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「いつもの朝が戻ってきた。」

珍しくゆっくり過ごした、先週末のこと。


土曜日は、今年の2月に亡くなった祖母の初盆参りへ。


その帰り道、お昼ご飯を食べようとちゃんぽん屋さんに寄ったあたりから、ソラタの様子が少しおかしかった。


普段なら、ちゃんぽんが大好きで、から揚げや餃子があれば飛びつくように食べる。


それなのに、浮かない顔をしている。


「お店のにおいがきつい。」


そう言って、私の方を向いて抱っこを求めてきた。


お店で抱っこを求めてくるなんて、なんだかいつもと違う。


帰り道も何度も「ママがいい」と言うので、抱っこしたまま車に乗り込んだ。抱いている身体が、いつもより熱かった。


家に着いて熱を測ると、38.3度あった。


そのあとは、ずっと横になっていた。


夕方になっても食欲はあまり出ず、ヨーグルトを少し食べたくらい。


寝る前にも38.2度あったので、水分をこまめに飲ませながら、早めに寝せた。


翌朝は、7時前に起きてきた。


「トイレに行きたい。」

「お腹空いた。」


希望通り、食パンとヨーグルトを食べて、熱を測る。


36.7度。顔色も良くて、ホッとした。


とはいえ、まだ本調子ではないだろうということで、この日はどこにも出かけず、家で過ごすことに。


ソラタとヒナタが家の中で遊んでいる間、私は掃除をしたり、保育園での写真が溜まっていたアルバムを整理したり。夫はエアコンのフィルターを掃除していた。


夫婦で手分けして、普段から気になっていた細かなことを、少しずつ片づけていった。


夫はソラタの様子を見ながら、その時々で食べられそうなものを考えていた。


朝から出汁を取って、お昼は雑炊とうどん。


午後になると買い物へ出て、たくさんの野菜と魚を買って帰ってきた。


「油物はよくないやろうけど、魚ならいいかな。煮付けなら食べられる?」


その日は行きつけのスーパーに新鮮なマグロがあったそうで、夜はねぎまを作ってくれた。


ソラタは、それをぱくぱく嬉しそうに食べた。


その姿を見て、また少しほっとした。


私は休日になると、ついどこかに出かけなきゃと思ってしまう方だ。


せっかくのお休みだから、外で遊ばせてあげたい、と。


この週末は、子どもたちがキャッキャと遊ぶ声を聞きながら、掃除をして、アルバムを整理して、ご飯を作る。


そうしているうちに、日曜日が終わろうとしていた。


少し散らかっていた家の中がきれいになって、アルバムには新しい写真が増えて、美味しいご飯の匂いが漂う。


気づけば、ソラタもいつもの顔に戻っていた。


私もソラタと一緒に横になる時間をつくることができて、ここ最近溜まっていた仕事の疲れも、少し抜けた気がした。


月曜日の朝、ソラタは熱もなく、保育園へ。


土曜日のあの様子が嘘みたいに、いつもの朝が戻ってきた。

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