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【エッセイ】 地続きの夢


思考と夢は地続きである。——今朝、そう気づいた。


最近、思考がうるさくて疲れていた。
瞑想中もあーだこーだと思考の波は止んでくれない。

その度に、観照者に戻る。一旦静寂に包まれ落ち着く。
…が、またズズズ〜〜と思考に引き戻され埋没する。

そしてまた、ハッとなり観照者に戻る。

そんな感じの毎日が続いていた。


こんな時は、諦めてそのままにしておく。
すると、時々フッと思考が止んで行動が起きてくる。

今、そのタイミングでこれを書いている。



今朝、私は夢を見ていた。
そして、夢の中で夢の中の出来事に対して思考していた。

…でも、知らないうちに現実世界(この3次元)の出来事の思考に移っていた最中に、ハッと目が覚めた。


あれ?…今の思考は、夢の中で起こってたのか?
それとも、実は目が覚めていて、その上での思考だったのか?


こんな体験は初めてで、興味深いわぁと好奇心がムクムク。
そこに間髪入れず、『ああ、ぜんぶ夢だわ。』といきなり腑に落ちたのだった。



思考は夢だ。
地続きなんだ。

その思考を思考だと観照している今だけが現実と呼べる。
そして、思考自体もコントロール不可。

だとすれば、思考することへの抵抗がなくなり、
思考の波に揺られている今が、ただただ興味深いだけだ。


波に揺られ続けると疲れてくる。
その疲れに気づきがなければ、船酔いが起きてくる。

夢の中で溺れないために、私は毎朝座る。
書く。身体を動かす。
それは、夢から覚め続けるための習慣だ。



思考は夢と地続きだ。

だからこそ、私たちは夢を見続けることも、夢から覚めることもできる。
覚めて、また夢をみて、その夢を観じる。
その繰り返しの中で、夢はゆっくりと形を成していく。


夢を完成させるのが、私たちのお役目である。
——そしてこの文章もまた、一つの夢なのかもしれない。




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