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実は、セミナーが苦手でした…


セミナーが苦手だった。
……って言うと、
なんか勉強嫌いな人みたいに
聞こえるかもしれないけど、そういうわけじゃなくて。

技術のことや新しいメニューのことは、
むしろ自分から受けに行ってたし、
お店の中での練習や講習も当たり前にやってきた。
そこは全然苦じゃなかった。
ただ、授業みたいに受ける講習が、
どうにも苦手で。

なんでかって考えたとき、
たぶんこういうことだと思うんです。

内容のほとんどが、「知識」と「情報」で…
それ自体は、ちゃんとした内容なのですが、

でも受けながらずっと、こういう気持ちがよぎってたんです、

「……で、これ、お客さんにどうやって話すの?」

情報としては「へー」なんだけど、
それをお客さんに伝わる言葉に変換する作業、
誰も教えてくれないんですよね。
どのセミナーでも、どの講習でも。

知識はくれる。
でも「それをどう届けるか」は、セリフのようなマニュアルを提供される…

だから気づいたら、
「へー」ってなる前に
「どうやってお客さんに言うんだろう」って
なってる自分がいて。

美容師の私がそこでつまずいてるのに、
お客さんがすんなり「へー」ってなるわけないよな、って。
そのモヤモヤが、ずっとあった。

だから受けながら、
みんながメモしてるところで
「うーん、まだ刺さってない」って
なってることも多くて。笑 

自分の感情が動いた瞬間だけメモる、
みたいな受け方をしてたから、
ノートの端っこにちょこっとだけ書いてある感じ。

逆に、ワクワクしながら受けてたセミナーもちゃんとあって。

たとえば、
季節や気候が髪に与える影響の話とか。
体の調子が髪に出てくる話とか。
髪の状態を自分でチェックできるような話とか。
あとは、女性が「それ知りたかった!」ってなるような、若返りとか美容にまつわるネタ。

そういうのは受けながら頭の中で、
もう「あ、明日○○さんに話せる」ってなってる。

その感覚が好きだったんだと思う。
明日の誰かの顔が浮かぶ感じ。

だから気づいたら、自分なりのフィルターができてた。
「これ、お客さんに話せるかな?」
「自分がちゃんとおもしろいと思えるかな?」
そのフィルターを通ったものだけが、
ちゃんと自分の言葉になってたし、
お客さんに話したとき自然と会話が弾んでんですよね。

知識の量じゃなかったんだよな、
って今になって思います。

"どんな言葉に変換して、どんな順番で届けるか。"
そこが自分らしい形になっているのか?ってことでした。

そして今度は、自分が届ける側になる。
私みたいに「受けるの苦手だったな」って人にこそ、届けたいものがあります。

難しい知識を一生懸命インプットする場所じゃなくて、
「明日、あの人にこの話してみよう」

って思えるような時間
を作っていきたいなって。

自分が受けながら感じてた
”刺さらない感”を、そのままにしたくないから。

私自身がそれを体験してきたから、
苦手だったセミナーをやる側とて

サポートできたらいいなと思ってます。

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