4年間飼育して増えたもの、使わなくなったもの。


爬虫類を飼い始めて、約4年。
先日、飼育用品を整理していたときのことです。
棚の奥から、今ではほとんど使っていないケージや保温器具がいくつも出てきました。
小さいケージ。
キューブケージ。
パネルヒーター。
暖突。
どれも、以前は普通に使っていたものです。
「そういえば、最初の頃はこれを使っていたな」
そんなことを考えながら整理していると、4年間で飼育部屋も随分変わったことに気づきました。
生体が増えた。
ケージが増えた。
温湿度計やサーモスタットなど、環境を管理するための道具も増えた。
その一方で、飼育方法や環境が変わったことで、使わなくなったものもあります。
ただ、使わなくなったからといって、すぐに処分するわけでもありません。
今は使わなくても、新しく生体をお迎えしたときに使えるかもしれない。
今回は、爬虫類を約4年間飼育してきて増えたもの、そして使わなくなったものから、我が家の飼育環境の変化を振り返ってみようと思います。
最初は「必要そうなもの」を揃えていた
飼育を始めた頃は、当然ですが分からないことだらけでした。
ネットで調べたり、本を読んだり、ショップで話を聞いたり。
「これは必要らしい」
「これもあったほうがいいのかな」
そんな感じで、一つずつ飼育用品を揃えていました。
実際に使ってみなければ分からないものもあります。
使ってみて、
「これは使いやすい」
と思うものもあれば、
「自分の飼育環境には合わないな」
と思うものもありました。
今でも新しい用品を試すことはあります。
ただ、4年前と比べると、
「何となく必要そうだから買う」ことは少なくなった
ように思います。
飼育を続けるうちに、自分なりの基準が少しずつできてきました。
生体が増えれば、当然用品も増える
4年間で飼育する生体も増えました。
生体が増えれば、当然ケージも必要になります。
そしてケージが増えれば、
シェルター。
床材。
温湿度計。
照明。
保温器具。
給水容器。
掃除用品。
こうした周辺用品も一緒に増えていきます。
最初の頃は、
「生体を飼うために必要なものを揃える」
という感覚でした。
でも今は、
「その生体に合わせて環境を作るためのものを選ぶ」
という感覚に変わってきました。
同じ爬虫類でも、種類が違えば必要な環境は違います。
同じ種類でも、個体の大きさやケージのサイズによって使う用品が変わることもあります。
飼育数が増えるほど、用品も自然と増えていきました。
ケージも少しずつ変わった
4年間の中で、特に変化を感じるのがケージです。
現在は、GEX EXOTERRAのグラステラリウムなど、前開きタイプのケージを使うことが増えました。
給餌や掃除、レイアウト変更などの日常的なメンテナンスがしやすいからです。
飼育を始めた頃は、
「この生体が入るサイズか」
ということを一番に考えていました。
でも飼育を続けるにつれて、
生体が過ごせるスペース。
レイアウトの自由度。
掃除のしやすさ。
給餌のしやすさ。
こうした部分まで考えるようになりました。
ケージは毎日使うものなので、長く飼育していると、管理のしやすさもかなり重要だと感じます。
増えたのは「環境を管理するもの」
4年間で特に増えたと感じるのが、飼育環境を確認したり管理したりするための道具です。
サーモスタット。
温湿度計。
ペットカメラ。
遠隔操作できる機器。
飼育を始めた頃は、その場で温度計を見るだけでした。
今では、SwitchBotの温湿度計などを使い、外出先から温湿度を確認することもあります。
出張で家を空けることもあるので、ペットカメラなども飼育環境の一部になりました。
飼育用品というと、ケージやシェルターなど、生体が直接使うものを想像しがちです。
でも長く飼育していると、
生体そのものに使うもの以上に、環境を安定させるためのものが増えていく。
これは4年間で大きく変わったところだと思います。
その一方で、使わなくなったものもある
もちろん、増えたものばかりではありません。
4年間の中で、使わなくなったものもあります。
我が家の場合、特に目立つのが、
各種小さいケージ
キューブケージ
パネルヒーター
暖突
このあたりです。
ただし、
使わなくなった=悪い用品だった
ということではありません。
購入した当時は必要でしたし、実際に使っていました。
飼育環境が変わったことで、今は出番がなくなったものです。
小さいケージ
飼育を始めた頃は、小さいケージやケースも色々使っていました。
生体が小さい時期には使いやすく、設置スペースもそれほど必要ありません。
ただ、生体が成長したり、飼育方法を見直したりすると、少しずつ大きなケージを使うようになります。
ケージ内にシェルターを置いて、水入れを置いて、温度勾配を作って……。
そう考えていくと、
「もう少し広いほうが使いやすいな」
と思う場面も増えてきました。
結果として、以前使っていた小さいケージは、今ではほとんど使わなくなりました。
キューブケージ
キューブタイプのケージも以前は使っていました。
コンパクトで設置しやすく、限られたスペースにも置きやすいのが便利でした。
ただ、飼育を続けるにつれて、単純な置きやすさだけではなく、
生体が使えるスペースやレイアウトの自由度
も考えるようになりました。
横幅や奥行きがあるケージを使うようになると、シェルターや水入れなどの配置もしやすくなります。
そのため、現在ではキューブケージを使う機会もかなり減りました。
パネルヒーター
パネルヒーターも、以前はいくつか使用していました。
ケージの一部分を暖めることができるので、飼育を始めた頃から使っていた保温器具の一つです。
ただ、飼育する生体やケージが増え、飼育部屋全体の温度管理もするようになると、以前ほど使わなくなりました。
最初の頃は、
「このケージを暖めるには何を使うか」
という考え方が中心でした。
今では、
「飼育部屋全体の室温はどうか」
「ケージ内の温度差はどうなっているか」
「生体が普段どの場所にいるか」
なども含めて考えるようになりました。
その結果、今では使っていないパネルヒーターもあります。
暖突
暖突も、以前は保温器具として使っていました。
当時の飼育環境では必要だったものです。
ですが、ケージの種類や飼育部屋の温度管理方法が変わったことで、現在では使用する機会が減りました。
パネルヒーターも暖突も、用品自体が悪かったわけではありません。
その時の我が家の飼育環境には必要だったけれど、今の環境では出番が少なくなった。
というだけです。
飼育方法が変われば、必要になる用品も変わります。
4年間続けてきて、それをかなり実感するようになりました。
でも、なかなか捨てられない
使わなくなった用品が増えると、
「じゃあ処分すればいいのでは?」
とも思います。
でも、これがなかなか捨てられません(笑)。
理由は単純です。
今は使わなくても、新しく生体をお迎えしたときに使えるかもしれないから。
小さいケージなら、小さな個体を一時的に管理するときに使えるかもしれません。
キューブケージも、飼育する種類によっては再び出番があるかもしれません。
パネルヒーターや暖突も、今後お迎えする生体や冬場の環境次第では必要になる可能性があります。
新しい生体をお迎えすると、ケージだけでなく、色々な用品が必要になります。
そんなとき、棚の奥から以前使っていたものを出して、
「これ、そのまま使えるな」
となることがあります。
だから、まだ安全に使用できるものは予備として残しています。
「今は使わない」と「もう使わない」は違う
4年間飼育してきて、この違いは大きいと思うようになりました。
今は使っていない。
でも、
もう二度と使わないとは限らない。
新しい生体をお迎えするかもしれない。
一時的に別のケージが必要になるかもしれない。
冬場だけ追加の保温器具が必要になるかもしれない。
もちろん、劣化していたり、安全に使えない状態になっているものまで残しておくわけではありません。
特に保温器具などの電気製品は、安全に使える状態かどうかを確認することが大切です。
それでも、まだ問題なく使えるものなら取っておく。
その結果——
飼育用品置き場は、なかなか片付きません(笑)。
使わなくなったものも、無駄ではなかった
今では使っていない用品も、買ったこと自体が無駄だったとは思っていません。
小さいケージを使ったから、大きなケージの使いやすさに気づいた。
キューブケージを使ったから、自分がケージに求めるサイズや形が分かった。
パネルヒーターや暖突を使ったから、保温方法について色々考えるようになった。
実際に使ったからこそ分かることがあります。
そして、
「自分の飼育環境なら、どうするのが一番管理しやすいのか」
という基準も、そうした経験の中からできてきました。
最初から今の飼育方法だったわけではありません。
買って。
使って。
変更して。
また試す。
その繰り返しで、今の飼育環境になりました。
だから、使わなくなった用品も、ある意味では4年間試行錯誤してきた記録なのだと思います。
そして今では、園芸用品まで増えている
さらに最近は、爬虫類の飼育用品だけでは済まなくなりました。
植物を育て始めたことで、園芸用品も増えています。
メタルラック。
パネルLEDライト。
サーキュレーター。
鉢。
用土。
肥料や活力剤。
照度計。
気がつけば、爬虫類の飼育用品の隣に園芸用品が並ぶようになりました。
しかも、ラックや照明、サーキュレーターなどは、もはや飼育用品なのか園芸用品なのか分からなくなってきています。
4年前、爬虫類を飼い始めたときには、まさか同じ部屋に植物棚までできるとは思っていませんでした。
趣味を続けていると、物だけでなく興味の範囲まで増えていくようです。
4年間で増えたのは、物だけではない
こうして振り返ってみると、4年間で増えたのは飼育用品だけではありませんでした。
生体を見る時間。
小さな変化に気づくための視点。
用品を選ぶときの基準。
そして、
「自分の飼育環境では何が必要なのか」を考える力。
飼育を始めた頃は、とにかく調べながら用品を揃えていました。
今では、
「これは本当に必要か」
「今あるもので代用できないか」
「この生体には、どんな環境が合っているか」
と考えてから用品を選ぶことが増えました。
4年間で物は増えました。
でも、それ以上に、
物を選ぶ基準が増えた
のかもしれません。
使っているものも、使わなくなったものも4年間の記録
今の飼育部屋には、毎日使っている用品があります。
その一方で、棚の奥には、小さいケージやキューブケージ、パネルヒーター、暖突など、今は使っていない用品も残っています。
昔は使っていたもの。
今も使っているもの。
4年間で新しく増えたもの。
そして、今は出番がなくなったもの。
改めて並べてみると、
その時々の飼育方法が、そのまま物として残っている
ように感じます。
これから新しい生体をお迎えすれば、また飼育用品は増えるかもしれません。
今使っている用品が、数年後には使われなくなっているかもしれません。
反対に、棚の奥で眠っているケージや保温器具が、また活躍する日が来るかもしれない。
だから、飼育用品はなかなか減りません。
でも、それも含めて4年間飼育を続けてきた結果なのだと思います。
増えたものも、使わなくなったものも、全部まとめて4年間の飼育の記録。
飼育用品を整理しながら、そんなことを改めて感じました。
