「思い」まで届けてますか?
お客様の髪質や悩みを聞いて、
「じゃあこれがいいと思います」ってシャンプーやトリートメントを勧めるとき。
成分のこと、効果のこと、
なんでこれが合うのかっていう理由は、
ちゃんと説明してると思うんですよね。
「こういう成分が入ってて、こう働くから、
◯◯さんの髪には合うと思います」って。
でも、なんでそれを選んだのかっていう話ってしてますか?
その商品を、なんでうちで扱ってるのか。
どういう気持ちで入れたのか。
…っていう、そこまでの”思い”。
昔、雇われて働いてたときは、
お店に置いてある商品って、「オーナーが選んだもの」だったじゃないですか…
「うちはこれ扱ってるんで」って、
決められたものを、説明する感じ。
でも今は、自分で選んでる。
どのメーカーにするか、どの商品を信頼するか、
全部、自分で決めてるじゃないですか
だからこそ、そこにはちゃんと理由があるはずで。
たとえば。
そのメーカーの考え方に共感したとか、
開発者のこだわりに感化されたとか、
「うちのお客様には、こういうものが必要だと思った」とか。
実際に自分で使ってみて
「これだ」って思ったとか、
営業さんの話を聞いて
「この人たち、ちゃんとしてるな」
って感じたとか。
選ぶまでのストーリー、ありますよね。
でも、それって、意外と、お客様には届いてないかもしれない。
「こういう成分が入ってて、こう作用するから、
髪にいいんですよ」
って説明すること自体は、もちろん大事で。
でも、それって、
どこで買っても同じ説明になっちゃうんですよね。
ドラッグストアにも書いてあるし、
ネットにもレビュー載ってるし。
小さなお店で、
あなたから買う理由って、
そこじゃないんじゃないかなって思うんです。
今、美容メーカーって本当にたくさんあって、
メジャーなものからマイナーなものまで、選び放題。
その中で、なんでこれなのか。
その出会いとか、選んだ背景とか、
「こういうお客様に喜んでもらいたいと思ったから」っていう気持ちとか。
そこを、ちゃんと言葉にして、お客様に届けてもいいんじゃないかなって思うんです。
たとえば、こんなふうに
「◯◯さんの髪質に合うっていうのもそうなんですけど、私自身が
こういうお客様に使ってほしい』って思って
選んだものなんで、
もしよかったら試してみてほしいです」
みたいな。
“あなたから買う理由”って、
たぶん、そういうところにある気がするんです。
別に、商品を売りたくて言ってるわけじゃないんですよね。
でも、せっかく自分で選んで、
「これならお客様に喜んでもらえる」って
信じて扱ってるものだから、
その思いごと届けたほうが、伝わる気がするんです。
成分と効果だけだと、「商品の説明」で終わっちゃうけど、
思いまで話すと、「あなたから買いたい」に変わる。
それって、小さなお店だからこそできることで、
私たちが大事にしていいことなんじゃないかなって思います。
