人生に彩りをくれる3つの"感"
『DIE WITH ZERO』
攻めすぎたタイトルと、どこに行っても平積みされる青と黄色の表紙が、手に取らざるを得ないきっかけとなった。
筆者の主張
ズバリこの本の筆者の主張は、
決して本当に「ゼロで死ね」ということではなく、
「ゼロで死ぬことを目指すことに価値がある(ちょうどは無理)。
人生を最大限に充実させ、たった一度の人生を価値あるものにしよう」
だと考える。
筆者は
「人生=思い出づくり」
「人生=経験の合計」
と捉えていることからも、それは伝わってくると思う。
そしてこの主張を叶えるべく、筆者は3つの"感"を意識して欲しいのではないかと私は考えた。
①スピード感
「健康は金より重い」
「経験への投資が早ければ早いほど、記憶への配当はたくさん手に入る」
その通りだと思う。
体力は年々衰えていくし、若いうちに経験した方がその経験が別のことに生きる。
お金を理由にせずに、経験を積むべしという考え方には共感した。
②バランス感
「今しかできない経験への支出と、将来のための貯蓄の最適なバランスを取る。」
「貯蓄に回すべき割合は、年齢によって変えていくべきだ。」
「金を稼ぐことだけに費やした年月は二度と返ってこない。」
今動くことへの価値と、本当にゼロにすることは違うことも学べた。
また、稼ぐためだけの人生ではないことも再確認できた。
③自走感
「日常生活の大半は、無自覚に生きている。」
「時間と金をどのように使うかについては十分には考えていないのだ。」
「スターバックスで毎日コーヒーを買う金を貯めれば、数ヶ月ごとに国内旅行の飛行機の往復チケットくらいは手に入れられる。」
「自分の行動について積極的に考え、自らの意思で判断を下すことを習慣にすれば、自動運転モードな生き方はやめられるようになる。」
「目の前の刹那的な楽しさを優先し、有り金をすぐに使ってしまう近視的な生き方はキリギリス型であり、ひたすら将来のために貯蓄に励み、人生の最後になっても手つかずの大金を残してしまう慣性的な生き方はアリ型だと言える。」
「死ぬ前に後悔すること
1位勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった
2位働きすぎなかったらよかった」
要は、これらの文章は「ちゃんと自分で考えて、自分の意思で生きよう」ということである。
まさに「自走感」の大切さを語っている。
1年、1ヶ月、1週間、1日、1時間をどう過ごすかを考えて、振り返った時に「割と自分の意思で頑張って動けたな」という自走感を大切にしたい。
ここまで読んでくれた人なら分かると思うが、この本はモチベーションをくれるだけでなく、背中をドンと押してくれる1冊である。
実際にこの本を読んでから、車で片道3時間半かけてトレーニングを教えてもらいに行ったり、2時間かけて懐かしの人とバスケットボールの試合に出ることなどを実践に移せた。
人生は思い出づくりなのだから、たくさん経験を積みたいし、私はさらに自分の生きた証を残したいと思っている。
これからも何かに迷ったり、したいことができたりしたら真っ先にこの本のことを思い出したい。
人生を最大に充実させよう。
