バイマックルーの木と、アゲハチョウ。
■ 三大スープ
世界三大スープのひとつ、タイのトムヤムクン。
その酸っぱ辛いスープに欠かせないハーブ、それが「バイマックルー」だ。別名「カフェライム」とも呼ばれるこの植物、我が家のベランダでも静かに葉を茂らせている。
だが、この木があるからといって、毎週トムヤムクンを食べるような生活をしているわけではない。
■ 欲しいのは香りだけ
私は基本的に「いい匂いの植物」が好きなのだ。
食べるだけではなく、ときどき葉っぱをもみもみして爽やかな香りを嗅ぐのが育てる目的の95%程度を占める。
■ 柑橘の宿命
そんなバイマックルーの木には、春から夏にかけて、アゲハチョウがチンピラのようにやってくる。
柑橘類さえ所有していなければ余裕をもってその姿を眺められた。
だがしかし、バイマックルーのあともう一つの名前は「コブミカン」、柑橘ど真ん中なのである。やられてなるものか。
■ 武器
私は「ナイス蚊っち」を握りしめ、素早くベランダに飛び出す。
「ナイス蚊っち」とは蚊などを電撃で葬る、テニスラケット型の殺虫ガジェットだ。空気抵抗が少なく、取り回しが良い。スイッチはもちろんON。殺意ましましである。
目的は、卵を産み付けられる前に追い払うこと。スイッチONなのは、どうせ当たらないことがわかっているからだ。蝶は飛ぶのが上手いからどうせ全て躱される。これは私がどんくさいからではない。
■ 心の在り方
春から夏にかけて、ベランダで電撃ラケットを振り回している冷静さを欠いた人物がいたら、それが私だ。きっと今年の夏も、私は香りのために戦うだろう。アオムシに木を丸裸にされるのを避けられればそれでいい。
もはや料理に使うかどうかは問題ではない。
バイマックルーのボディーガードであり続ける。
(先日、羽化済みの抜け殻を見つけた時の悲しみは、また別の話である。)

👇愛用しています。お部屋に1本「ナイス蚊っち」
