80%の成功を生み出すTVのチカラ
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:ABEMAもインターネットメディアでもあるが、作りはテレビだ。しかしスポンサーをつけない分自由闊達な展開がおきる。100年近くもテレビが生きながらえてきた中で、テレビが培ってきた「勝利の方程式」とは。トップ画はhttps://00m.in/TOFhs
テレビの力がわかった
今回のABEMA騒動(笑)、読者の皆様の感想とか、ABEMAサイドの反応、私の友人たちからのフィードバックなどを踏まえると、今回の番組は大成功とは言えないまでも、「成功」したのじゃないかと僕は思うのです。
もちろん、僕のヘタレぶりはおいといて、ね。
その要因は、テレビ局には「勝利のシステム」というべきものが存在しているからではないでしょうか。
出演してわかったのですが、インターネットテレビ局とはいうものの、番組の作り方は、テレビそのものですし、スタジオや放送技術、出演者に求められるスキルや心得も、全く同じです。
びっくりしたことは、出演者に対して最大限の配慮をしていることです。
テレビ局に入るときも、出演者は別格の扱い、そして個人名の控室まで用意されていました。
メールや電話のやり取りも、こちらが恐縮するくらいのうやうやしさで、局側の提案に関しては決して押し付けず、「これでよろしいでしょうか」と確認がきます。
これは何を意味しているのでしょう。
もちろんテレビ局によっても違うでしょうし、番組によっても違うかもしれませんが、テレビの命は「出演者」である、ということではないでしょうか。
おそらくですが、今回、ABEMAさんは僕のことをかなり調べていたのではないでしょうか。
いい、悪いではなくて、番組に合うか、合わないか、というところです。
番組をもり立てるのは、番組と出演者との相性にほかならないからです。
テレビ勝利のシステムとは何か
もし、今回の番組が成功だとするならば、これは「テレビ勝利のシステム」のおかげなのではないでしょうか。
テレビ勝利のシステムの基本は、申し上げたように、番組とのケメストリー(chemistryよき相性)を持った出演者を選ぶことです。
もう一つは「情報共有」です。
例えば、討論番組では、出演者のプロフィールから、発言する可能性のあるテーマや内容を、番組関係者がシェアします。
そして放送作家や番組ディレクターが書いた台本、つまり番組進行案も全員で共有します。
この作業で、番組関係者はおおよそのショーの流れ、展開がわかるのです。
三番目は、「同じゴールを目指している」ということです。
つまり、番組の成功をすべての番組関係者が、強く持つということです。
台本にないアドリブが勝負
討論番組は、やはり、予定外の展開が起こります。
今回も、そう、です。
でもそのほうが面白かったりする。
この場合、不協和音が起こるか起こらないかは、いかに関係者が情報を共有して、番組成功への熱意にかかっているような気がします。
例えば、一昨日の番組ではMCのぺこば松陰寺さんが、プロレスのレフェリーの話でまとめて、どっと笑いが起きたところで、番組終了のゴングが鳴りました。

この松陰寺氏のアドリブは、まさに関係者の情報共有と、番組を成功させようとの共通の意識が生んだんじゃないかと思うんです。
勝利の法則を応用する
1.誰を起用するか
2.情報を共有する
3.関係者全員の成功への熱度が高い
テレビ勝利の法則は、どんなプロジェクトでも共通する法則ではないでしょうか。
プロジェクトにあう外部人材を連れてきて、プロジェクトに関連するあらゆる情報を収集、シェアし、全員がプロジェクト成功に燃える。
いけるんじゃないでしょうか。
野呂一郎
清和大学教授
