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寝かしつけ後のトイレ問題

我が家では、だいたい21時頃に寝かしつけをする。
……予定では、というやつだ。

現実はそう都合よくはいかない。
うまくいけば20時半すぎ。
下手をすると、22時近くになることもある。

今日もそんな夜だった。

寝室の明かりを落として、
子どもを腕枕に迎え入れる。
小さな体がぴったりとくっついて、
呼吸がだんだんと深くなっていくのを待つ。

寝息に変わる、その瞬間までが勝負。

無事に寝たあとは、
ようやく母の時間が始まる。

抜け出して洗い物をする日もあれば、
そのまま一緒に眠ってしまう日もある。
今日は、少しだけスマホを触りたい気分だった。

寝かしつけ前にトイレは済ませている。
それでも、人間の体は正直で、
「今じゃなくてもいいけど、今行っといたほうがいいかも」
という、あの感覚がやってくる。

そっと、そっと。
腕枕を外し、
子どもを起こさないように体をずらし、
忍び足で寝室を出る。

トイレを済ませたら、
リビングで少しだけ座ろう。
温かいお茶を飲もうかな、なんて考えながら、
用を足して、手を洗っていると。

えーん……

えーん……

ああ、やっぱり。

この、ほんの数分。
たったそれだけで、
子どもは目を覚ましてしまったらしい。

ゆっくりする計画は、あっさり中止。
私は急いで寝室に戻る。

子どもは、
私がさっきまで寝ていた場所に転がったまま、
ぽろぽろと涙をこぼしている。

えーん……

「大丈夫だよ」
声をかけながら、
すぐに隣に寝転び、腕を差し出す。

すると子どもは、
もぞもぞと体を動かし、
私の腕によじ登るようにして、
頭をぽすん、と乗せた。

さっきまでの涙が嘘みたいに、
呼吸が整い、
安心したように、また眠りに落ちていく。

その重み。
その温度。

ああ、なんて幸せなんだろう。

夜中に起こされることも、
自分の時間が削られることも、
正直、楽ではない。

それでも。

この子にとって、
私の腕が「戻ってこられる場所」であること。
安心できる基地でいられること。

それが、
どうしようもなく、幸せでたまらない。

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