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note(5243)【2026年11月期 第1四半期決算】押さえておきたい3つのポイント

こんにちは、note(5243)でIR担当をしています、三浦です。

当社は4月14日、2026年11月期 第1四半期決算を発表しました。

1Qは前年同期比で売上高が+27.3%、調整後EBITDAは10倍超、営業利益は40倍超と、非常に好調な滑り出しとなりました。事業面でも、KADOKAWAとの資本業務提携をはじめ、AIを活用した新機能のリリースやレコメンドエンジンの全面刷新などさまざまな施策に取り組み、業績・事業の両面で好発進となりました。

この記事では、今回の決算について押さえていただきたいポイントを3つにまとめて解説します!

なお、本日の開示資料は当社IRサイトよりご確認いただけます。 詳しくご確認される方はこちらもご確認いただけますと幸いです。


ポイント①:売上高がYoY+27.3%、調整後EBITDAは10倍超、営業利益は40倍超と好調な滑り出し

まず、1Qの業績についてです。

売上高は12.18億円(前年同期比+27.3%)、調整後EBITDAは2.55億円(前年同期比+1,273.5%)、営業利益は2.35億円(前年同期比+4,167.1%)と、高い売上成長を維持するとともに利益が大幅に拡大しました。

特に、売上成長等を背景に、利益が大きく伸びています。

売上の成長を牽引しているのは、主力のnote事業です。
noteの四半期流通総額(GMV)は62億円(前年同期比+25.0%)と、引き続き高い成長率で順調に拡大しています。購読者数の継続的な増加が成長を牽引しており、サブスク比率も27.9%まで上昇するなど、安定的な収益基盤が着実に広がっています。

note pro事業も、昨年実施した大型キャンペーン実施の効果で前期4Qに大きく伸長したARRが継続し、YoY+33.0%と着実に伸長しています。

また、利益の大幅な拡大には、売上成長に加えてAIを活用した生産性向上の取り組み等を背景とする人件費の減少が寄与しています。

当社はAIを単なる業務効率化ツールではなく、事業・組織の変革を加速する重要テーマと位置づけ、全社的に活用を推進しています。
データ分析の効率化・民主化、営業活動の効率化に加え、経営ダッシュボードの構築等、現場の業務効率化から経営レベルの意思決定まで組織全体でAI活用が進展した結果、売上高人件費率が低下し、売上の伸びがより効率的に利益につながる構造となっています。

さらに、AI活用により新たな事業機会の創出やプラットフォームの価値向上の取り組みも進んでいますので、コストダウンだけでなく売上成長にもつなげていきたいと考えています。

ポイント②:「AI時代のコンテンツ流通のハブ」を目指し、各事業の取り組みが好発進

数字面の好調さに加えて、事業面でもさまざまな進展がありました。

当社は「AI時代のコンテンツ流通のハブ」を目指して事業を推進しています。
生成AIの普及によってコンテンツの創作と流通の仕組みが大きく変化する中、noteに集まる多様なクリエイターと良質なコンテンツという強みを活かし、コンテンツと人やサービスをつなぐプラットフォームへと進化していく、という方向性です。

1Qでは、このビジョンに向けた取り組みが具体的な形になって動き始めました。

中でも大きなニュースが、3月に発表したKADOKAWAとの資本業務提携です。
IP創出・出版DX・AIデータ流通・ファンコミュニティの4領域で連携を推進していきます。コンテンツ産業のリーダーであるKADOKAWAと手を組むことで、創作から流通、収益化までの新しい仕組みづくりが大きく加速すると考えています。

提携の詳細はこちらの記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

さらに、プロダクト面でも重要な進化がありました。

noteの記事から商品購入につなげる「AIコンテクストネットワーク」

今四半期の取り組みの中でも特にお伝えしたいのが、新機能「AIコンテクストネットワーク」です。

noteに集まるファンの感想やレビュー記事と作品・商品の公式情報をAIを活用して自動収集し、note上に作品ページを生成する機能です。
たとえば、ある小説について書かれたnoteの記事を読んだ読者が、そのまま購入へと進む。ファンの声が購買につながる仕組みが、AIの力で実現します。

第一弾はKADOKAWAの約7,000作品からスタートしており、今後対応ジャンルやパートナー企業を拡大していく予定です。
ファンの口コミから直接購入を促進できるほか、AI検索の参照元としても機能する新たな販促チャネルとして企業に提案することで、新しい収益モデルとして育てていきたいと考えています。

レコメンドエンジンを全面刷新、note内の回遊が大幅に強化

もうひとつ重要な取り組みが、レコメンドエンジンの全面刷新です。

コンテンツが爆発的に増える中、読者が自分に合った記事に出会えるようにするために、LLM(大規模言語モデル)を活用した新しいタグ付け技術を導入しました。記事の内容をより深く理解して適切に分類し、読者の興味に合った記事を届ける精度が大幅に向上しています。

効果はすでに数字に表れています。カテゴリページ内の記事表示回数は前年同月比4.8倍、カテゴリページ経由のPVは3.2倍に伸びました。(2026年3月)
noteの記事PVの4割超はnote内の回遊によるものです。外部プラットフォームに依存せず、note内で読者と記事がつながる仕組みを自ら強くできるというのは、プラットフォームとしての競争力に直結します

読者と記事のマッチング精度が上がることで、さらなるプラットフォームの拡大・コンテンツの購入につながることが期待できます。noteの成長を支える基盤として、今後もさらにブラッシュアップしてまいります。

AI・IPの領域でもさまざまな取り組みが進展

AI関連事業では、経産省・NEDOの生成AI国家プロジェクト「GENIAC」に採択されたデータベース構築事業を推進中です。

コンテンツホルダーがAIを通じて適切な対価を得られる仕組みを構築するプロジェクトであり、noteがコンテンツ流通のインフラとしてのポジションを築くための重要な取り組みです。

発表時点では、KADOKAWA、ダイヤモンド社、学術著作権協会の3社をパートナー企業としてご紹介しましたが、さらに複数社の参加が決まるなど、取り組みは着実に進んでいます。

IP・コンテンツクリエーション事業では、NAVERとの協業が進んでいます。

NAVERの関係会社であるLINE Digital Frontierが運営する「LINEマンガ」と「TALES」の共同コンテスト「ウェブトゥーン原作大賞」を開催しています

最優秀賞はWEBTOON Entertainmentグループのネットワークを通じて、グローバル配信を予定しています。noteで生まれた作品が世界に届く具体的なパイプラインができたことで、クリエイターがnoteで創作する理由がさらに増えると考えています。

このほかにも、さまざまな取り組みが進んでいます。
詳細は決算説明資料でご紹介していますので、ぜひご確認ください。

ポイント③:通期予想は据え置きも利益は上振れペースで進行、中長期で売上高100億円・EBITDAマージン30〜40%を目指す

通期業績予想については、期初公表から変更なしとしています。

主力事業が堅調に推移しており、利益は上振れ基調で推移している状況です。今後の成長投資として2Q以降は採用の進展による人件費の増加を見込んでいるため現時点では据え置いていますが、今後少しでも上乗せできるよう、取り組んでまいります。

中長期的には、2028〜2030年度頃に連結売上高100億円・EBITDAマージン30〜40%を財務目標として掲げていますが、各事業の成長により目標に向けて着実に進行しています。
今後さらにM&Aも積極的に検討することで、早期の達成を目指してまいります。

おわりに

2026年11月期第1四半期は、業績面で好調な滑り出しを見せるとともに、AI時代のコンテンツ流通のハブに向けた取り組みが具体的に動き出した四半期となりました。

引き続き「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションのもと、クリエイターと読者がつながるプラットフォームの価値をさらに高めていけるよう、全力で取り組んでまいります。

株主・投資家の皆さまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

【開示資料はこちら】
2026年11月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026年11月期 第1四半期 決算説明資料

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