仕事術は役に立たないと思われているかもしれないが役に立つ
タスクシュートといわずとも、すべての「仕事術」は多かれ少なかれ「役に立ち」ます。
考えてもみてください。
何か「重たそう」なタスクを前にしたり、上司にキビシイこごとをもらったりすれば、そのつどやる気がなくなるでしょう。
そんなときに見るのは「SNS」ではないでしょうか?
しかしそれはどうしてでしょう?
SNSを眺めると仕事が進むからでしょうか?
そんなはずはないでしょう。
ではXのタイムラインをスクロールすると「やる気」が出るのでしょうか?
心の傷が癒やされるでしょうか?
それもないでしょう。むしろなんだかますます傷つくのではありませんか?
それでも気分が落ち込み、自分が傷つけられと感じたり、不安になったりしたら反射的にSNSに向かってしまうのではありませんか?
少なくともそこですぐに「仕事」には向かえないのではないでしょうか?
これだけでもわかるように、私たちは実のところ「心が落ち込む」とはどういうことかが、わかっていないのです。
わかっているようで、わかっていません。
それがどんなことであるかを完璧に理解しているなら、わざわざ「ますます事態を悪化させる」ような行動を繰り返しはしないでしょう。
私たちはきっと「心の傷」がなんだかわかってはいないものの、「自分を傷つけるこんなイヤな世界から、せめて気持ちだけでも抜け出してしまおう」とするのでしょう。
SNSはインスタントな「別世界」なのです。
もちろん、VRでもアルコールでもギャンブルでもドラッグでも「別世界」に行けます。
ただそれらよりはSNSのほうが容易で安全なのでしょう。
しかし「仕事」は「この世界」のものです。どんな仕事だとしてもそうでしょう。
別世界に旅立ってしまったらその間はタスクはすすめられません。
居酒屋のトイレによく貼ってある「世界一周船の旅」に出てしまったら、家事も用事もすべて投げ出すしかなくなるのと同じです。
タイマーでも逆算でもライフハックでも、そしてもちろんタスクシュートでも
この世界で仕事を進める
のには役に立ちます。
それらはどれも別世界に旅立つためのツールではないからです。
どんな方法を用いるにしてもクルーズに乗って仕事を忘れてしまうよりは、はるかにマシです。
どんな仕事術を試すにしてもSNSで仕事を忘れてしまうよりはずっとマシです。
ちゃんと使わなくてもかまいません。
三度に一度、いや五度に一度、Xの代わりにタスクシュートのタイムラインを眺める習慣をつけてみてください。
それだけで仕事が進むはずです。
