積極的に投げ出してみる。
私は時々レトロゲームをする。
年齢的に50代が迫っている昨今、ゲームをクリアするより、過程を楽しむだけで満足できる体質になってしまった。
例えばリメイク版のドラクエ2。
終盤のロンダルキアまで進み、「もうちょっと頑張ればクリアできるんだろうなー」と思いながら、それまでの攻略過程に満足してしまい、ハーゴンとシドーを倒さずに個人的にフィナーレを迎えたことにしてしまう自分がいる。
ちなみに私はチェンソーマン全巻を揃えた。
私はチェンソーマンの最終巻が好きだ。
※以下、ほんのり微ネタバレ(許容範囲?)
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ポチタは「できなくてよかったんだ」「夢が叶うより、夢を見続けて」とデンジに語りかける。
そして藤本タツキという作家性が生み出したのかもしれない、狙って描いたかもしれない、終盤の投げやりな表現力が堪らなかった。
いつから読者は作者に対して、偉そうに話の整合性を厳しく要求したり、伏線回収や作品の終わらせ方にうるさくなったのか?
読者全員ではないと思うが、誰が漫画の創作表現にいちいち口出しするようになったのか?
そのアンチテーゼとして、チェンソーマンは良かった。連載途中でも未完でも、至る過程に読み応えがあれば、もうそれは楽しんだということだと今では思う。
HUNTER×HUNTERが未読なら、いっそのこと完結しないことを前提に揃え始めて読んでみるのもいいかもしれない。そう思えるようになってきた。
終
