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トックントックンしているとこ

ゲームをしている息子に
「今日もはかどってますね」と声をかけた。

なんとなく、軽い気持ちで。
いつもの風景の中の、ひとこと。

そしたら息子は
「今、クリアしてトックントックンしてるとこ」
と返してきた。

トックントックン。

その言葉が、妙に残った。

見た目には、全然興奮していない。
いつもと同じ顔で、同じ姿勢で、同じ空気の中にいる。

でも、その内側では
ちゃんと何かが脈打っているらしい。

達成と、余韻と、
ちょっとした高まりと。

それを「トックントックン」と表現する感じが
なんだかすごくよかった。

興奮はもっと派手なものだと思いがちだし、
分かりやすく外に出るものだと思ってしまう。

でも、そうじゃない形もある。
外からは見えないけど、
ちゃんと内側で動いているもの。

静かなまま、でも確かに流れているリズム。
息子はそれを、
そのまま言葉にしていた。

トックントックン。

ああ、今そういう時間なんだな、と思った。

見えないけれど、ちゃんと動いているもの。
それを信じられるかどうかで、
見える世界は少し変わる気がする。


これから私も「トックントックン」使ってみよう。

記事を書き上げて、投稿した瞬間、

トックントックン。

そんな記事が書けるようになりたい。

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