けど、それでも二人なりのやり方で、また思いを一つにしたり、次のステップに進んだりするんです。これが本当に素敵なのよ……!
それに加えて……読み返すことで、答え合わせが気になる作品でもありました。僕も「この2人は若いなぁ」と思える年齢になったんだけど、どうなんだろ。果たしてこれが「あるある」なのか、それともファンタジーなのか!
……書いてて思ったけど、実はコミュニケーションをとる全ての人間にとっての「あるある」なんだろうな。ただそれをハッピーに進められるか、そうでないのかの違いだけなんだろうなー。
なお、この本を調べているうちに続編が出ていることを知り、高揚感とも緊張感ともとれる謎の動悸が発生。読みたい!
無印、続ともに全5巻。読みやすくなっておりますのでどうぞ。タイトルは、「食う寝る~」ではなく「喰う寝る~」なのでご注意。
余談ですが、僕の記事【喰う寝るゲーム】シリーズの名前は、この作品にも影響を受けてます。だから「喰う」なんですねー。
本当にいつまで経っても書き終わらないので、ラスト!簡潔に!なんであと1つしか紹介しないかと言うと、記事が長くなってしまうからで、なんで記事が長いとダメなのかと言うと、僕が疲れるから!
◇RHYMESTERエリア
僕の本棚には、RHYMESTERエリアがあります。

学生時代に出会ってから、今も心を支える太い柱になっているラップグループ、RHYMESTER。キレイに保存!……という気持ちがあまり無いため、逆にいつでも見えるところに揃えています。上段が音源、下段がライブDVDなどで、本エリアにも何冊かあります。
ライブDVDはほぼ全部持っているのですが、あえて買っていない作品があるってところがミソで、これによりいつかRHYMESTERが解散した時に「でも俺にはまだ見ていないライブがある!」という安心感を保てるのです(笑)クロノトリガーをまだ遊んでいないのと同じ感覚!
で、せっかくなので、RHYMESTER関連の本から「ライムスター宇多丸の映画カウンセリング」をご紹介!
宇多丸師匠は、僕に「好きなことに熱くなるって、素敵な事なんだ!」と気づかせてくれた張本人。それから、じゃあ自分の好きな事って何かな、から始まり、ゲームの記事をたくさん書くようになるようになったわけなんですが……。
そんな宇多丸さんの代名詞の一つである映画時評。この方の評論はネタバレをすることなく面白いのですが、その映画時評のスキルを活かした本がこちらです。
まぁ、要は面白い映画紹介本なんですけど、興味深いところは「映画カウンセリング」、お悩み相談であるというところ。
宇多丸師匠曰く「よく『おすすめの映画ありませんか?』と聞かれるんだけど、人によって趣味趣向によって違うから何とも言えないよ!」らしいんです。で、ある時、こういうことがあったそうなんです。
30代独身女性、街中でも目を引くセクシー美女、仕事もバリバリ第一線級だけど、腹を割って話してみると、内面にはどうやら思春期からこじらせたままの根深いコンプレックスを抱えていて、年齢的には結婚/出産への焦りも募らせているらしい……というような知人から、「ここ最近のモヤモヤした気持ちを張らせるような一本はないか?」とのリクエストが。しかも彼女、そこまでハッキリ断言する人も珍しいのですが、「ハッピーエンドの映画しか見たくない」と言いきってもいる!
そこで宇多丸師匠が選んだ映画が2本。『ロミー&ミッシェル』と『ヤング≒アダルト』で、前者はリクエスト通りなのですが、後者はハッピーエンドですらない!リクエストから大きく外れている作品でした。
「刺激が強いかもだけど」と前置きして紹介したところ……後者が突き刺さったそうなんですね!
この本では、そういった読者のお悩みを「お題」として、それにあてはまる映画はこれだ!と快刀乱麻を断っていきます。
そんな映画があるのか……見たい!と思える反面、悩み相談の体裁をとっていることもあり、宇多丸師匠の世の中の見方や考え方を読み取ることができて、唸らされるんですよね。
ちなみに本編の一つ目の読者の悩みが「カツラを外すタイミングがわかりません」です。これに対し、どう映画カウンセリングをしていくのか、ぜひ読んでいただきたいです。
■終わりに
今日はnoteクリエイターコミュニティ「ピコピコ中年の給湯室(仮称)」の企画で#わたしの本棚について書いていきました。「本棚はその人となりを表す」。怖い言葉ですね~~~(笑)大丈夫ですか?僕、サイコパスとかじゃないですか?あ、平気ですか、むしろ……ん?良く聞こえない……まぁ、いいか。
楽しかったけど、何を紹介したらいいのか難しかった!少し書いて「イヤさすがにnoteに挙げるには不適切か……」と泣く泣く諦めた作品も。いずれ書くことがあるのかないのか。
でもそんな話題でも、熱意を持って語れば受け止めてくれる(と思う)のが、ピコピコのメンバーのみなさん。
「自分の好きなことを熱く語りたい!」「けど聞いてくれる人がいるか心配!」という方がいらっしゃいましたら、是非ともお声掛けくださいね。
といったところで
今日はここまで。
まだ寝ませんが
また今度!
