感情に名前をつける
こんにちは。
わたしはクローズ就労をしている「クロー人(くろうにん)」です。
職場では元気そうにふるまっているけれど、本当はまだまだ、心の回復途中です。
「なんだかモヤモヤする」
「イライラして落ち着かない」
そんなとき、私たちはその“正体”をよく分からないままに抱えています。
でも、心の中にある感情に名前をつけるだけで、
不思議と少し落ち着くことがあります。
たとえば、
「これは怒りだ」
「これは悲しみだ」
「これは不安なんだ」
と、静かに言葉にしてみる。
それだけで、感情が自分の外側に一歩出ていくような感覚になります。
感情を“自分そのもの”ではなく、
“自分の中にあるひとつの現象”として見つめられるようになるのです。
私がクローズ就労をはじめた頃、
仕事中にふと胸がざわつくことがありました。
「なんでこんなに苦しいんだろう」と思っても、
原因が分からないまま、ただ耐えるしかなかった。
でもある日、心の中でつぶやいてみたんです。
「ああ、これは“怖い”なんだ」
その瞬間、少しだけ呼吸がしやすくなりました。
「怖い」と言葉にしたことで、
その感情を“ただの気持ち”として扱えるようになったからです。
感情は、名前を持たないと暴れます。
でも、名前を与えると、落ち着いていく。
それはまるで、迷子の子どもに「大丈夫、ここにいるよ」と声をかけるようなもの。
「不安」「悲しみ」「焦り」「寂しさ」「嫉妬」──
どんな感情も、見つめて名前をつければ、
それはもう“敵”ではなく、“理解すべきサイン”になります。
感情に名前をつけることは、
自分をコントロールするためではなく、
自分を理解するための行為です。
理解された感情は、少しずつ力を失い、やがて穏やかに消えていく。
今日も、職場でふと心が揺れたら、
小さくつぶやいてみます。
「これは、〇〇という気持ちなんだね」
それだけで、心が少し軽くなる気がします。
以上、本日のクロー人のつぶやきでした。
※次回予告:「思考のリセット方法」について書きます。
