連載を終えて:偽りの優しさと向き合った日々
こんにちは。
わたしはクローズ就労をしている「クロー人(くろうにん)」です。
職場では元気そうにふるまっているけれど、本当はまだまだ、心の回復途中です。
この連載「偽りの優しさを越えて」では、全5回にわたり、私が体験してきた母や姉との関係、周囲の人から向けられた表面的な優しさ、そしてそこから学んだ「本物の優しさ」や「自分を生きること」について書いてきました。
母の支配の下で育った子ども時代。
母の死後に感じた姉との距離。
表面的な優しさに翻弄され、孤独と不信感を抱えた日々。
振り返ると、そのすべてが私の心に深い影を落としていました。
でも同時に、そこから学んだこともたくさんあります。
■ 本物の優しさを見極める力
「優しさとは何か」と自問し、経験を通して少しずつ理解できるようになりました。
本物の優しさは、相手を操作したり支配したりするものではなく、ただ寄り添い、受け止めてくれるもの。
表面的な優しさと本物の優しさを見極める力は、過去の経験があったからこそ育まれたのだと思います。
■ 自分を生きるための境界線
また、「自分を生きる」ためには境界線が必要だということも学びました。
他人の期待や顔色に振り回されず、心地よく受け入れるものと、自分を縛るものを見極める。
小さな一歩でも、毎日「自分の気持ちを一つ優先する」ことで、少しずつ自分らしい生き方を取り戻せます。
■ 過去の傷も、未来の力に
偽りの優しさに傷ついた過去は、決して消えることはありません。
でも、その経験があったからこそ、私は本物の優しさを求め、見極める力を持つことができました。
そして、今の私が自分の気持ちを尊重し、境界線を守りながら少しずつ前に進む力になっています。
この連載を読んでくれた方の中に、同じように「偽りの優しさ」に傷つき、孤独を抱えている人がいるかもしれません。
もしそうなら、ひとつだけ覚えておいてほしいのです。
他人の態度を変えることはできなくても、自分がどう受け取り、どう生きるかは選べる。
その選択こそが、あなた自身を守り、少しずつ自分らしい人生を取り戻す力になるのです。
長い連載を読んでくださり、ありがとうございました。
私もこれからも、心の回復を少しずつ積み重ねながら、自分を生きていこうと思います。
以上、本日のクロー人のつぶやきでした。
