「がんばる」ではなく、「楽しむ」
今までの人生を振り返ると、私は「がんばり過ぎてしまう」ことが、とても多かった。
仕事でも、人間関係でも、「ここまでやれば十分」というところを越えて、さらに無理を重ねてしまう。気がつけば心も体もすり減り、関係性が壊れてしまうことも少なくなかった。
なぜ、そこまでがんばってしまうのか。
最近になって、ようやくその理由が見えてきた。
私の無意識の奥深くには、
「人生はつらいもの」
「がんばらなければ生きていけない」
という思い込みが、強く刷り込まれていたのだと思う。
だから、力を抜くことが怖かった。
楽しそうにしている自分を、どこかで信用できなかった。
「楽をしたら、だめになる」
「楽しんでいたら、置いていかれる」
そんな声が、頭の中でいつも囁いていた。
結果として、人生は「耐えるもの」「乗り越えるもの」になり、
楽しさは、がんばった先にご褒美として、たまに与えられるものだと思い込んでいた。
でも、最近になって、少しずつ考えが変わってきた。
本当にそうだろうか。
人生は、そんなにつらいものだけでできているのだろうか。
がんばることが悪いわけではない。
ただ、「がんばり続けること」だけが、生き方の選択肢である必要はないのではないか。
そう思えるようになった。
これからは、人生を「がんばる」のではなく、「楽しむ」ことを、意識的に選んでいきたい。
努力を手放す、というよりも、力の入れどころを変える、という感覚に近い。
小さな楽しさに気づくこと。
無理をしてまで人に合わせないこと。
「しなければならない」より、「やってみたい」を大切にすること。
そして何より、
「人生とは、楽しいものだ」
という前提を、少しずつ無意識に刷り込んでいきたい。
思考は、現実に影響を与える。
意識だけでなく、無意識が変われば、見える世界も、感じ方も変わっていく。
同じ出来事でも、苦行になるか、体験になるかは、受け取り方次第なのかもしれない。
人生を楽しもう、と力む必要はない。
ただ、「楽しんでもいい」と、自分に許可を出すこと。
それだけで、世界は少しやさしく見えてくる。
これからの人生は、歯を食いしばって進むものではなく、
呼吸をしながら、味わいながら歩いていくものにしたい。
「がんばる」人生から、
「楽しむ」人生へ。
その切り替えを、今、静かに始めている。
