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【ピアノを教えるということ】目標と評価が噛み合ったとき、子どもは伸びる


今日はピアノを教える上で生徒さんの
成長に欠かすことができないなと
感じていること、についてです。

わたしは

・その子自身の能力や時期に合った、適切な目標設定
・それに見合った、適切な評価

この2つが必要だと思っています。


今回は具体的な声かけ例をまじえながら
この2つについてお話してみようと思います。


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教材は「目的」で使い分ける


レッスンで使う教材は、
導入時期は基本的に3冊が多いですが、
それぞれ明確な目的を持っています。

・テクニックをつけるための本
・基礎能力を身につける、教科書的な立ち位置の本
・表現や曲のレパートリーを増やすための本


です。


それぞれの本の目的は、
子どもたちにもよく説明しています。

なので、
「これはなんのためにやっている本なんだっけ?」
と聞くと、

「テクニックをつけるため?」
くらいの返事は、きちんと返ってきます笑


生徒自身が、
「なんのためにこれを練習するのか」
を自覚しながらやることが
ただ単に先生に言われたからやっているという
状態でいるより
ずっと成長につながると思っています。


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あえて「言わない」


指の形、姿勢、腕の使い方は
テクニックの本では細かく注意します。

指の形が悪かったりして
身体を上手に使えないということは、
将来大きくなって速い曲をやる時に
指が早く動かせなくなったり。
大きな音を出そうとすると力んでしまって
豊かなフォルテを出すことができなかったりと
苦しむことになるのが多い印象です。

初めの段階でなるべく
指をどう鍛えていくか、使っていくかを
教えこみたいのです。

それは基本的にテクニックの本で
細かく指導します。


でも、教科書的な本では
多少できていなくても
(本当はめちゃくちゃ言いたいし、言う時もありますが)
目をつぶることもあります。


それは、
それ以外にやってほしい目的を
教科書的な本に持っているからです。


教科書的な本では、
・基本的な譜読みができるようになること
・新しい記号を覚えること


だけでなく、
・メロディーを歌うこと
・両手のバランス
・楽譜に書いていないことをどう表現するか
・反対に、書いてあることはどう表現するか…

などなど本当に山のように
やりたいことがあります。

でも、全部いっぺんにはできないので、
1曲につき目標は1つか2つだけ設定します。

そうして1冊を通して
できることの引き出しを段々と増やしていきます。

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「丸をあげる基準」を毎回伝える


「練習してきたのに丸をもらえなかった」
という生徒とのすれ違いをなるべく防ぐために、
毎回こちらの意図をきちんと伝えるように
心がけています。


たとえば、
「この曲は右手はスラー、左手はスタッカートだから
両手別々の動きを練習するよ。
右手のスラーがこんな風に離れちゃったら、
来週丸はあげられないからね。」

というように、
丸をあげる基準は毎回きちんと伝えて、書いておきます。


さらにこの子、
今もっと頑張れそうだなと感じるときには、

「来週のレッスンで今日言ったことができていたら、
もう一歩レベルを上げて、強弱を細かくつけるよ。
もっと先生にレベルの高いことを教えてほしかったら、
頑張ってきてね。」

と伝えることもあります。


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次の週のレッスンで見ていること


次の週のレッスンでは、
・練習をしてきたか
・どのくらいしているか予想
・先週の注意やアドバイスしたことを覚えているか
・本人なりに考えたところはあるか
(以前のレッスンで言ったことも自主的にできているか)

そんなことをチェックしながら聴いていきます。


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レッスンでの声かけいろいろ


☆アドバイスは忘れているけど笑
きちんと弾けているとき


「しっかり譜読みしてきたね。
最初から最後まで、間違えずに弾けるようにしてきたね。」
「ところで、先生がこの前伝えたことってなんだったか覚えてる?」


☆きちんと弾けていて、
なおかつ先週のポイントを押さえていたとき


「この前言ったこと、
きちんと覚えてやってこれたのすごいね。
「なかなかできることじゃないから偉いよ。」
「お話覚えててくれて嬉しい!すごく素敵になってるね!」

↓ さらにもう少しやれそうなら…

「これだけ頑張れるなら、もっとレベル高いことも言ってみてもいい?」
「今日はこの曲花丸なんだけど、先生もっとやってみたくなったから今この時間だけチャレンジしてみて。」

頑張ってきてくれて先生は大満足なんだけど、と前置きした上で
もう一歩レベルが高いところへ
踏み込んだレッスンをしてみたりもします。


☆練習した跡は見えるけど、あと一歩足りないとき

「んー、何回か止まっちゃうねえ。
練習してないわけじゃないよね。
ここは弾けるようになってるから。
今週は自分なりにどうだった?」


☆全く触ってないな、というとき笑

「うーん、これは大変だねえ(笑)
今週は忙しかったの?」
「先生が思うに、1回触ったか触ってないかなんだけどどう?」

一回聴けばだいたいわかるので、
そんな感じでレッスンを進めていきます。


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評価のしかたも、目的に合わせて


練習してきたとわかるときは、
まず「練習をしていること」を褒める。

やってきてほしいことを頑張ってきたときは、
きちんと言葉にして褒める。

さらに、自分で考えて表現が深まっていたら、
素直に感動するので、手放しで褒めます。


それぞれの状態に合わせて
なるべくまず褒めること、
そして適切に評価することを
心がけています。

やっていないときは、
まず「今週忙しかった?」とワンクッション置いてから、

「先生が聞くに、やってないと思うけど、自分ではどう?」

と本人と話し合います。


忙しいときはしょうがないし、
最近の子どもたちが大変なのも、よくわかります。

でも、やっていないときは
基本的には褒めません。


そして、
「やってこないと、こうなるよ」

ということを具体的に伝えます。

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少し先の未来を想像させる


「〇〇くんが丸をもらわなかった今週、
例えば他の子は丸をもらうよね?
そうすると、1曲遅れていくことになるよ。
それがずっと続くと、どうなるかな?」

「1年後の発表会で、差がつくと思うよ。」

「この本が終わるのが、どんどん遅れていくよ。
先生は今年の夏休みまでに
この本を終わらせるつもりでレッスンしてるけど、
あなたはどう思う?」


そんなふうに、
少し未来を想像させながら
「練習しないと、こんなことになるよ」
と具体的に伝えています。

これも、目標を立てるということに
つながっていると思っています。

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「練習は自分のためにやるんだよ」
と、よく伝えます。

「ピアノはお母さんでもお父さんでも先生のためでもなく、自分のために習うんだよ。」

自分が練習して周りの誰かが喜んでくれるのは
嬉しいことですが、
練習したことを喜んでもらうために練習するわけではない
ということを伝えていきたいです。


練習した先に待っている
音楽を表現する喜び

生徒さんと共有していけるように。
これからもレッスン頑張っていきたいと思います。


それではまた次回の記事で🌳

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