【第289回】 Marketing Cloud Next : HTML コードビューで自由なデザイン

Marketing Cloud Next(Marketing Cloud Growth & Advanced Edition)では、テンプレートベースのメールのみ作成可能でした。しかし、Summer '25 リリースの新機能により、テンプレートを使用せずにカスタム HTML と CSS を使ってメールを作成できるようになりました。
この新機能により、メールデザインの細部にわたる自由なコントロールが可能になります。さらに、既存のテンプレートメールを HTML 形式に変換し、構造やスタイルシートを細かく編集することもできます。以下では、HTML 形式への変換手順と注意点について解説します。
HTML 形式への変換手順
1. 「コードビュー」トグルをクリック
コンテンツビルダー上部にある「コードビュー」トグルをクリックします。

2. HTML のプレビューが表示
「コードビュー」タブには HTML のプレビューが表示されます。この時点ではコードにロックが掛かっており、まだ編集はできません。

3. 「HTML に変換」をクリック
「コードビュー」タブ内で「HTML に変換」ボタンをクリックします。

4. HTML 形式のメールを確認する
するとメールが HTML 形式のメールに変換されます。

HTML 形式に変換する際の注意事項
1. ドラッグ&ドロップ操作の制限
変換後は、コンテンツビルダー内でのコンポーネントの追加や編集ができなくなります。
2. スタイル設定の制限
「スタイル」タブを使ったデザイン変更が利用できなくなります。
3. 動的コンテンツの削除
以下の機能が無効化され、メールから削除されます。
リピーター(Repeaters)
条件付きロジック(Conditional Logic)
コンテンツバリアント(Content Variants)
4. 操作の取り消し不可
一度 HTML 形式に変換すると、元のテンプレート形式には戻せません。
いかがでしたでしょうか。
Marketing Cloud Engagement でも、「コードビュー」タブを利用して HTML をプレビューできますが、編集はロックされています。編集を行う場合は、HTML をコピーして HTML ベースのメールを作成する必要がありました。
一方で、Marketing Cloud Growth & Advanced Edition では、「HTMLに変換」機能を使用することで、同一のメールメッセージ内で変換が可能です。ただし、以下の点に注意してください。
変換操作の取り消しができない。
一部の機能が制限される。
便利な機能が追加された一方で、使い方には慎重さが求められます。ぜひ、新しい機能を活用して効率的にメール作成を行ってみてください。
今回は以上です。
