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「嵐のあとに」 | 企画に参加させて頂きました

嵐のあとに、そこには凪のように静かな世界があった。
昨夜の嵐は世界中の音を呑み込んでしまったのかと怖くなるほど、静かな世界が。
そんな嵐は、この体の内側でも渦巻いていた。
昨夜から、いや、いつから?
「嵐のあとに」
知らず口を付いて出てきた言葉が音になって、耳に届く。
世界から、音は消えていない。
ほっと息を零すと、その音もまた耳に届き、安堵する。
けれど続きが思い付かず、手探りでスマホを探そうとして、やめた。
嵐は、終わったのだ。
窓辺に立ち、カーテンを開けて、重たい空の隙間から零れる光に、じっと目を凝らす。
あそこに、虹の切れ端が現れないだろうか。
嵐は終わった。
だから、どうか虹よ、と。
祈るように、目を凝らす。

初めて、こちらの企画に参加させて頂きました。
右も左も分からない中、拙いながらも、私の思う「嵐のあとに」の続きを紡いでみました。
貴重な機会を、ありがとうございました。

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