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同じ「長女」でも、見ている景色は違う

長女の景色は、一人ひとり違う——

「長女って、どんな気持ちなんだろう?」

その問いは、私にはずっと想像の世界だった。
でもたまに、勝手に「こうかな?」と想像しては、少し笑ってしまうこともある。

私は一人っ子だ。一人っ子の人生しか歩んだことがない。
だから、兄弟がいる人の気持ちを、うまく想像できない瞬間がある。


友人の話

たとえば、私の友人に妹がいる。
彼女は、物心つく頃から両親に

「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」

友人が両親にかけられた言葉

と言われてきたそうだ。
「好きで姉になったわけではないのに」と話す彼女の顔には、怒りと悲しみが入り混じっていた

私はその話を聞いて、戸惑いと少し切ない気持ちになった。
「へえ、そういうことか」と思うと同時に、ちょっと羨ましい気持ちもあった。
私は、「お姉ちゃんなんだから」とも「我慢しなさい」とも言われたことがない。
同じ「長女」であっても、弟や妹がいるだけでまったく違う景色なんだな、と感じた。


それでも問いかけられる言葉

「兄弟の有無じゃなくて、人としての思いやりの問題では?」

他の意見

たぶん、そう言われる。そして、きっとそれも正しい
でも、それだけで片づけてしまっていいのだろうか。
ふと、自分の胸に小さな違和感が残る。


経験の有無と想像力

一人っ子は、経験していないから兄弟がいる人の気持ちを汲み取れないことがある。
兄弟がいる人であっても、100%分かり合えている兄弟はなかなかいないのではないか。

経験していないことを完全に理解できなくても、
寄り添ったり、想像したりすることで、相手を思いやることはできるのではないだろうか。
そして、その想像の積み重ねの中に、ちょっとした驚きや発見があることもある。


それでも少しだけ重なる瞬間

そしてきっと、景色の違いは消えないままでも、
互いに少しだけ重なる瞬間があるのかもしれない。
その瞬間は、ちょっとした笑顔だったり、言葉にならない理解だったり。
読む人の胸の中で、そっと広がっていくものだろう。

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