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私立中学|入学から1年、想定以上にかかったリアルな費用|「塾不要」は甘かった?


前回、「私立中学校|受験から入学までに必要なリアルな費用」という記事を書きました。

娘が私立中学へ入学してから約1年が経ち、現在は中学2年生になりました。

前回の記事では、受験料、入学金、制服、教材費、授業料などを含め、入学
から1年次までに約90万円、さらに自転車やスマートフォンなどを含めると100万円を超えたことを書きました。

そして、私立中学3年間では「300万円程度が最低ラインになるのでは」と考えていました。
しかし、実際に1年間通わせてみると、

「思っていた以上に、学校へ支払うお金以外の費用がかかる」

というのが現在の実感です。
特に想定外だったのが、

  • 学費そのものの値上がり

  • 海外・国内研修

  • 教科書代

  • 学校外での学習費

  • 部活動+外部スクール

  • 通学費

です。

今回は、入学から1年が経過した時点での「私立中学に実際に通わせてみて分かった費用」についてまとめてみたいと思います。

まず、授業料が月3,000円アップ

1年次は、授業料や施設管理費などを含めて月額約40,000円でした。

これが2年次からは、

月額約43,000円

となりました。
月3,000円の増額なので、年間では約36,000円の負担増です。
一つだけを見ると大きな金額ではないかもしれません。
ただ、後ほど紹介する学校外の費用も増えているため、この「月3,000円」も積み重なるとそれなりの負担になってきます。

2年次に約80万円。海外・国内研修の費用

そして、かなり大きいのが研修費です。
娘の学校では、3年次に約2週間の海外ホームステイがあります。
その費用が、

約720,000円

です。
実際にホームステイへ行くのは3年次ですが、支払いは2年次の8月
しかも、入学時点で聞いていた金額から約2割上がりました。
為替や物価など様々な要因があると思いますので、ある程度の変動は仕方がない部分もありますが、70万円を超える金額になると家計への影響も小さくありません。

さらに3年次には、国内での2泊3日の研修も予定されており、その費用が約70,000円

合わせると約790,000円。

つまり2年次は、通常の授業料とは別に、研修関係だけで約80万円の支払いが発生します。
私立中高一貫校への進学を検討する際は、毎月の授業料だけではなく、

「数年後にどのような行事があり、いくらくらい必要になるのか」

まで確認しておいた方がよいと思います。
そして、入学時に聞いた金額から上昇する可能性も考えておいた方が安心です。

私立独自の教科書・教材にもお金がかかる

もう一つ、地味ながら負担になるのが教科書代です。
私立中学では、公立中学校とは異なる教科書や教材を使用することがあります。
娘の学校でも2年次に使用する教科書代として、4月に約60,000円が必要になりました。
毎月支払うものではありませんが、新年度はこうしたまとまった支払いが発生します。
授業料だけを見て、

「年間43,000円×12か月だから約52万円」

と計算していても、実際にはそれだけでは済みません。

「私立だから塾はいらない」と思っていた

ここからが、我が家にとって一番想定外だった部分かもしれません。
入学前、私立中学に対して、

「公立より面倒見がよく、学校でしっかり勉強を見てもらえるのでは」

という期待がありました。
また、休日には土曜講座があると聞いていたため、

「私立へ行けば、基本的に塾は必要ないだろう」

と考えていました。

「授業料は公立中学校より高くても、塾代が必要なければ、ある程度は相殺できるのではないか。」

そんな考えもありました。

ところが、実際に通い始めてみると、少なくとも娘の学校では、定期考査の点数が悪かったり苦手な単元があったりしても、個別の補習や補講が行われるわけではありませんでした。
土曜講座についても、先生が授業をして苦手な部分を教えてくれるというより、基本的には教室で各自が黙々と自主学習する形式でした。
もちろん、自分で計画を立てて勉強できる子には非常によい環境だと思います。

ただ、我が家の場合は、

「学校だけですべての学習を完結させるのは難しい」

という結論になりました。

集団塾なら安いと思ったものの……

そこで、まず考えたのが集団塾でした。
個別指導より費用を抑えられるためです。
ところが、実際に相談してみると、私立中高一貫校ならではの問題がありました。
塾から言われたのは、概ね次のような内容です。

私立・中高一貫校と地元の公立中学校では、使用する教材や授業の進度が異なるため、塾で勉強している内容と学校の定期考査の範囲が合わないことが多い

また、私立中学は学校から出る宿題自体が比較的多いうえ、塾からも宿題が出るため、学校と塾の宿題に追われてしまう可能性がある。

さらに、一般的な集団塾は高校受験を一つの目標としてカリキュラムが組まれているため、高校受験を予定していない中高一貫校の生徒の場合、通い続けるモチベーションを維持するのが難しく、結果的に辞めてしまうケースも少なくないとのことでした。

受け入れ自体は可能でも、

「中高一貫校の生徒には必ずしも集団塾が合うとは限らない」

という話でした。

個別塾は1科目・週1回でも月約2万円

そこで次に検討したのが個別指導塾です。
大手の個別指導塾をいくつか調べてみると、1対2~3人程度、1回80~90分、週1回という形式が多く、

1科目・週1回で月額約20,000円

というところが一つの目安でした。
これを2科目、3科目と増やせば、当然費用も増えていきます。
さらに我が家の場合、学校への通学だけでも地元の公立中学校より時間がかかります。
学校から帰ってきて、さらに塾へ移動して授業を受け、また帰宅する。
費用だけでなく、時間的・体力的な負担も気になりました。

我が家はオンライン家庭教師を選択

いろいろ検討した結果、現在はオンライン家庭教師を利用しています。
個人の先生にお願いしており、

週1回・1時間で月額14,000円

です。

現在のところ週1回ですが、今後、科目数や回数を増やすことになれば、当然この費用も増える可能性があります。
ただ、実際に利用してみると、オンラインには大きなメリットがありました。
それは、

通塾時間がゼロ

ということです。

夕食やお風呂を済ませ、あとは寝るだけという状態にしてから授業を受けることもできます。
多少遅い時間からでも、

オンライン家庭教師

授業終了

就寝

という流れにできるため、非常に効率的です。

また1対1なので、

「今回はこの単元を教えてほしい」
「次の定期考査ではここが範囲」

といった要望にも比較的柔軟に対応してもらえます。

私立中高一貫校のように、公立中学校とは教材や進度が違う場合には、この柔軟性は大きなメリットだと感じています。

一方で、デメリットもあります。
教えてほしい問題や授業内容を、事前にパソコンなどから先生へ送っておく必要があるため、その準備は地味に親の負担です。
とはいえ、塾への送迎や往復時間を考えれば、我が家では許容できる範囲だと感じています。

部活動だけで完結すると思っていた

そして、もう一つ予想外だったのが部活動です。
娘は硬式テニス部に所属しています。
私自身、入学前は勝手に、

「部活動に入れば、その中で練習して完結するもの」

と思っていました。

ところが実際には、部活動に加えて外部のテニススクールへ通っている先輩や同級生も多くいました。
そうなると、当然ながら我が子も、

「スクールに通いたい」

となります。
甘い親だとは思いますが、周りがスクールで練習している中、後輩や同級生にどんどん差をつけられるのも何とも……。
結局、我が家でも部活動とは別に、週1回程度テニススクールへ通わせています。

その費用が、

月額約7,500円

です。
「部活動だから学校の中だけで完結する」と考えていた我が家にとっては、完全に想定外の固定費でした。

自転車通学のはずが、今ではバスか送迎

通学費も同様です。入学当初、娘は自転車で学校へ通っていました。
そのため、毎月の通学費はほとんど考えていませんでした。
しかし、現在は送迎またはバスで通学することが増えました。
定期券を購入するほどではありませんが、それでもバス代などで、

月5,000~10,000円程度

かかっています。
天候や部活動、帰宅時間などもあるため、「自転車を買ったから3年間交通費はほぼゼロ」という当初の想定にはなりませんでした。

気が付けば、月7万円弱が固定費に

ここまでの毎月の費用を整理すると、

  • 学校への支払い:約43,000円

  • オンライン家庭教師:約14,000円

  • テニススクール:約7,500円

  • 通学費:約5,000~10,000円

合計すると、

月額約69,500~74,500円

です。

つまり、現在は長女一人だけで、月平均7万円前後がほぼ固定的な教育費として出ていく計算になります。

1年次と比較すると、

  • 学費 +3,000円

  • オンライン家庭教師 +14,000円

  • テニススクール +7,500円

  • 通学費 +5,000~10,000円

と、毎月3万円前後の負担増となりました。

年間にすると、これらの固定費だけでも80万円を超えます。

そして、これとは別に、

海外ホームステイ約72万円、国内研修約7万円、教科書約6万円

などのまとまった支払いがあります。

「年間100万円」は見ておいた方がいい

前回の記事では、私立中学3年間で300万円程度を最低ラインとして考えていました。
入学から1年が経過した現在も、感覚としては、

年間100万円以上は見ておかなければ厳しい

と感じています。
ただ、前回と大きく違うのは、その「100万円」の中身です。

入学前は、私立中学にかかるお金=授業料や学校行事など、主に学校へ支払う費用として考えていました。

しかし実際には、

学校の学費+学校外の学習費+部活動関連+通学費

まで含めて考える必要がありました。

さらに海外研修などが重なる年度は、年間100万円を大きく超えることになります。

まとめ|「授業料が払えるか」だけではなかった

あくまで我が家のケースであり、学校や家庭、子どもの性格によって必要な費用は大きく異なると思います。

また、娘が通っているのは地方の私立中高一貫校で、私立の中では比較的リーズナブルな学校です。

それでも実際に通わせてみると、入学前には見えていなかった費用が次々と出てきました。

特に私が想定できていなかったのは、

「私立だから塾はいらないだろう」
「部活動は学校の中で完結するだろう」
「自転車通学だから交通費はほとんどかからないだろう」

という部分でした。

実際には、どれもそう単純ではありませんでした。

もちろん、オンライン家庭教師もテニススクールも、学校から強制されている費用ではありません。
家庭の判断で削ることができる費用です。
だからこそ、私立中学の費用を考える際には、

「学校から提示された金額を払えるか」だけではなく、「入学後、子どもに必要なことや、やりたいことが増えたときに、どの程度まで対応できるか」

という視点も必要なのだと思います。

さらに、今後も物価上昇などによって授業料、教材費、研修費、交通費などが上がっていく可能性があります。

我が家もまだ中学2年生。

この先、高校へ進学すれば、また違った費用が出てくると思います。
地方の比較的リーズナブルな私立中高一貫校でも、実際にはこれくらいのお金がかかっている。

これから私立中学、中高一貫校への進学を考えているご家庭にとって、一つのリアルな事例として少しでも参考になれば幸いです。

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