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現場監督 K.Mの仕事観「複雑なことほど面白い」——造園・外構のプロとして追求する、長く残り続けるものづくり

造園・外構工事の現場監督として、長年にわたり数々の現場を率いてきた工事部次長のK.Mさん。学生時代に造園を学んだのちに新卒で入社して以来、「家の顔」となる外構づくりに情熱を注ぎ続けてきました。職人への深い感謝、仕事のやりがいとモチベーション、そして若手社員を育てることへの想い——。現場のリアルを知るK.Mさんの言葉には、この仕事ならではの厳しさと面白さが詰まっています。今回は、そんなK.Mさんのキャリアや仕事観、そしてこれからの目標と、若手社員に伝えたい想いについてじっくりお話を伺いました。


造園を学んだ学生時代から新卒入社——現場監督としてのスタート

──まず、入社までの経緯を教えてください。

K.Mさん:
実は父親が同じ業界の仕事をしていまして。父親に影響された部分もあるかなと思いますが、自分は自分で、それを仕事としてやっていこうかなという想いがありました。それで学校で造園のことを学び、岐阜造園に新卒で入社しました。入社する頃は、特に官公庁の案件の現場監督をやりたいと思っていましたね。

──お父様も同じ業界ということで、造園を身近に感じられていたんですね。その後、どのようにして現在のガーデンエクステリア事業部*の現場監督になったのですか?

K.Mさん:
入社から最初の2年間ぐらいは、ランドスケープ事業部*の方で仕事をしていました。関東方面のリゾートホテルの案件でしたね。ある日たまたま、ガーデンエクステリア事業部*の方で一つ枠が空いたからやってくれないかという話があったんです。僕も最初はガーデンエクステリアの監督は単発的なものなのかなと思っていたんですけど、結局はそのままガーデンエクステリア事業一筋で歩んできました。

*ランドスケープ事業部:主に公共施設の外構・植栽を担当する事業部
*ガーデンエクステリア事業部:主に個人邸の外構・エクステリアを担当する事業部

「家の顔」をつくる。仕事へのこだわりと面白さ


──仕事をする上で、こだわりや大切にしていることはありますか?

K.Mさん:
僕たちはずっと形に残るものを作っているので、「長くそこに存在し続けるものにしなくてはいけない」という使命感があります。そこの観点にはすごくこだわりがあります。あと、毎回新しい現場ばかりなので、新しい発見が次から次へとあります。出来上がった時に気づいたことを次の現場に活かすことにもこだわっています。
それと、住宅は個人のお客様にとって人生でほぼ一度の大きな買い物じゃないですか。特に外構・外回りは、家の「顔」になるものだと思っています。お客様が最初にイメージしているものをいち早く汲み取って、どれだけ100%に近づけられるか、ということは大切にしています。

──「家の顔」という表現、とてもしっくりきますね。K.Mさんが感じるこの仕事の面白さはどこにあると思われますか?

K.Mさん:
毎回新しい物を作っていくので、常に挑戦できるというのが面白さの一つだと思います。ありがたいことに大きい現場も受注していて、例えばこの前もあまり前例のない特殊な現場があったのですが、最初図面を見たときはかなりぶったまげました。「なんだこれ」「これできるかな」みたいな。

──「ぶったまげる」様な特殊な現場とは、言える範囲でいいのですがどんな現場だったのでしょうか。

K.Mさん:
一般的な住宅には作らないような水の流れ(水路)や、くつろぐスペースがあり、かなり特殊でしたね。
けれど、どんな現場においても複雑なことは起きるものです。複雑なことや困難なことを考えなくてはいけないのは嫌だなと思うこともあるけれど、僕はそこに面白さを感じている気がします。やったことがないことを、どうしたらできるだろうと考えるのはすごく重要だと思います。

──複雑なことに面白さを感じるというのは、興味深いですね。

K.Mさん:
曖昧な考え方や想いで仕事をしてしまうと、携わる職人さんも結局そこが曖昧になってしまいます。だから自分の頭の中でちゃんと構想を立てて、本当に繊細な部分をきちんと職人さんに伝えて、仕上がっていく。自分の構想通りに物事が進んで形になっていくのは達成感もあるし、面白さに繋がってきます。

──構想が形になっていく過程にこそ醍醐味があるんですね。大きな現場が完成したときの達成感はいかがですか?

K.Mさん:
悩んだ分だけ、やっぱり完成したときの達成感は大きいです。大きな現場だと時には職人さんと衝突することもあるんですけど、それはみんなそれぞれの想いやこだわりがあるから。出来上がってみるとやっぱりみんな嬉しいんです。左官屋さんたちは木を植えるところまではやらないから、各々の案件が終わったときに「みんな都合がいいときでいいから、一回完成した現場を見てくれ」と言うんです。そこで見てもらえれば、現場の完成形に携わった方も含めて共感が得られる。それがすごくいいと思っています。

職人への感謝と信頼——一人では何もできないからこそ

K.Mさん:
大手ハウスメーカーから「さすが岐阜造園さん」と言ってもらえることもあるのですが、そこは履き違えちゃいけなくて、我々監督がすごいんじゃない。携わってくれる職人さんの力が大きいんです。確かに監督が采配している部分もあるんだけど、職人さんが持っている技術は本当にすごくて。職人さんに対してすごく感謝しているし、大切にしたいと思っています。ふと立ち止まって考えたとき、現場管理者はただ采配しているだけで、職人さんありきでここまでできているのかなと思います。

──監督としての采配はもちろん大事ですが、それでも職人さんの力あってこそだと。一人では何もできないという感覚があるんですね。

K.Mさん:
そうです。現場管理者一人じゃ何もできないから。もちろん携わってくれる職人さん以外にも、当社の現場の若手社員の方たちもすごく頑張ってくれているし、そこはすごくいいことだと思います。でもやっぱり岐阜造園の一番の強みは、一緒に作り上げていく職人さんの技術力が高いこと。そこは今後も大切にしたいと思っているし、しっかり向き合っていきたいと思っています。

仕事のやりがいとモチベーション——「複雑」だけど面白い

──仕事のモチベーションややりがいはありますか?

K.Mさん:
うーん… 偉くなりたいとか、すごく頑張って給料をもらいたいという気持ちはあんまり強くなくて、どちらかというと普通でいいかなという感じなんですよね。ただ、すごくありがたいなと思っているのは、上層部がある程度仕事や教育関連のことを任せてくれるということ。そこはすごくありがたさを感じています。

──任せてもらえる環境があるからこそ、のびのびとできているんですね。では、仕事の中でやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

K.Mさん:
やっぱり新しいことにチャレンジするというか、紙1枚の平面図から立体的な、現実的な構造物を作り上げていくこと。それがやりがいかもしれないです。複雑なことも含めてモチベーションになっているというか。「また複雑なのが来たぞ、きっと難しいんだろうな」と思って、やっぱりそうだった、みたいな。ちょっとおかしいかもしれないけど、それが自分のモチベーションかもしれません。

──それはある意味、壁が高ければ高いほど燃えるということですか?

K.Mさん:
そうなんです。それに加えて、大きい現場に携わっていることもやりがいになっていると思います。本当に嬉しいのは、大手ハウスメーカーから「さすが岐阜造園さんだね」と言ってもらえること。そう言ってもらえるのはすごくやりがいに繋がるし、やってやろうという気持ちにもなります。

──リフレッシュやオンオフの切り替えはどのようにされていますか?

K.Mさん:
ほぼ無趣味なのですが、野球観戦は好きですね。複数好きなプロ球団があって、高校野球もチェックしています。でもやっぱり僕は子供が一番かなと。何のために頑張ってるのって言われたら、やっぱり子供に不憫な思いをさせたくないというか。自分の親もそうやってくれたこともあるし。

──お子さんの存在が大きいのですね。

K.Mさん:
そうですね、子供にリフレッシュさせてもらっているのかもしれません。子供の成長を見届けられるというか、養っていけるという意味でも、会社に対して感謝だなと思っています。

若手育成への想い——苦労から学ぶ大切さと、苦労はさせたくない親心

──若いときの苦労や、大変な想いをした経験について、今の部下にはどう伝えていますか?

K.Mさん:
若手のときに、大変な苦労をしたり、複雑な仕事をしっかりやろうっていう姿勢は大事だと思っています。やっぱりある程度苦労を経験しないと深く学べないというか、次に繋げられないというか。だけど、自分がしたような苦労はできればしてほしくないという想いもあるので難しいところですね。

──苦労した経験から学ぶことが大事だと思いつつも、苦労させたくないという気持ちもあるんですね。時には厳しく伝えることも必要と考えていますか?

K.Mさん:
ある程度厳しいことも言う必要があると思っています。何もかも言えなかったら、相手のためにならないかなと。ただ、言い方もあると思うんですよね。最低限、相手が「なるほど」って納得できるような言い方で伝えるべきだと思っていますし、そのように心がけているつもりです。

──言い方・伝え方は本当に大事ですよね。

K.Mさん:
でもどちらかっていうと僕、普段は6割ぐらい冗談を言ったりしているような性格で。こんな僕に部下たちがよくついてきてくれているなと思います。最近は、ある程度僕の意見を汲み取ってくれていて、「この子はここまで習得できてるんだな」とか、成長を感じられるのは面白いなと思っていますし、嬉しいですね。

これからの目標——若手が主役になれる組織をつくりたい

──仕事における今後の目標はありますか?

K.Mさん:
やっぱり若手社員の方たちがどんどん活躍できるようにしたいですね。岐阜造園も今、リクルートに力を入れたり、PRの仕方を工夫したり、幅広くなってきているし、若手社員の方たちが入ってきて面白くなってきてるんじゃないかなと思っています。その方たちがもっと働きやすくなるような環境をつくっていければいいなと思います。

──環境づくりが先にあって、その結果として人が集まってくるというイメージですね。

K.Mさん:
本当に周りから見て「あの会社面白そうだな」って思ってもらえたり、自分の娘が「お父さんの会社ってこういうところなんだ、私もちょっとやってみたいな」って思ってくれるような、そういうソフトな魅力がある会社が社会に付いていけると思うんです。だから、若手の方が主導で回せるような組織、それが原動力になるような形があるといいなとは思っています。

──娘さんが「やってみたい」と思える会社って、とても素敵な基準ですね。若手が活躍しやすい環境をつくるために、具体的にどういった組織づくりをイメージしていますか?

K.Mさん:
もちろん若手だけじゃなくて、30代中盤から40代のバリバリやっていく方たちを入れることも大事だと思っています。そういう中堅の人たちがしっかりいるからこそ、若手もすごくやりやすくなると思うんですよね。そのように土台というか環境を整えていけたらいいなと思っています。お世辞ではないんですけど、岐阜造園は面白い会社だと思いますよ。様々な部署でいろいろ挑戦できるし、将来的にとんでもない活躍をする方も出てくるかもしれないですよね。

──社内の若手社員の皆さんへ、メッセージや応援があればお願いします。

K.Mさん:
若手社員の皆さんには、どんどん挑戦してほしいし、苦労することを恐れないでほしいです。若手社員の方を教育する機会があるのですが、ここ数年言っていたのが「ハテナを持て」ということなんです。「ハテナ(?)」、つまり疑問を持つことがすごく大事で、ハテナをつければ興味が出てくると思うんです。そうすれば自分の中で起承転結が生まれるわけじゃないですか。疑問を持って、それに対して答えを求めていくことで成長していけると僕は考えています。

──「ハテナを持て」というのはすごくわかりやすいメッセージですね。実際に若手社員の方が質問してくると、K.Mさん自身はどう感じますか?

K.Mさん:
最初は本当に単純な疑問だったのが、深いところまで疑問を持てるようになってくると、「この人はここまで来てるんだな」って成長が見えるように思います。正直聞きにくいと思っている人もいるとは思うんですけど、「こんなこと聞いていいのかな」と思わずに、もっと気軽に働きかけてほしいし、それに対して答えを求めてほしいですね。

──質問の深さで成長が見えるのですね。K.Mさんご自身が、普段から様々なことに興味を持つタイプなのかなとも感じました。

K.Mさん:
そうかもしれないですね。周りの動きがいろいろ気になるんですけど、結構いろんなことに自分自身で疑問を持って、答えを見つけているかもしれないです。


会社の未来を担う「エンジン」となる人材への期待

──最後に、将来一緒に働いてくれる方へ向けてメッセージをお願いします。

K.Mさん:
僕は、会社のエンジンとなる人材が増えていくといいなと思っていて。これはちょっと大胆な発言かもしれないですけど、やっぱり20代から50代が多くいる会社の中で、30代前後が一番の心臓というか、会社のエンジンになる存在だと思うんです。

──なるほど、会社のエンジンですか。会社のエンジンとなる人材が増えていくことが大事だということですが、もう少し詳しく教えてください。

K.Mさん:
トップダウンだけの環境ではおそらく駄目だろうと思っていて、もっと会社のエンジン的な人が増えていけばいいなとすごく思っています。伸びる会社って、そういう会社の真ん中にいる人たちが力を発揮している気がします。工場長的な人、たとえばアンパンマンで言うと、ジャムおじさんのような人になって、どんどん活性化していってくれたらすごいじゃないですか。だからそういう人たちが活躍できるような会社であることが大事だと思います。

──ジャムおじさん(笑)。たしかに、現場を回す中核の人たちがいきいきしている会社は強いですよね。

K.Mさん:
それもそうだし、目標とする人がたくさんいる会社だといいよねっていうことですね。「こういう人になりたい」という目標があれば、その道筋が立つじゃないですか。その人の真似事でもいいんです。それってやりがいに繋がると思うんですよ。最初に言ったように、会社のエンジンとなって周りに活力を与えてくれるような人と働きたいなと思いますし、新しく入ってくれる方の目標となれる人間を社内に増やしていきたいと思いますね。

部下の若手社員の皆さまと一緒に。



取材後記📒
K.Mさんは、私が昨年12月に入社して以来、今までで一番インパクトが大きい方です。写真からも伝わっているかなと思うのですが、明るくてパワフルで誰にも壁を作らない方で。その存在がどれだけ有難かったことか。「この会社には、面白い人と仕事がある」とK.Mさんも仰っていましたが、そんな岐阜造園の魅力がこの記事から読者の皆様に伝わっていたらいいなと思う次第です。(広報担当🌸)



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