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視座の転換と回復

こんにちは。クローズ就労中の野田夏広です。
精神疾患を抱えて働いていると、「どうやったら回復していけるのか?」という問いが、常に心の奥にあります。薬や休養はもちろん大事ですが、私は最近、もうひとつ必要なものを感じるようになりました。それが 視座の転換 です。
つまり、物事の見方を変えるということ。
これまでの自分とは違う角度から、自分自身を見るということです。
私は長い間、他人の目を気にして生きてきました。
職場の期待、家族の期待、「社会人とはこうあるべき」という見えない基準……。それに応えようと無理をして、心がすり減っていくのを感じても、それを止めることができませんでした。
でも、あるとき悟ったんです。
回復のためには、自分の気持ちに正直でいることが何より大切なんだ と。
やりたくないことは、できない時は、無理にやらなくていい。
逆に、少しでも「やってみたい」と思えることなら、心の負担にならない範囲でやってみる。
仕事も、「頑張らなきゃ」と力むよりも、「遊ぶように」軽い気持ちで取り組むほうが、肩の力が抜けて前に進めることがある。
こうした“小さな許可”を自分に出していくことで、心が少しずつ回復の方向へ動き出したのです。
今までの私は「他人の期待」という視座から、世界を見ていました。だから、常にプレッシャーにさらされ、息苦しさがつきまとっていました。しかし、その視座を「自分の内面」へと切り替えてみると、世界の景色が変わり始めました。
心の奥から湧いてくる本音に耳を傾ける。
「本当はどうしたい?」と、自分に静かに問いかける。
すると、これまで気づけなかった“自分らしさ”が少しずつ姿を現し始めるのです。
視座の転換とは、ただ考え方を変えるということではありません。
これは、“生き方”そのものをゆっくりと、穏やかに調整していく作業だと思います。
他人の期待を軸にした生き方から、
自分の声を大切にする生き方へ。
その小さな方向転換こそが、精神的な回復の第一歩になる。
私は今、そのことを身をもって実感しています。
これからも、外側の基準に振り回されず、
自分の心の声を丁寧に拾いながら、ゆっくり前に進んでいきたいと思います。

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