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建築学生だった僕が、造園の世界で見つけたランドスケープデザインの醍醐味

建築の世界からランドスケープの道へ——。岐阜造園 名古屋支店でランドスケープ事業部門の設計を担当するT.Iさんは、大学院で建築を学びながらも、ランドスケープに魅力を感じ、造園業界に飛び込みました。オフィスの外構・植栽から病院、高齢者施設、個人邸まで、多彩な案件を手がける日々の中で感じるやりがいや成長とは? 設計職のリアルな働き方から、就活生へのメッセージまで、入社3年目のT.Iさんにたっぷりと語っていただきました。


「ランドスケープデザイン」ができる環境を求めて

──今の仕事内容を教えていただけますか?

T.Iさん:
ランドスケープ事業部門で、設計を担当しています。今ちょうど取り組んでいるのは、ある企業の新社屋を建てるということで、その外構周りの設計をしています。あとは、ある施設をリニューアルオープンするという内容にも取り組み始めたところです。

──なるほど、新築の外構からリニューアルまで幅広いですね。ジャンルとしてはどういったものがありますか?

T.Iさん:
オフィスのエントランスだったり、病院の外構だったり、高齢者施設だったり、いろいろやっています。ランドスケープ事業部門でありながら、意外と個人邸の案件もあるので、ジャンルは多岐に渡りますね。

──結構幅広く担当するのですね!

T.Iさん:
そうなんです。案件ごとに求められるものが違うので、毎回新鮮な気持ちで取り組んでいます。

──岐阜造園への入社を決めた理由を教えてください。

T.Iさん:
大学では建築系の学科で勉強していたのですが、ランドスケープの方が好きだなと思って、東海地方でランドスケープデザインができる会社で探していました。その中でも、ある程度企業規模が大きくて、それなりにワークライフバランスも確保できて、ランドスケープの「デザイン」の部分がしっかりできる会社が理想だと思って探していたときに、岐阜造園を見つけました。施工実績を見て、やりたいことがやれそうかなと思って入社を決めました。

──デザインへの情熱は持ちつつも、働き方とのバランスを大事にされていたんですね。岐阜造園とはどこで出会ったんですか?

T.Iさん:
最初は何も知らなくて、就活中にネットで調べたときに出てきた感じですね。多分ホームページだったと思います。造園とか東海地方とかで検索して出てきた気がします。ただ結構出てこなくて、だいぶ何ページもめくっていたら急に出てきて「おお、こんな大きいところあったんだな」と思いました。

──ちなみに、当時の同級生の皆さんの中にも、ランドスケープや造園の道に進まれた方はいらっしゃいましたか?

T.Iさん:
いや、僕の大学にはいなかったですね。みんなやっぱり建築系の会社に入っていました。僕は大学院に行っていたのですが、大学院に行くとみんな尖ってくるというか、順当に建築系に進まない人もいましたね。仲が良かった同級生だと、家具が好きでおじいちゃんが家具職人ということで家具の道に進んだ子もいますし、実際の建物じゃなくて模型が好きで模型だけを作る会社に行った子もいます。内装が好きな子は内装の会社に行ったりして、基本的にバラバラでしたけど、造園は僕だけでしたね。

現場経験が「設計の説得力」を生む

──入社当初からランドスケープの設計をされていたんですか?

T.Iさん:
いえ、1年目は岐阜の本社で現場実習をやっていました。実は僕たちの代は、初めて現場実習を1年間経験した代なんです。

──では本格的に設計業務に携わり始めたのは2年目からになりますか?

T.Iさん:
そうですね、2年目からスタートして、いま1年2ヶ月ぐらい経ちました。現在の新入社員の方は、どの部署に配属されるとしても、女性は3ヶ月、男性は1年間、現場実習を経験してもらう感じになったようです。

──現場実習を経験した方が、その後の仕事にも活きる気がします。

T.Iさん:
今思えばそうですよね。当時は正直、勘弁してくれと思ったこともありましたけど、現場を経験してからの方が色々わかることも多いですし、説得力もあるし、絶対強みになるだろうなと思いました。

──なるほど、現場を知っているからこそ設計に説得力が出るんですね。ちなみに、学生時代の学びが活きていると感じる場面はありますか?

T.Iさん:
そうですね。建築の大学だったので、植物の名前とかは一切詳しくなかったんですけど、代わりに建築はしっかり学んできて、授業やゼミで様々なものを設計していました。自分の指導教諭の教授が設計事務所をやっていたので、お手伝いで実際の現場とかも経験させてもらって、そういう経験は今に活きていると感じます。

──具体的にはどういった部分で活きていますか?

T.Iさん:
設計して描いたり、模型を作ったりという流れは、他の学科の人よりは活かせたのかなと思います。あと多少ですけどソフトウェア、CADだったり資料を作るソフトも使っていたものがあったので、それがそのまますぐ仕事で使えました。その辺は1から覚えなくてもよかったですね。

入社前後のギャップと仕事の醍醐味

──入社前と入社後で、何かギャップはありましたか?

T.Iさん:
一つは、就活のときに言われていたことがあって。建築系でデザインをやっていたので「デザインやりたいです」みたいな感じで話していたんですけど、そのときは「想像しているほどデザインできないかも」と言われていたんですよ。あくまで造園会社で施工するところだから、やりたいようにやれる現場は少ないと思うよ、と。

──実際に入社してみて、どうでしたか?

T.Iさん:
そう言われていたので、設計事務所から請けたものを少し直すとか、指定の植物をひたすら植えるみたいな仕事が多いのかなと思いながら入ったんです。でも思ったよりも、デザインする仕事ばっかりで。設計事務所から請けた案件でも、思っていたよりは自分で変えられたり(提案できたり)もするので、思っていたよりデザイン的な仕事ができる環境でした。それは良いギャップでしたね。一緒に働いている先輩にも話してみたら「最近ちょっと増えたかもね」と仰っていたので、自分が入社する前よりは、デザインに関われる仕事が増えているのかもしれないです。

──それは嬉しいギャップですね。仕事の面白さや、やりがいを感じるのはどんなときですか?嬉しかったことや成長を実感したエピソードがあれば教えてください。

T.Iさん:
やっぱり自分が設計を担当したものができたときは嬉しかったですし、一歩成長できたなと感じました。自分で現場を設計して、見積もりの話をして、実際に現場が動いて、完成して…という流れを一通りできたときは特にそう思いました。何ヶ月か前にはわからなかったことができるようになると、よかったなと思います。

──様々なジャンルの案件を担当していると幅も広がりそうですね。やりがいもそういうところになりますか?

T.Iさん:
そうですね。やっぱりできたものがずっと残るじゃないですか。自分が携わったり設計したものが実際にできて、誰かの目に留まるっていうのは嬉しいなと思います。今でも、自分が携わった施設を訪問したりして、そこの担当者の方や利用者さんとお話できたりすると、関わることができてよかったなと感じます。

──完成後にも現地に行って、担当の方とお話したりすることがあるんですか?

T.Iさん:
そうですね、工事の期間中にも結構行きましたし、完成してからも打ち合わせなどで関わることがあります。現場の施主様やゼネコンの方と一緒に定例の打ち合わせでずっと顔を出していたら、お客様ともと仲良くなれて、「これからもたまに見に来てね」みたいに言われたりもしました。近くに行ったときに様子を見て話したりすると、「ちょっと今これがこうなんだけど」という話がその場で解決できたりもするんです。

──それはすごくいい関係ですね。その現場はどういう施設だったのですか?

T.Iさん:
岐阜県の高齢者施設です。お客様も施主様も年上の方が多かったんですけど、気さくに接してくれるおかげで仲良くなれました。施工現場には営業の方が行ってくれるところも多いんですけど、そこはたまたま僕が関わって仲良くなれたので、僕が行った方がいいかなと思って行くようにしています。

部署の垣根を越えたコミュニケーションと支え合い

──職場の雰囲気はどうですか?名古屋支店や、先輩方の印象を教えてください。

T.Iさん:
名古屋は本社と比べるとまだ人数は少ないんですけど、その分みんなよく会話していて、いい雰囲気かなと思います。日中は人が少ないと静かですけど、夕方になると人数も増えて賑やかですね。楽しい感じでやっています。

──いい雰囲気のようですね。同じ名古屋支店の設計職の先輩と一緒にお仕事されることも多いですか?

T.Iさん:
はい、一緒にいろいろお仕事させてもらっています。名古屋支店に来て最初の頃は特に、設計職の先輩方が担当されている案件をお手伝いさせてもらうこともありましたし、今もたまにあります。最近だと自分で担当させてもらえることが多いので、逆にアドバイスをもらったりしていますね。営業の方にも色々聞いたりするんですけど、皆さん優しく教えてくれるので、あまり気遣わずに仕事ができているかなと思います。

──趣味やオフの日にされていることはありますか?

T.Iさん:
サッカー観戦ですね。Jリーグは名古屋グランパスが好きなので、小学生の頃から今でもスタジアムによく観戦しに行きます!海外の試合もよく見るので、週末は1日中(昼から夜はJリーグ、深夜は海外)試合を見ていることもよくあります!今はW杯が開幕したので毎日寝不足です(笑)。

──スポーツ観戦、いいですね!W杯も盛り上がっていますよね。

大規模案件への挑戦と、後輩育成への想い

──仕事における今後の目標はありますか?

T.Iさん:
1年設計をやって、なんとか自分の現場も完成させることができましたけど、もうちょっと大きいものをやってみたいですね。あと最近、社員もすごく増えたので、先輩方の負担がかなり大きいと思うんです。先輩方の負担を減らせるように、僕も後輩の仕事を多少見れるようになれたらいいなと思っています。

──なるほど、自分自身のスキルアップだけでなく、チーム全体のことも考えているんですね。具体的にやりたい案件のイメージはありますか?

T.Iさん:
デザインの上流から関わることができるような、比較的大きめの案件を担当できたらいいなと思っています。今までの案件だと制約が多いものもあったので、もう少し自由度の高いものに挑戦してみたいですね。

就活生へのメッセージ ──「変化」を一緒に楽しめる仲間へ

──最後になりますが、就活生に伝えたいことはありますか?

T.Iさん:
正直な話になってしまうんですけど、設計部門の教育環境については、実践を通じて自ら学び取っていくスタイルが中心です。もちろん聞けば皆さん優しく教えてくれるんですけど、自分から動ける人の方が最初は困らないんじゃないかなと思います。自主的に行動できて、自分から聞きに行けるような人が向いていると思いますね。人は本当に優しいので、聞けばちゃんと教えてもらえます。会社としても、より良い教育環境を整えている最中です。そうした変化の過程を楽しめる方には、とても面白い環境だと思います。

──なるほど、受け身ではなく自分から動ける姿勢が大事なんですね。今後、新しく入ってくる方に向けて、どのように体制を整えていこうと考えていますか?

T.Iさん:
後輩たちが主体的に動いてくれるのはありがたいですね。見積もりや他のソフトについても、スムーズに習得できる仕組みを一緒に作っていきたいと考えています。今は、過去に作成された図面を教材にして「まずはこれを見ながら作ってみよう」と、実践に近い形で教えています。僕自身も、そして後輩たちも、そうやって互いに教え合いながら成長してきました。少しずつですけど、より働きやすい教育環境を整えていきたいと思っています。このような過渡期だからこその面白さを分かち合える仲間が増えてくれたら、とても嬉しいですね。

取材後記📓
建築からランドスケープの世界へ飛び込み、現場経験を糧に設計者として歩み始めたT.Iさん。「自分たちが教わってきたからこそ、後輩のために環境を整えたい」と語る姿から、誠実さが伝わってきました。過渡期にある組織を社員みんなで協力しながら形作っていく、その挑戦を今後も応援しています。T.Iさんの前向きな姿勢は、新しく加わる仲間にとっても心強い道標になるのではないかと思います。(広報担当🌸)



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