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「カフェメニューDM」で、割引ゼロなのにヘアカラーが大反響だった話。

キャンペーンって、なんとなく「値引き」がセットになってるものだと思い込んでいました・・・

春だからトリートメント20%オフ、とか。 夏だからカラー¥500引き、とか。

べつに悪いわけじゃないんだけど、ずっとどこかに引っかかりがあってたんですよね。

「…お客さんって、本当に値引きを待ってるんかな?」

ある日、ふと思ったんです。

私たちって美容師だから、
「このお客さんにはこの色が絶対似合う」とか
「今の季節、この質感が気持ちいい」とか、なんとなく全部わかってるじゃないですか。

でもお客さんからしたら、自分がどこまで楽しめるか、ぜんぶ知らんよな~
って。

メニュー表を見ても、
「ハイライト」「グラデーション」って書いてあっても、
お客様自身が、それをやったらどうなるのかが想像できていないんですよね。
だから「いつも通りで」ってなる。

それって、お客さんが興味がないんじゃなくて、知らないだけなんじゃないかって。

で、どうすれば、もっとヘアスタイルを楽しんでもらえるか?
を考え出したのが

『値引きゼロのキャンペーン。』

やったのはシンプルで、
今のお客さんたちに似合う色を、
カフェのメニューみたいに並べた内容をDMで送る
こと、それだけ。

「ほうじ茶ラテカラー」「キャラメルミルクティー」みたいな名前をつけて、難しいカラー用語は一切なし。
"あ、なんかおいしそう" くらいの温度感で。

そして、DM自体もカフェのメニュー表みたいなデザインにしたんです!

白とベージュを基調にした、ふんわりナチュラルな色合い。
クラフト紙みたいな質感をイメージした紙に、
手書き風のフォントで色の名前が並んでて、
小さなボタニカルのイラストが添えてある感じ。

メニュー名の下には一言だけ、さらっと説明が書いてある。

「キャラメルミルクティー…やわらかなブラウンに、ほんのり甘さをプラス。秋の午後みたいな色。」

みたいな。

開いた瞬間に「なにこれかわいい」って思ってもらえるような、
読む前にもう雰囲気が伝わるDMを目指しました。

これ、大事だったなって今でも思います。

内容が良くても、手に取ってもらえなかったら届かない。
「読みたい」と思ってもらえる見た目が、最初の入り口だから。


反響、びっくりするくらいありました!

「私、何色になるんやろ?」
「これってどんな感じの色ですか?」
「私でもできますか?」

お客さんの方から、どんどん話しかけてくれるようになって。

しかも自分から聞いてくれるから、会話の流れがぜんぜん違う。
押しつけじゃなくて、一緒に考える感じになる。

値引きゼロで、これだけ動きが出たことにびっくりでした。


気づいたのは、
”お客さんが欲しいのは「お得感」じゃなくて「自分ごと感」”
だったんだってこと。

割引は"安くなる情報"だけど、カフェメニューは"自分が楽しめる情報"。

その違いって、地味に大きい。

値引きしなくていい、って言いたいわけじゃないんです。

ただ、伝え方と見せ方を少し整えるだけで、
お客さんとの会話がこんなに変わる
んだって知ってから、
キャンペーンを考えるのがちょっと楽しくなった。

何を引くか、じゃなくて、何を見せたら"自分ごと"になってもらえるか。

そっちを考える方が、なんか、しっくりくる。

今日も施術しながら、
「この人にはほうじ茶ラテより、もう少し深みのある色の方がいいかもな」とか考えてます。
それをそのまま言葉にするだけでいいんだと、サロンワークの変わるきっかけになりました。

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