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保温22時間

最後の冷凍ご飯が、なくなった。

またストックしなきゃ。
そう思って米びつをのぞくと、残りわずか。

何合とれるだろう。
来週まで持つだろうか。
そんなことを考えながら、炊飯器の内釜に米を入れる。

一合。
二合。
三合。
四合。

無洗米だから、そのまま水を入れて、スタート。

夕飯の時間に合わせて予約をした。
……つもりだった。

金曜日の夜。
家のことを全部片づけたつもりで、私は眠った。

そして土曜日。

ふと、炊飯器の表示を見る。

22h。

二十二時間。

心臓が、すこし遅れて鳴る。

ああ。

タイトル通りだ。

私はやってしまったのだ。

保温のまま、
一晩。

恐る恐る炊飯器を開ける。

そこには、少し黄色くなったご飯。

四合。

堂々たる四合。

おそらくまだ食べられる。
きっと少しにおうだろう。
私が食べればいいのだ。
食べないともったいない、しかたない。

頭の中で言い訳と現実が行き来する。

昨夜の私に言いたい。

なぜ炊き上がった時に、タッパーに詰めなかった?

でも、言えない。
昨夜の私はもう寝てしまった。

結局、それを静かにタッパーに詰める。

何日で消費できるだろうか?

米びつは残りわずか。
冷凍ご飯はゼロ。
そして土曜日は始まったばかり。

仕方なく、また米を量る。

今度は、忘れないように。

スマホのアラームも設定する。

この事件に学ぶことがあるとすれば、これだ。

念には念を。

やってしまった。

でも、やり直せる。

今日も生活は続いていく。

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